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家族で楽しむ、きずな深まるわが家の防災

家族で楽しむ、きずな深まるわが家の防災

「防災」について、大切なことだと分かってはいても、「面倒なもの」「どう始めたらいいのか分からない」と思っていませんか? 
家族で楽しみながら、今すぐ始められる防災について、NPO法人ママプラグの冨川万美さんに聞きました。

教えてくれたのは

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冨川万美さん

NPO 法人ママプラグ理事、アクティブ防災事業代表。旅行会社、PR 会社に勤務後、出産を機に退職。東日本大震災で被災母子支援を行い、防災事業を中心としたママプラグ設立に携わる。二児の母。同団体著書に「全災害対応!子連れ防災BOOK」(祥伝社)など。

家族の個性に合わせオーダーメイドで防災に備える

もともと私たちの団体「ママプラグ」は、東日本大震災で関東に避難してきた親子たちの支援から活動をスタートしました。被災したママたちと接していて、本当に大切だと痛感したのが「備え」です。子どものために、家族のためにこうしておけば良かったという話を、いろいろ聞きました。

でも、実際に被災経験がないと、「防災」って仰々しく、面倒なイメージを持ってしまいがちです。そこで私たちが提案するのが「アクティブ防災」。普段から子育てを頑張っているママに「+αで防災対策も」と言っても難しいもの。アクティブ防災は、日常生活を送りながら災害に強くなることを目指しています。今の暮らしに防災を組み込むのがポイントです。

被災体験を聞く中で感じたのは、一元化された防災マニュアルだけでは、カバーしきれないということ。なぜなら、それは自分たちの視点ではないから。「子どもが非常食を食べなかった」「アレルギーがあってパンを子どもにあげられなかった」といった話をよく聞きました。普段は「個性を大切にする」という概念が重視されているのに、防災となると「画一的なリスト」を求めるのはおかしいですよね。それぞれの家族ごとに合った防災があるはず。自分たちの目線で、家族ごとにオーダーメイドで備えるべきなんです。

ライター

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こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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