リビングがおもちゃで散らかる問題が解決!親子に思わぬ変化が

リビングがおもちゃで散らかる問題が解決!親子に思わぬ変化が

スッキリと片づいたリビングは理想的。でも子どもがいる家庭はおもちゃが散らばっているのが日常的ですよね。
今回は、小学1年生の息子と幼稚園年少(3歳)の娘がいるわが家が、リビングをきれいに保つためにした工夫と、その後の子どもの変化をお伝えします。

いつも散らかったリビングにイライラ!原因は?

以前のわが家は、リビングの一角と、隣接した部屋におもちゃコーナーがありました。リビングで家事をしながら子どもたちを見守れるため効率的ではあるのですが、気づくと床にはいつもおもちゃが散らかっていて。
日に何度も何度も片づけをしたり、時には不快でも散らかったまま過ごしたり…。おもちゃを散らかす子どもに対し、イライラしてしまうことが多くありました。

そんなとき、子どもたちを観察していてあることに気づきました。子どもたちは、ちょっとおもちゃで遊んで、すぐ違うおもちゃを出すことが多く、なんとなく「そこにあるから」使っているようなのです。
出かける前や食事の前などに片づけの時間を設けても、またすぐ、そこにあるおもちゃを手に取ってしまい、結果いつでも散らかっている状態に。

そこで物は試しと、思いきってリビングからすべてのおもちゃを撤去し、別室(専用スペース)に移動することにしました。

遊び専用スペースを用意し、集中する&片づけできる工夫を

別の部屋におもちゃを移動すると聞いて戸惑う子どもたちでしたが、まず、「子どもだけの部屋ができるんだよ。おもちゃしか置けない特別スペースだからね!」と盛り上げました。同時に、「おもちゃはリビングには持ち出さない」という約束をしました。
すると「特別」ということに反応し、「やったー!」と大喜びで承諾してくれました。

遊び専用スペースには次のような工夫をしました。

【遊びに集中する工夫】
・専用スペースだけで遊べるような広さを確保する(わが家は約5畳スペース)
・飾り棚やテーブルを用意し、ブロックの作りかけや完成品の一時置き場に。作品を出しておくことで大型のものに取り組んだり、ごっこ遊びにも使える

【片づけがしやすい工夫】
・ハサミなど危険なものは置かない。文房具類は管理が難しいためリビングに
・自分で出し入れができるよう、おもちゃの収納は子どもの手の届く高さのみに
・基本的にはおもちゃの種類別に収納ケースを用意。さっと片づけする時のために、ざっくりとなんでも収納できる箱も用意しておく

その結果、子どもたち以前よりのびのびと遊びぶようになり、遊びへの集中力が増したように感じます。
また、片づけもスムーズにできるようになりました。片づけせずに戻ってきたときも、その様子がリビングから見えないため、「もう!また散らかってる!」と怒鳴ることもなくなり、余裕のある時や来客前に片づければOK!と私自身が柔軟な対応ができるように。
そのほか、あえて散らかしっぱなしにさせておくと、遊ぶ時に使いたいものが見つからず、本人がイヤな思いをすることに気づいたよう。この経験を通して、片づけをする大切さを学んでほしいと思っています。

リビングで過ごす子どもたちの様子に変化が!

リビングにおもちゃが落ちていることが激減し、スッキリしたわが家。

さらに、うれしい変化も。リビングにはお絵描きの道具や図鑑、絵本を置くようにしていたため、お絵描きや読書を楽しむ時間が増えました。
娘はあまり興味のなかったお絵描きが急に上手になり、息子は昆虫図鑑のなぞり書きにハマり、マイ昆虫図鑑を作りあげるほどに。
また、たまりがちだった月に1度届く通信教材にも手が伸びるようになりました。

工夫してストレスフリーなリビングに

3歳の娘のために、工夫した点がもう1つ。
娘は、息子の不在時は、ひとりで別室に行くことをイヤがりました。でも毎回それにつき合っていては家事が進みません。
そこで、娘のハマっているおもちゃを1箱だけリビングに置くことに。遊ぶおもちゃにはマイブームがあり、それに合わせて箱の中身を入れ替えすれば1箱で充分ですし、片づけも簡単です。
この1箱も娘の成長と共に別室に移動できたらな、と企んではいますが(笑)、今は、スッキリしたリビングをキープしつつ、年少ならではのかわいいごっこ遊びがそばで見られるという貴重な時間も大切にできるこの配置がベスト!と思っています。

遊び専用スペースを設けて、改めて感じたのは、子どもはさまざまなおもちゃを組み合わせて、ダイナミックに遊ぶことで、自分自身の世界に入り込むことができるということ。そして、ブロックやパズルの作りかけを出しっぱなしが必要なこともあるということ。
あちこちにおもちゃがあると、それに対しイライラしてしまうことがありましたが、今後は専用スペースを上手に活用して、子どもの遊びの世界を大切にしていきたいと思います。

1日の中で、長い時間を過ごすリビング。子どもに散らかされがちという場合は、ぜひ環境を見直してみてくださいね。

ライター

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&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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