子どもがハマった「水耕栽培」1週間で収穫できて食べられる!
親子で過ごすおうち時間、何をして楽しんでいますか? わが家で7歳と5歳の子ども達とハマっているのが「水耕栽培」。
水耕栽培とは、その名前の通り土を使わず「水で栽培をする方法」のこと。小さなスペースさえあればどこでも簡単に栽培でき、植物の成長が早く、管理がラクなので初心者にもおすすめ。今回は、わが家でトライしている4種類の水耕栽培を紹介します。
牛乳パックで作る簡単プランター
まずは野菜を育てるプランターを作ります。100円ショップやホームセンターなどでも手軽に購入できますが、手作りすると楽しさと愛情が倍増します!
フルーツや野菜の入ったプラスティックのカップや牛乳パックなどに、リボンやおしゃれな紙を貼り、自分だけのプランターを作りましょう。
いろいろ試してみて子どもと一緒に作るなら扱いやすく、処分がラクな牛乳やヨーグルトのパックがおすすめです。
1週間程度で食べられる【スプラウト栽培】にトライ!
子どもは種子をまくと、早くその成果を見たいもの。わが家の子ども達も1日に何度も成長を確認しに行っています(笑)。
親としても一刻も早く喜ぶ顔が見たいと思い、選んだのはスプラウト系! 豆類や野菜の種子などを発芽させた食用新芽のことで、種子に凝縮された栄養と光合成によって成長した野菜の栄養を併せもっています。身近な食材では、モヤシやカイワレ大根、豆苗などもスプラウトにあたります。
今回は1週間程度で収穫できるブロッコリースプラウトの育て方を紹介します。
ブロッコリースプラウトの育て方
《材料の準備》
・種(新芽を食べるので薬剤処理されていないものをおすすめします。種の袋の裏面「スプラウト栽培用の種」であることを確認してください)
・プランター
・キッチンペーパー、スポンジ、ティッシュなど
・アルミホイル
・霧吹き
《育て方》
1. 種をまく
プランターの底にスポンジやキッチンペーパーなどを敷き、しっかり濡れるまで水を入れ、その上に種が重ならないようにまきます
2. 発芽させる
暗い場所に置き(アルミホイルで光を遮断してもよい)、種がしっとり濡れるまで霧吹きなどで水をあたえます。根が張れば直接容器に水を注ぎ、毎日取り替えます。
3. 緑化させる
5~6cmになり双葉が開いたら日当たりのよい窓際に移動して、緑化させます。緑化させることにより栄養価もアップします。
4. 収穫
1週間から10日ほどで収穫時期になります。使う分だけを収穫し、付着した種皮を取り除き流水できれいに洗ってから食べてくださいね。
野菜のあまり部分で栽培する【リボーンベジタブル】
リボーンベジタブルとは、普段は捨ててしまいがちな野菜の余った部分を水につけて栽培し、再利用するというものです。
種や苗を買う必要がなく、皿やコップなどを使って手軽に始められるので節約にも。プランターに水をはり、野菜の根っこやヘタの切り口を浸けるだけなのでとても簡単! わが家では豆苗、パイナップル、アボカドを栽培中です。
【豆苗】
根から2~3cm上に出ている脇芽を残してカットし、豆が水の上に出て、根の部分のみが浸る程度に水を入れます。1週間程度で再生した豆苗を食べることができます。
【パイナップル】
パイナップルをまるごと買ったら、写真のように芯の部分を残し、水に浸けます。根が出たら土に植え替えると2~3年後に実がなるそうです。観賞用にもおすすめですよ。
【アボカド】
アボカドの種を取り出しきれいに洗います。頭(ツンと尖っている)とお尻(ちょっと平たくなっている)を確認し、3本くらい爪楊枝をアボカドの側面に刺して容器の縁にひっかけて水に浮かせるとよいです。
一緒に育てることで親子の楽しみと会話が増えた!
わが家では、子どもと一緒に霧吹きで水をあげ、植物の成長について話し合うのを日課にしています。子どもたちは目を輝かせて「見て!見て!一晩寝たらもう芽が見えだした!」、「スプラウトは、お水しか飲まないから痩せてて小さいの?」、「スプラウトはお日様が好きだから太陽の方を向いて成長するのかな」など、思ったことや発見したことを語ってくれて本当に楽しそう。
そしてほとんどの野菜が苦手な娘達もおそるおそる口に入れてみて「うん!これなら食べられる」と興味をもちだしました。また、親子で共通の趣味が増え、親子の会話もより弾むようになりました。
手軽な水耕栽培でおうち時間を楽しく充実したものにしてみませんか。