先生が選ぶ!おすすめ「読み聞かせ絵本ランキング」小学1年生編

先生が選ぶ!おすすめ「読み聞かせ絵本ランキング」小学1年生編

「読み聞かせは、想像力や感情豊かにするためにおすすめ」というのはよく聞く話。お子さんが小さなころから読み聞かせをしてきたパパやママは多いと思います。さて、わが子が小学校に入学したら、どんな絵本を読み聞かせていますか? 幼い時と違って、どんな絵本なら楽しんでくれるのかが分からない…と感じていませんか。
そこで今回は小学校の先生に1年生に読み聞かせをするのにおすすめの絵本を聞きました。1位~10位のランキング形式にして紹介します。
回答数:小学校教諭 153人

第1位『いいからいいから』長谷川義史

圧倒的1位だったのは、長谷川義史さんの『いいからいいから』でした! 聞いている子どもたちはもちろん、読んでいる側も肩の力が抜けて前向きになる1冊です。シリーズもので、全部で5冊あります。

『いいからいいから』 長谷川義史/絵本館

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第2位『りんごかもしれない』ヨシタケシンスケ

「ヨシタケシンスケさんの本はすべてよくて選べない!」なんて声があるくらい大人気! その中でも「小学1年生には『りんごかもしれない』がおすすめ」という先生が多かったです。ちなみにわが家は『ふまんがあります』を持っていて、娘のお気に入りの1冊になっています。

『りんごかもしれない』 ヨシタケシンスケ/ブロンズ新社

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第3位『しゅくだい』宗正美子(原案)、いもとようこ(文・絵)

「授業参観で読みました」という先生も。絵本では、先生が出した宿題に子ども達が大騒ぎ! 一体どんな宿題だったのでしょうか。この1冊を通して親子のコミュニケーションもとることができますよ。

『しゅくだい』 宗正美子(原案)、いもとようこ(文・絵)/ひさかたチャイルド

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第4位『どうぞのいす』香山美子(作)、柿本幸造(絵)

道徳や国語の教科書に掲載されていることもある、とても有名なお話。園で読まれることも多いと思います。クラスで読み聞かせをした先生達からは、「読んだあとに、クラスがほっこり温かい雰囲気になります」という感想も。

『どうぞのいす』 香山美子(作)、柿本幸造(絵)/岩崎書店

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第5位『おまえうまそうだな』宮西達也

「名作!」「盛り上がる!」「男の子ウケ抜群!」の声が挙がった1冊。恐竜好き、生き物好きな子どもは特に大好きな1冊です。シリーズ展開されているので、お子さんが気に入ったらほかのものも読んであげるとよいかもしれません。

『おまえうまそうだな』 宮西達也/ポプラ社

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第6位『ぼちぼちいこか』マイク・セラー(作)、ロバート・グロスマン(絵)

「入学後、小学校生活が始まったばかりの頃に読むのがおすすめ!」という声がとても多かった1冊。確かにスタートの際に読むと安心感を与えてくれると思います。とはいえ、いつ読んでもなんだかホッとさせてくれる絵本です。

『ぼちぼちいこか』 マイク・セラー(作)、ロバート・グロスマン(絵)/偕成社

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第7位『おおきくなるっていうことは』中川ひろたか(文)、村上康成(絵)

「入学式に読みました」「1年生が終わるときに読んだ!」という先生達が多数。節目節目に読み、「大きくなるということ」「成長の喜び」を実感できる絵本です。

『おおきくなるっていうことは』 中川ひろたか(文)、村上康成(絵)/童心社

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第8位『これはのみのぴこ』谷川俊太郎(作)、和田誠(絵)

リズム感がとてもよい1冊。先生達いわく、「読んでいるうちに子どもたちが一緒になって声を出してくれる」のだとか。読んでいる大人もそのリズムにハマる、さすが谷川俊太郎さん!と思う名作です。

『これはのみのぴこ』谷川俊太郎(作)、和田誠(絵) 谷川俊太郎(作)、和田誠(絵)/サンリード Amazonで買う

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第9位『ねえ、どれがいい?』ジョン・バーニンガム(作)、松川真弓(訳)

読み聞かせていると、子どもたちも一緒になって想像力を広げてくれるのでとても盛り上がります。シリーズとして『またまた ねえ、どれがいい?』もあります。

『ねえ、どれがいい?』 ジョン・バーニンガム(作)、松川真弓(訳)/評論社

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第10位『オレ、カエルやめるや』デヴ・ペティ(文)、マイク・ポルト(絵)、小林賢太郎(訳)

もっとかわいくてフサフサの動物になりたい、生意気でかわいいカエルのユーモア絵本。「子どもたちが喜びます!」「シリーズで好きです」との声が多数でした。面白いだけでなく、読んだ後にほっこり温かい気持ちになる1冊です。

『オレ、カエルやめるや』 デヴ・ペティ(文)、マイク・ポルト(絵)、小林賢太郎(訳)/マイクロマガジン社

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そのほかおすすめで上がったものはこちら

『あらまっ!』ケイト ラム(作)、エイドリアン ジョンソン(絵)、石津ちひろ(訳)/小学館
『教室はまちがうところだ』蒔田晋治(作)、長谷川知子(絵)/子どもの未来社
『おこだでませんように』くすのきしげのり(作)、石井聖岳(絵)/小学館
『ノラネコぐんだんシリーズ』工藤ノリコ/白泉社
『11ぴきのねこシリーズ』馬場のぼる/こぐま社

読み聞かせ本選び3つのポイント

■大きな絵のもの
見やすくて、子どももお話の世界に入り込みやすいです。大型絵本や紙芝居などを学校では使用することがあるのも、この理由です。

■季節を意識したもの
読み聞かせを通して季節感を味わうことも大事にしたいですよね。9月なら十五夜の話などもよいかもしれません。

■迷ったら昔話!
昔話は必ずオチがあり、わかりやすいので、低学年も楽しみながら聞くことができるものが多いです。何を読み聞かせるか迷ったときは、昔話を選んでみてはいかがでしょうか。

読み聞かせで親子の時間を

読み聞かせの時間をとることで、親子のコミュニケーションの時間が生まれます。また今まで触れたことのなかったようなお話に触れて、興味の幅が広がるかもしれません。
学校現場でも、特に1年生を担任する際は読み聞かせの時間を定期的にとり、ホッとする時間を作るようにしています。そんな先生たちのおすすめ絵本、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ライター

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ママ先生 ゆきこ先生

小学校教員として9年間勤務し、現在は非常勤講師。小学6年生と2歳児のママ。Instagramでは、「心がちょっと軽くなる職員室」として、学校がしんどい先生や繊細先生が少しでも自分らしく、心が軽くいられるように、先生のお仕事あれこれ、心を軽くする言葉、子どもと関わるときの考え方などを日々発信中。TCS認定コーチングスキルアドバイザー、キッズコーチングアドバイザー取得。Instagramのフォロワーは6.8万人

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