子どもの友達関係が不安…心配しすぎずおおらかにママ自身の心を見つめて

子どもの友達関係が不安…心配しすぎずおおらかにママ自身の心を見つめて

だんだんとあちこちで紅葉が見られるようになってきました。今はSNSのおかげで、あちこちの紅葉の様子が見られてありがたいですね。でもやっぱりリアルにはかないませんから、深呼吸しながら紅葉を見に行く機会を作りたいと思います。

子どもの友達関係は「心配しないで大丈夫」

さて今月は「子どもの友達関係が心配」というお悩みについてです。ざっくり過ぎて難しい(笑)のですが、どんなパターンがあるのか、想像してみましょう。

1.友達ができないのではないかと心配
2.仲良しグループの子たちに仲間外れにされているようで心配 
3.いじめにあっているようで心配

2.と3.は被るかもしれませんが、違いは、それまでは仲良しだった友達からされているのか、そうでないのかです。
まず結論から言えば、心配しないでください(笑)。
私のコラムでは頻繁に書いていると思いますが、ママが心配する波動(エネルギー)、つまりネガティブな波動を出すと、それがお子さんにも影響して、マイナスに感じるような現実を引き起こしやすくなってしまうからです。

大事なのはプラスの状況のイメージ

1.2.3.ともに、「こうなったらいいな」という状況をイメージすることが大事です。
1.の場合、それはお子さんの不安ではなく、あなたの不安ではないですか? お子さんはそんなことをちっとも心配してないとしたら、それはあなたの中に「不安の種」があるのかもしれません。
ご自身の幼少期に友達ができなくて寂しい思いをしたとか、もしかしたらご両親との関係で悲しい思いをしていたとか、そういうことです。そしてあなたの中に、「友達が多い方がいい」「友達がいないのはつらい」という思い込みがあるかもしれません。友達は多い方がいいとは限らないし、友達がいなくても他で満たされて幸せであれば、本当は問題ない話です。
有名な発明家や芸術家は、友達がたくさんいたという感じはあまりしませんよね? 他の子たちが興味を持たないようなことにあきれるほど熱中、没頭した結果が発明や芸術になっていると思いませんか? そしてその熱中、没頭する時間が彼らには何より幸せな時間だったのだと思います。
ましてや小学校の低学年であれば、まだ友達よりもママが好きな年齢です。ママがたっぷり無条件の愛を注いでいれば、その子は自分を愛せるでしょうから、そのうちお友達はできるでしょう。しかも自分を愛しているとってもいいお友達が!

仲間外れは嫉妬心からくることが多い

2.の場合、これも低学年のうちはさほど長続きもしないでしょうから、やはり心配は無用だと思います。そして仲良しの中での仲間外れは嫉妬の場合が多そうです。つまりあなたのお子さんにステキなところがある、ということですよね。
もしそんな理由に心当たりがあるのなら、お子さんがせっかくの強みを卑下に変えてしまわないように、ママはその強みを認め続けてあげてください。そしてお子さんもママも、その仲間外れにしている相手のよいところを見つけてフォーカスしてみてください。
相手に伝えなくてもいいです。その子をイメージして、よいところをほめる、愛を送るイメージです。嫉妬する側こそが、自分を愛せていない、愛が足りていない状態の場合が多いです。
本当はその子の親御さんが、その子を無条件に愛することをたっぷりしてあげるのが一番いいのですが、そんなことを思うのはもちろん、伝えるのも余計なお世話になりますから、自分たちがやれることをやるだけで大丈夫です。

プラスのエネルギーを送りましょう

そして3.も同じ、そのいじめっ子に向けて、あなたのハートから愛のエネルギーを送ってあげてください。あなたが相手のお子さんに怒りや憎しみのエネルギーを送ってしまうと、相手のネガティブエネルギーはますます強くなってしまいます。ネガティブなエネルギーを受けて、ネガティブなエネルギーを返したら、どっちもどっちになりますし、そのエネルギーは消えるどころかどんどん大きくなってしまうでしょう。マイナスエネルギーはマイナスエネルギーでは消せません。マイナスエネルギーを消せるのはプラスのエネルギーだけです。つまりは愛です。

わが子にたっぷりの愛情を注ぎ、自身のケアも

意地悪をする子、いじめをする子、どちらも自分を愛せていない可能性が高いのです。そういう子だと思ったら、あなたの気持ちも変わりませんか? そしてやっぱり一番大事なことは、わが子に対してたっぷり無条件の愛を注ぐことです。
具体的には、話を否定せずにしっかり聴いてあげること、「大好きだよー」「大丈夫だよー」などの言葉を頻繁にかけてあげること、ハグをしたり、スキンシップを多めにとってあげること、安心してリラックスできるように、家庭内を明るくあったかい雰囲気に保つこと、そのためにママが笑顔でいることです。
そうしようと思ってもどうしても心配で仕方がない場合は、最初に書いた通り、あなたの中の痛み、不安の種をいやすことをお勧めします。それがインナーチャイルドヒーリングです。
子育てママの心をいやすことは、あなたの子育てをラクにするだけでなく、お子さんにとってもパパにとってもプラスになり、家庭に穏やかさをもたらすとても大事なことなんですよ。どうぞご自身のケアも忘れないでくださいね。

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
1児の母。名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。
26歳で出産、3年間の専業主婦、自営手伝い、自宅での学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。
2009年、ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで、東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。
2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した、株式会社プレシャス・マミーを設立。
全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。
現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。
2020年2月よりwebにて「絶対子育てを失敗したくないママのための能力開花塾」を開始。
著書に「東大脳は12歳までに育てる!」「東大脳が育つ魔法の言葉」他2冊あり。

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