妻から見たよしお兄さんはこんなパパ!? 子どもとの過ごし方アイデア満載

妻から見たよしお兄さんはこんなパパ!? 子どもとの過ごし方アイデア満載

NHKの子ども向け番組で14年間、体操のお兄さんを務めてきた小林よしひささん。パパとなった今、お兄さんとは違う形で子どもとの関わりを満喫中! 自身の子どもとどう関わっているか、夫婦の関係まで、お話を聞きました。子どもとの向き合い方のヒントが満載ですよ!

奥様によると、よしお兄さんはこんなパパ

――奥様と育児について話していて、言われたことや、気づかされたことはありますか?
小林)夫婦二人とも「子どもの主体性を伸ばす」という考えは同じですね。子どもの話をちゃんと聞いて、物事を進めていきたいと思っているので、お互いそれに気をつけながら、指摘しあいながら、子育てをしていると感じています。
ただ、「パパは、あまり怒らないからズルい!」とはよく言われます(笑)
――そうですね、それは確かにズルいかもしれません(笑)。まったく怒らない優しいパパなのですか?
小林)仕事もあるし、限られた時間しか子どもと接することができないので、一緒にいるときは怒らないようにしたいと思っているんです。もちろん危険なことや、やってはいけないことは怒るんですけど、それ以外のことについては怒らないようにしていますね。たいていは大人が作ったルールから子どもがはみ出してしまって、怒られていることが多いと思うんですよね。
例えば朝、早くしてほしいのに、やってくれなくて怒るようなときは、大人が前倒しで準備しておけば怒らなくて済む。だから私は余裕をもって接することで、怒らなくて済むようにしています。長い時間一緒にいられないからこそなので、そこも妻からしたらズルいと思うところかもしれないです。
仕事が落ち着いているときは、妻には自分の時間を作ってもらうようにしています。先日も娘と動物園に行って、1日遊んで帰ってきたのですが、その間に美容院に行ってもらったり、好きなことをする時間を極力作るようにしているつもりです。

料理が好きだから、娘にも好きになってほしい!

――家事の部分で小林さんがしていることはありますか?
小林)実は幼児食インストラクターや食育アドバイザーの資格も持っているくらい、料理が好きです。昨日も夕飯を作りましたね。外出して疲れていたので、夕飯作りが億劫だったんですけど、おなかがすきすぎると子どももキゲンが悪くなっちゃうので、スーパーでピザ生地を買って、子どもと一緒にピザ作りをしながら夕飯を作ってみました。子どもも喜んでくれて、妻からも「これはパパじゃないとできないことだね、ありがとう!」とほめられて、うれしかったです。
――読者のママたちがうらやましくなる話ですね! そういうアイデアが浮かばない人も多いのでは?
小林)妻にも「よくそんなこと思いつくね!」と言われます。娘に「夜ごはん何食べたい?」って聞いたら「パン!」って言ったんですよ。ピザもパンだしいいかなと。具材だけ用意しておいて、のっけてもらえばいいので、遊べるし、ごはん作りにもなるのでオススメですよ。
――子どもと「食育的」なことをやろうとして、粉からうどんを作るみたいな大掛かりな方向に行っちゃう人もいますよね
小林)そういうこともありますよね、いつ食べられるのかなっていう(笑)。ピザはラクですよ。適度に子どもも参加できて、楽しくごはんが食べられるのがいいですね。
――料理が好きということですが、どのくらいの頻度で作っているのですか?
小林)作れる時間があるときは、ほぼ私が作っています。料理上手な母の横でいつも、お手伝いしながらやっていて、それが楽しかったので娘にもやらせたいなと思っています。
最近は朝、娘とみそ汁を作っています。パックのだしを入れて、野菜を切って入れて、みそを溶いて…と、3つの作業をやってもらうんですけど、そうすると飲んでくれるんですよ。朝からコミュニケーションもとれるし、丁度いい感じですね。
――料理は危ないことも多いし、倍の時間がかかることも。子どもが手伝うことでイライラしてしまう人も多いと思いますが…
小林)私自身は料理が好きだから、娘にも興味をもってほしいと思っていて、小さいころから抱っこしながらやらせていたので、そんなにジャマだとは思わないんですよ。むしろ、しっかり覚えてほしいと思っています。包丁もよく切れるものを持たせてやれば、危ないということも理解してくれます。むしろ見てないところでやられるより、見ているところでやってほしいと考えています。危険なこともやってみないとわからないですから。

――完璧すぎるパパですが、奥様に意見の相違などで叱られてしまうことはないですか?

小林)服のセンスですね(笑)。子どもの服はだいたい妻が準備してくれるんですけど、たまに私が準備したときは総取っ替えされます。多分センスが悪いんでしょうね…。自分の服もそうなんですけど、朝、そっと別のTシャツが置かれていたりするので…。自分でもよくわからないので、そこは従っています。

――4月から娘さんは幼稚園・年少さんになったんですよね?

小林)はい、これまでの生活と違い、妻が仕事復帰し、娘が幼稚園入園と生活スタイルも変わったので、妻のサポートもしていかないといけないなと思っています。

子どもと遊ぶのが上手なだけでなく、料理も上手な小林さん。完璧なパパですが、奥様との貴重なお話には親近感を持った読者も多いのでは? 次回は幼稚園生になった娘さんとのやりとりについて紹介したいと思います。8月中旬頃公開予定、お楽しみに!

話を聞いたのは

小林よしひさ
1981年、埼玉県生まれ。日本体育大学卒業。2005年~2019年NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」体操のお兄さんを歴代最長14年間務める。卒業後も得意な料理や運動能力を生かし、バラエティ番組、CM等で活躍。
子ども向けイベント、体操指導など活動の幅を広げる。YouTubeチャンネル「よしお兄さんとあそぼう!」も人気。「第10回イクメンオブザイヤー2020」芸能部門受賞

ライター

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&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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