インタビュー「これが私の原体験」ワクワクドキドキの 育ち方・育て方
第一線で活躍している3組にインタビュー。自身の幼少時代の体験がどう今につながっているのか、また今後子どもたちの夢のために何をしていきたいのか…。
未来を担う子どもたち、子どもたちを育むママ・パパへエールを送ります。
ゆりやんレトリィバァさん [芸人・女優]
「小3のときに 『できないことってない』 と確信」
大人の想像以上に実は子どもはクール?
─ どんなお子さんでしたか?
恥ずかしがり屋な一方で、大人びた一面もありました。絵をワザと下手に描いてかわいらしく見せたり、大人に教わるときに初めて知った風を装ったりなど。なので、実は子どもは大人が思っているより、ずっと分かっていて、クールに物事を見ているのでは…と考えています。
─ ご家庭はいかがでしたか?
毎晩父に、私と姉が今日の出来事を話す習慣があり、自然に家族の会話がある家庭だったと思います。母は基本、父を立てるタイプ。ダジャレ好きな、明るい人でした。父は厳しくて、自分の意見を曲げない人。反抗しても自分が疲れるだけ。そのせいか反抗しない人生を歩んできた気がします。最近ようやく反抗しようと思い立ち、何でも相談するのではなく、自分で決めていこうと!
─ 数々のお笑いの大会で優勝、全米デビューもされています。そのチャレンジ精神の源に思い当たることは?
小学校3年生のときの運動会で障害物競走があり、その中に鉄棒があったんです。でも、クラスで私だけが鉄棒ができなくて。それが悔しくて、休み時間、放課後、休日、ずっとずっと練習しました。とうとうできるようになったとき、「できないことってないんだ」と、感じたのを覚えています。
─ 今後について教えてください。
5歳の甥、3歳の姪がかわいくて。よくテレビ電話で話をしています。いつか子どもたちにも来てもらえるライブを企画したいです。あとは、アメリカに行って仕事をしたい! 「こうならなければ」と決めつけず、そのときそのときに自分がやりたいと思ったことへチャレンジしていきたいです。
プロフィール
2013年NSC大阪校35期生・首席卒業。2017年「第1回女芸人No.1決定戦 THE W」優勝、2021年「第19回R-1グランプリ」優勝。2023年公開Netflixのドラマ「極悪女王」では、主役のダンプ松本を演じる。現在、日本ツアー中。12/9(金)福岡、12/11(日)宮城、12/16(金)東京で公演予定。FANYチケット他で、チケット販売中。
スバにぃ(木村昴さん) [おはスタメインMC・声優]
「児童劇団が面白くて。一度も休まずに通っていました」
楽しいと思うことに全力でトライしてほしい
─ どんなお子さん・ご家庭でしたか?
お調子者で、友達を笑わせるのが生きがいでした。母はドイツでソリストになり、女手一つでぼくたちを育ててくれたガッツのある人。豪快で、例えばごはんで服を汚しても笑って写真を撮ってくれました。怒るのではなく、自分で考える余地を与えてくれるような育て方で、おかげで良い悪いの区別が自分でつけられるようになったと思います。
─ 特に印象に残っていることは?
ぼくが嘘をつくと、母が倒れるフリをするんです。「嘘のせいで倒れちゃった!」と慌てて謝って。それを繰り返していたら、嘘をつかなくなりました。今でも嘘をつくのは苦手です。
─ 人生のターニングポイントは?
ドイツで生まれて7歳で日本に来たので、最初は日本語が話せませんでした。そこで母が、日本語スクールなどではなく児童劇団に入れてくれたんです。それが面白くて! レッスンは一度も休まず参加して、日本語も覚えました。オーディションを受け、10歳でおはスタに出演しました。
─ スバにぃとして、大事にしていることは?
おはスタのこだわりは、生放送であること。朝の時間を共有している感じが、すごくステキだなと思います。嫌なことがあった翌日でも、おはスタを見て明るい気持ちになってもらいたいです。
─ 最後に、子どもたちへのメッセージをお願いします。
可能性は無限大! ぜひ自分が楽しいと思うことに全力でトライして、いつか自分の宝物になるようなものに出合ってほしいです。あと、母ちゃんの言うことはきちんと聞くんだぞ!
プロフィール
10~11歳時におはキッズとして「おはスタ」に出演。その後主に声優として活躍し、2020年に「おはスタ」メインMCに就任。「おはスタ」(テレビ東京系列6局ネット/放送=毎週月~金曜の7:05~7:30)は今年25周年を迎えた視聴者参加型の子ども向け生放送番組。話題のホビーやアニメなどの最新情報を発信。「TVer」「ネットもテレ東」で見逃し配信中!