【小学校準備】失敗しない部屋作り!モノを買う前にまずするべきこと3つ
もうすぐ入学式の季節ですね。4月から、わが子が小学生!というご家庭ではドキドキの時期でもあります。それと同時に悩むのが、小学生への準備。「そろそろ小学校の準備をしないといけないのに、まだ何もすすんでいない」、「部屋作りをしたいけど、どうしていいか分からない」。まさに今、そんな悩みをもっておられる方が、多いのではないでしょうか。小学校の準備にもいろいろありますが、今回は、小学生の部屋作りについて、家具や机などを買う前に、まずするべきことを3つ、ご紹介します。
1.勉強(宿題)をどこでするのかを、考える
学習机や家具などを買う前にまず考えたいのが、子どもが勉強をする場所です。リビング、子ども部屋、空いている部屋を使う、など、さまざまな場所が考えらえれます。
また、リビング学習といっても、リビングのどの場所で勉強するのかで、必要なモノも変わってくる場合が多いです。たとえば、すでに使っているダイニングテーブルなどで勉強ができますが、テーブルのサイズが小さいと、他に机などが必要になるかもしれません。リビングの壁際や角などに、テーブルや机などを置いて勉強するのであれば、その場所のサイズに合ったモノが必要になってきます。
長椅子を有効活用!
わが家では、ダイニングテーブルを使ってリビング学習をしていますが、下の子どもがまだ4歳なので、長男の勉強の邪魔をしてしまうことがあります。長男が1年生の時はまだ勉強や宿題の量も多くなかったため、なんとかできていましたが、2年生になると少しずつ宿題や、やらなければいけないことも増えてきたので、リビングの端に兄専用のスペースを作りました。
スペースといっても、ダイニングテーブル付属の長椅子を壁にそって置いただけです。普段はダイニングテーブルで勉強をしていますが、どうしてもというときは、そのスペースで宿題をしたり本やマンガを読んだりしています。
2.必要なモノ(買うモノ、買い足すモノ)を決める
どこで勉強をするのかを決めたら、次は必要なモノを考えていきます。
最初に必要なモノで一番代表的なモノといえば、ランドセルラックや勉強机などではないでしょうか。ランドセルラックや勉強机といっても、種類はさまざま。個人的におすすめなのは、子どもが大きくなっても使えるような、シンプルなラックやディスクです。
わが家の長男は4月から3年生になります。2年間の生活の様子をみてきて感じたことがあるのですが、それは低学年の間は、必要な学用品、そして教科書はさほど多くないということ。もちろん学校にもよると思いますが、少なくともリビングや部屋が学用品でいっぱいになる、というようなことはありませんでした。ですので、ランドセルや学用品は、簡単な収納BOXや、コンテナBOX、またカラーBOXなどでも、じゅうぶん置くことができるのではと思います。もしこれらがご家庭にあるのであれば、新たに買わなくてもいい場合もあるので、一度確認してみてもいいかもしれません。
購入は、学校が始まってからでも遅くない!
わが家では、幼稚園の頃から使っていたハンガーラック付きのものを、そのままランドセルラックとして使用しています。ハンガー部分には、小学校と幼稚園の制服を。その下にランドセルと、よく使うポケットティッシュや、ビニール袋をまとめた小さな入れ物を置いています。
私個人の意見になりますが、ランドセルラックや勉強机などは、学校が始まってから、実際に学用品や教科書などがどれくらいの量なのかを見てから、買っても遅くないのではと感じています。
3.置く場所を決める
最後は、モノを置く場所を決めます。
モノを置く場所で大切なポイントは、動線。動線の中でも、今回の「小学生の部屋作り」においては、子どもの生活動線が一番重要であると私は考えています。
生活動線とは、家の中で生活をしている最中に、動き回る経路のことです。冷蔵庫に飲み物をとりに行く、洗面所に顔を洗いに行く、トイレに行く、また寝室に移動するなどの日常生活の動線が「生活動線」です。子どもでは、『玄関から帰ってきて、洗面所へ行き、リビングやダイニング、または部屋に行く』という動線パターンが多いのではないでしょうか。
子どもは家の中を何度も行ったり来たりすると疲れてしまい、勉強や学校の支度をすることが面倒になってしまうことも。そのため、子どもの生活動線をできるだけ短く、コンパクトにすることが大切です。生活動線が最小限ですむと、子どもの部屋作りが、おどろくほどうまくいきます。それと同時に、親もやらなければならないことが減り、時短にもなるのです。わが家のランドセル置き場は「玄関」
わが家では子どもの生活動線を考え、動線を短くするためにランドセルは玄関に置いています。帰宅したら、まず玄関のランドセル置き場にランドセルを置き、宿題や学校からの手紙はリビングに、そして洗濯するものは洗面所へ運びます。そうすると、子どもの移動が短くて済み、リビングにランドセルの中身などが散らかることもありませんし、衛生的にも◎です。
生活動線を考えずに決めてしまうと…
たとえば、1階にリビングがあり、2階にランドセル置き場がある場合は、学校から帰宅し、2階にランドセルを置きに行き、また1階に宿題や勉強をしに戻ってくることになり、時間も手間もかかります。そうすると、学校から帰ってきて、そのままリビングにランドセルを放置してしまうことになりかねません。また、移動している間に面倒になって宿題もしないままに…なんてことも出てきてしまいそうです。
このように、何かを置く場所を決めるときには、動線はとても重要になってきます。そのため、子どもの生活動線を先に考えておくと、部屋作りがグンとうまくいきますよ。生活動線をうまくイメージできないときは、一度紙に書きだしてみると、動線を可視化できるのでおすすめです。
今回は、小学生の部屋作りにおいて、家具や机などを買う前にまずするべきことを3つ、ご紹介しました。新しいモノを買うこともとてもワクワクしますし、時には勢いも大切だと思います。しかし低学年のうちは、家にあるモノで代用できる場合も多いです。購入する前の参考に少しでもなれば、幸いです。