親子で楽しめるしかけがいっぱい！「ヨシタケシンスケ展かもしれない」見どころを紹介

ヨシタケシンスケさんが展示のみどころを解説！

7月22日にプレス向けの内覧会でヨシタケシンスケさんのギャラリートークが開催されました。そこで今回の展示の見どころや作品ができるまでなど、お話を聞きました。

ヨシタケさん：
子どもの頃から馴染みがある場所で展示ができることになり、人生何があるかわからないなと。生きていてよかったなと思います。

ヨシタケさん：展覧会をやりませんか？とお声がけをしていただいたときに、展示を見ていただくとわかるように私の絵はすごく小さいんですよね。しかも色をつけるのが下手なので、色は他の人（デザイナーさん）につけていただいているんですよ。
絵本作家の展覧会をやるとなると原画展になるわけです。ですが、私の作品は非常に絵が小さい、色が付いていないということで絵本より情報量が少なく、全部飾っても場所が余っちゃうんです。それで何ができるのかと考えた時に、ひとつの絵本ができるまでの間に僕の頭の中で起きたことを見てもらえるような空間を作りました。

ヨシタケさん：
展示室はホームセンターで売っているようなもので作られていて、まだ作り途中みたいな感じなのですが、それは僕の頭の中が未完成だからなんですよね。いろんなアイディアがこういう風に落としこまれて絵本が作られているという過程の部分を楽しんでいただければ嬉しいです。

展示スペースには、子どもが楽しめるしかけがいっぱい！

ヨシタケさん：
自分が小さい頃にお父さんお母さんに連れられて来たときにすぐに飽きてしまっていたんですよね。「はやく帰りたい」っていつも思ってたんです。それで展覧会をやるってなった時に、子どもたちにもどうにかして楽しんでもらえないかと考えて、お父さんお母さんが絵を見ている間に小さいお子さんたちが遊べるようなキッズスペースを散りばめて、いろんな方がいろんな立場で楽しめるようなしかけを作りました。

ヨシタケさん：
展覧会で一番ありえないことは何だろうって考えた時に、会場の方から悲鳴が聞こえるっていうのをやってみたかったんですよね（笑）。まさか展覧会にきて痛い目に合うとは思わないですよね。お子さんは、お父さんお母さんが痛がる姿、苦しむ姿が大好きなので、ぜひ座ると痛い椅子を用意していますので痛い想いをして子どもたちを喜ばせてください。

会場には、ヨシタケさん手描きの付箋があちらこちらに。先ほど貼ったばかりという新作も！？
ヨシタケさん：会場を一通りみて、人からつっこまれそうなところを先に謝っておこうと。「そうじゃないんです！ちがうんです！」っていう言い訳をあちこちに散りばめた形になります（笑）。この会場で先ほど描いたばかりの付箋もあるので、面白がりながらぜひ探してみて楽しんでいただければと思います。

絵本作家になる前の作品や私物も公開

ヨシタケさんは絵本作家になる前から、イラストレーター、造形作家として活躍してきました。展示では、発想の源である小さなスケッチや絵本原画、ヨシタケさんが考案した立体物や愛蔵のコレクションなど約400点以上を展示しています。

新作グッズも登場！

ヨシタケシンスケさんの絵本から飛び出したようなかわいいグッズが勢揃い！今回の展示から販売される新商品も登場します。図録は、展覧会の記録ではなく「こっちだったかもしれない」という没になった案や展覧会のために描いた未公開スケッチが1000点以上収録するというユニークな内容になっています。

親子で楽しめること間違いなし！夏休みにおすすめのイベント「ヨシタケシンスケ展かもしれない」詳細情報は、公式ホームページからご確認ください。
取材・文／やまさきけいこ

【開催概要】
展覧会名：ヨシタケシンスケ展かもしれない
会 期：2024年7月23日（火）～9月２日（月）＊会期中無休
開館時間：午前10時～午後8時（入館は閉館の30分前まで）
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります。
会場：そごう美術館（横浜駅東口・そごう横浜店6階）

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」 公式サイトは＞こちら

【チケットプレゼント！】
抽選で5組10名様に「ヨシタケシンスケ展かもしれない」展示チケットをプレゼントします。中学生以下は無料の展覧会です。応募締切は8月8日（木）。当選者へは8月10日（土）着で発送を予定しています。