更新 :
余裕がなくてイライラしちゃうママの笑顔を取り戻そう!

イラスト/田仲由佳
おでかけしたり、お友達と遊ばせたりすることが気軽にできない今、子どもの相手は常にママという家庭も多いでしょう。ママだって人間、子育てでストレスを感じることもあるし、「いつも笑顔でいたい」と思っていても、そう簡単ではありませんよね。今回は、ママがイライラしがちなシーンの対応術や、笑顔を取り戻す方法を紹介します。
約8割のママは心の余裕がなくなりがち!
Q. 子育てに関して気持ちに余裕がなくなってしまうことはありますか?

Q. あなたの機嫌が悪くなったり、気持ちに余裕がなくるのはどんなときですか?
● 幼稚園に行く時間なのに子どもが朝ごはんをゆっくり食べていて、時間がギリギリになってしまったとき。早くするよう急かして叱ってしまうことも…。(埼玉県・33歳)
● ごはんの支度など、時間に間に合わせたい用事があるときに限って、トイレの世話やきょうだいゲンカの仲裁など、優先順位が高めの横ヤリが入ったとき。(北海道・37歳)
● 今やりたい家事や仕事に集中している最中に子どもに声を掛けられて、自分のペースを崩されたとき。(東京都・33歳)
● 日々の疲れがたまってきているときに、子どもたちが言うことを守ってくれないのが重なると、余裕がなくなります。(愛知県・35歳)
● 体調が良くないのに家事をこなさないといけないとき。(大阪府・37歳)
● 仕事から帰ってきて、急いでごはんを作っているところに「ごはんまだ?」「あれ取って」などいろいろ話し掛けられたとき。(京都府・37歳)
● 自分は疲れていても家事を頑張っているのに、そのそばで夫だけゆっくりしているとき。(福岡県・35歳)
※2021年3/3~4/13あんふぁん読者アンケート。有効回答764
そもそも子育てはイライラしやすいもの
読者アンケートで約8割の人が答えていることからも分かるように、子育て中に心の余裕がなくなるのは、ごく普通のことです。子育てには休日がなく、気分転換やリセットがしにくいもの。拒否権もないし、体調が悪くても子どもは「親は不死身だ」と思っているので、容赦なく要求を突き付けてきます。体力があり余って家の中で暴れたり、ささいなことで泣きわめいたりもするでしょう。
さらに、ママの内面の課題も影響します。例えば、他者からの評価が気になるタイプの人は、子どもが不始末をしたり、思い通りに振る舞わなかったりすると、自分が悪い評価を受けるような気がして、イライラしがちです。
このように、そもそも子育てとは「イライラしやすいもの」です。だから、「私はすぐイライラしてしまう、ダメな親だ」などと落ち込む必要は全くありません。いつも笑顔のママタレントやママ友だって、見えないところで心の余裕をなくしていることがきっとあるはず。まずは、「私は頑張っている。イライラするときがあってもいい!」と自分を認めてあげましょう。
心の余裕
心の余裕は、「時間・体力・気力」の3つに分解できます。このうちひとつでも不足すると、人はイライラする傾向が。
時間の余裕
登園や習い事、夕飯や就寝など、決まっている時間が守れないのはストレス。焦りがイライラにつながります。
気力の余裕
疲れがたまったり、生理前などで気力が落ちたりすると、沸点が下がってちょっとしたことでもイライラ。
体力の余裕
子どもはパワフルなので、一緒に遊ぶだけで疲れるもの。また、体調不良や睡眠不足でも体力が落ちやすいです。