【トラブル防止】子どもの傘の選び方、入学前に練習が必要な理由
小学校教師になって21年目、2児の父親(10歳の息子、3歳の娘)です。
1人目の子どもが小学校に入学してから、
「しまった!」「先生、ごめんなさい!!」と後悔したことがありました。
それは、雨の日に、傘をあまり持たせずに育ててしまったことです。
(上の写真は、3歳の娘が傘を差して歩く練習をしているところです。)
雨の日は、防水カバー付きのママチャリに息子を乗せて、送り迎えに行ったり、休日のお出かけしたりしてきました。
防水カバーから息子を出して歩くときは、私が傘を差して息子が濡れないように歩きました。
傘を差して歩かせると転んで危ないかも・・・、車や自転車とぶつかるかも・・・、と思ったからです。
だから、雨の日は、傘でなく、カッパを着せて、長靴を履かせていました。
私が勤務している小学校で4月、雨の日がありました。
朝、子どもたちが雨の中、登校してくる様子を見ていると、
うまく傘を閉じられなかったり、くるくる巻けかったりできない1年生の子どもが何人もいました。
手伝っているとき、
「あっ、息子もできないかも・・・」
と気づきました。
入学までにお子さんに繰り返しさせておかれた方がいい「傘」体験を3つ紹介します♪
(1)傘をさして歩く
小さい子どもって、本当に前を見て歩いていません・・・。
息子が園児だったころ、コンビニで買い物をしてからコンビニを出るとき、左右を確認せずに飛び出して
走ってきた自転車にひかれそうになったことが何度もありました。
前を見て歩く、横断歩道では左右を確認してから歩く、大人にとって簡単なことでも
小さい子どもにとっては難しいことです。
地域によって、子どもの登下校の仕方は違うかと思います。
私の地域では、3年ほど前から集団登校がなくなり、子ども一人ひとりで登校するようになりました。
下校もです。
私も妻も仕事で、登下校に付き添うことができません。
3歳の娘は今から少しずつ傘をさして歩く練習を始めました。
いきなり道路を歩かずに、自宅マンションの廊下を傘をさして歩く練習をしています。
(ご近所に迷惑にならないように。)
傘を持つことができて、とても嬉しそうな娘の表情に癒されます♪
小さなお子さんにどんな傘を持たせようか悩まれる親御さんもおられるかと思います。
「雨の日は薄暗いし、特に冬は夕方になったら暗くなるから、透明な傘よりビビットなカラーの傘がいいなか~。」
「学校は子どもがたくさんいるから、すぐに自分の傘が分かるように特徴的な色やデザインがいいかな~。」
「色つきの傘より、透明な傘の方が、前が見えて安全に歩けるかな~。」
と、傘1つで色々、考えられるかと思います。
写真の傘は、妻が選んでくれた傘です。
カラーだけど、透明な部分もあって前を見やすくなって安全性もあります。
(2)傘を開く、閉じる
上の写真は、使い終わった傘を閉じようとしているところです。
傘を開く、閉じるが小さな子どもには、とっても難しいです。
傘を開くのは、ワンタッチのボタン式だと簡単ですが、勢いよく開くので、傘の芯が目に当たらないように注意する必要があります。
まわりに人がいないかの確認も必要です。
一番、難しいのが、傘を閉じることです。
力が小さな子どもは、片手で傘を閉じることができないです。
そこで、娘のように両手で傘を閉じます。
(娘なりの方法です。何回か試行錯誤して自分で見つけるのもいいかなと思います。)
慣れてきたら、もう少し大きくなったら片手で閉じられるようになるかと思います♪
(3)傘を巻く
上の写真は、使い終わって閉じた傘をクルクル巻いているところです。
使い終わった傘を巻くことは、大切なマナーでもあります。
巻かないまま傘を傘立てに立てると、スペースをとって他の人に迷惑になります。
また、開いたまま歩くと、まわりの人に傘の芯が当たってしまうこともあります。
特に、学校のように、たくさんの子どもがいるところは危険です。
保育園や幼稚園のときは、親が送り迎えするところが多いかと思います。
私のようにママチャリでの移動が中心の場合、お子さんが傘を差す経験は少ないかと思います。
力が小さなお子さんは、ボタン式よりもマジックテープ式の方が、巻くのが簡単かと思います。
ボタンをカチッと留めるのって案外、難しいです。
(4)まとめ
3つの「傘」練習を紹介させていただきました。
(1)傘をさして歩く。
(2)傘を開く、閉じる。
(3)傘を巻く。
いきなり、道路で練習したり、雨の日に練習したりするのは危ないかもしれません。
雨の日は、こちらも傘を差すので余裕がなくなるかもしれません。
雨でない日に、転んでも痛くないところで練習するのがおすすめです。
慣れてきたら道路で練習し、それも慣れてきたら雨の日デビューしてみてください♪
男の子は傘を持たせると、剣にしてチャンバラ遊びをしてしまうかもしれません。
それと、雨の日に傘を差して歩くと、傘をまわして雨粒を飛ばすのを楽しんでしまうかもしれません。
まわりの人に迷惑をかけないように事前に教えてあげることが、
入学後の友達同士のトラブルを未然に防げることにつながるかと思います。