先生に指摘されてビックリ!小2息子の字が下手なのは理由があった

小学1年生になり、ひらがな、カタカナ、漢字と勉強が進んでいくなかで、字がきれいに書けなくて苦戦していた息子。
小学2年生になってからの個人面談で先生に「文字の書き方に気になるところがある」と指摘されたことに衝撃を受けて、練習をスタート。字がきれいに書けるようになるまでのわが家の対策を紹介します。

文字の大きさ、バランスが悪いのは雑だからと思っていたら…

小学1年生のときは、学校で大きなマスの中にはみでないように字を書く練習をしていきます。そのときも上手に書けているとは思いませんでしたが、まだ1年生だし、これから練習を続けていけば大丈夫だと思っていました。
2年生になると、1年生のときよりも教わる漢字が難しくなり、書くマスが小さくなりました。先生のチェックも、はねやはらいなど、厳しくなります。
画像は2年生の1学期後半のもの。文字がマスからはみ出しそうになっていたり、大きさのバランスが悪かったりしています。
私は、息子が宿題を早く終わらせたくて雑に書いているのではないかと思い、いつも「もっとていねいに書くように」と言っていました。

しかし、個人面談で先生に「今はチェックもあまくして丸をつけていますが、厳しくチェックしたら点数をつけられない字です。ですが、字を雑に書いているのではなくて、きっと書けないのだと思います。図工の時間などでハサミを使う作業のときも、手の動き方が気になるので練習してみてください」と言われて、はっとしました。手先の動かし方に問題があり、書く技術がついていっていないということだったのです。
先生から、「鉛筆を思った通りに動かせるようになるために、まっすぐな線や丸を書くなどの練習を家でやってみてください」というアドバイスをいただき、家で運筆の練習をはじめました。

直線、曲線、丸を書くという運筆の練習をスタート

保育園のころに家でやっていた、直線、曲線、丸を書くという運筆の練習ドリルを遊び感覚でおさらいすることにしました。実際にやっているところを見ると、直線を書くことが苦手なようで、書くときに力を入れすぎていることにも気がつきました。
はじめは、「こんなの簡単だよ」と言っていた息子も、きれいにはみださないように書くということは、思っていたよりも簡単ではないということに気がついたようで、やりはじめたら集中して練習するようになりました。
はじめは3歳になる妹と同じ内容のドリルをやることに抵抗がないかと心配していたのですが、「妹の見本になる」という意気込みで頑張って毎日1ページを1か月間続けました。
字を書くときの筆圧に注意しながら、1週目は少しだけ苦戦して、2週目からは慣れてきて、3週目以降には手首や指をやわらかく動かせるようになりました。

文字のバランス、筆圧の感覚もつかめるように

線を書くドリルと並行して、小学校で教わってきた漢字もマス目があるノートで練習していきました。すると、少しづつ字がきれいに書けるようになっていきました。
画像は運筆の練習をはじめて2週目のもの。はじめのころと比べると、全体的な字のバランス、熟語も2文字のバランスが揃うようになり、マスからもはみ出さないで書けています。
筆圧の感覚もつかめるようになり、はね、はらいもきちんと書けるように。書くスピードも速くなってきて、学校でも先生に「字がきれいに書けるようになったね」とほめられるようになって自信もついてきたようでした。
線がうまく書けるようになると、絵も前より上手に描けるようになりました。
また、面談のときに先生に指摘されたハサミの使い方も気になっていたので練習したところ、字を書くときと同じく手に力が入りすぎているということがわかりました。運筆の練習でつかんだ感覚で、ハサミの使い方も以前よりよくなりました。

もし、個人面談のときに先生にきれいに字が書けないということを指摘されなかったら、私は「きれいに書きなさい!」と注意ばかりしてしまい、子どもが書くことへの苦手意識が強くなってしまっていたかもしれません。
文字をきれいに書くということだけでなく、それぞれ苦手なことには、きっとなにか理由があります。それを、親子で一緒に探して、練習して、克服していくことが大切なのだと感じるできごとでした。
忙しい毎日を過ごしているとつい見落としてしまいがちですが、これからもそれを意識して子どもと一緒に成長していきたいと思っています。

この記事を書いたライター

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やまさき けいこさん

フットワークの軽さをいかした取材記事や、自身の資格や経験をもとに主婦に役立つ情報記事などを執筆。幼児絵画インストラクターの資格も生かしながら、「日常をもっと楽しく」をモットーにフリーで活動中。

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