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夏休み!こどもの作文はこうやって書こう!
プールに海、川遊び。山登り、キャンプ。おまつりに夏イベントなどなど小学校低学年の夏休みはお楽しみがたくさんありますね!
たくさんの体験が、子供たちの成長を刺激してくれるので、親としてはいろいろなものを見せたりふれさせたりしたいですよね。
もちろん、夏休みの宿題もわすれてはいけません。
とくに親を悩ませるのが「作文」です。
読書感想文や夏休みの思い出を作文用紙に書くのは、ほんとうに低学年のうちは至難の技!
だって、ひらがなとかたかな、それに漢字を少しと、文字メインの学習をしている最中で文章を書けなんて、学校ってどうかしている、としか思えません(笑)
低学年のママたちにとって、宿題の作文は、ママたちへの挑戦状!としか思えないのです。
じゃあ、その挑戦を受けて立ちましょう!
まずは、相手の手の内を知らなくちゃはじまりません。
そこで、公立の小学校1年生の担任の先生に聞いてみました。
Question 低学年の作文ですが、先生はどのような評価をするんですか?
公立小学校のA先生:1年生のうちは、文章の良し悪しの評価はほとんどしません。といいますか、できないんです。まだ文章の構成を教えていないからです。主語や述語などの文章のなりたちを学習するのは、2年生になってから。そこから、お手紙を書いたり簡単な文章を書くことからはじまります。
だから、1年生のうちの作文は、子供たちがどんなことをしたのか、元気でたのしく過ごせたのかを知るためのものでもあります。もちろん、文章を書くことに親しむのも大切な勉強として考えています。文章が書けなくても下手くそでも、一生懸命さは伝わります。期日にきちんと提出すること。そして、がんばって作文を書いてきたことが、1年生の評価につながっています。
Question 家ではどのようなサポートをしたらいいですか?
小学校の低学年のうちは、ほとんどの子供がひとりで作文を書くことはむずかしいでしょう。お子さんの文字の書き方やものごとの考え方を保護者の方にも知っていただきたいので、ぜひお子さんと一緒に机に向かっていただければと思います。
文章の上手さは求めていません。お子さんと一緒に夏の思い出や読んだ本の話を、ひざをつきあわせてしていただけることが、担任からの願いです。
Question 親はつい、良い作文を目指したくなっちゃうんですよね。
お気持ちはとてもわかります。でも、良い作文とはどういう作文なのかがポイントになると思います。上手な文章ってなんなのでしょう?読み応えがあり、起承転結があり、楽しい内容になっている。そんな素晴らしい作文を低学年から書けるお子さんの作文は、すぐにコンテストに出したいと思います。
でも多くのお子さんが、この夏休みに何をみて、どう思ったのか。それを文章に書いてもらうだけで、教師ならすごくよろこびを感じるはずです。
それから、先生こんなアドバイスをいただきました。
この3点を書いてもらうと本人の気持ちの整理にもなると思います。
・ぼくは、わたしは ここに行ってこれを面白いと感じた!
・具体的にどこが面白いと感じたのか
・その面白さを知って、ぼくは・わたしはどう感じたのか
より具体的に説明するように書くと文章量も増えますよね。
それから大事なことは
■自分の気持ちを入れること
お子さんの成長を読み取るのに、重要なポイントになるからだそうです。
作文がちょっと楽しくなってきましたね!
お子さんをひざを突き合わせて、ママも一緒に思い出を文章にしてみましょう。
手紙を書くようにしてもいいですよね!
例:
夏休み中の ともだちへ
みんな元気ですか? ぼくはとても元気です。
このあいだ、せん台にあるおばあちゃんの家にあそびに行きました。おばあちゃんは、おかあさんのおかあさんです。75さいです。
せん台というところは東京えきからとうほくしんかんせんに乗のって2時間でつきます。かぞく4人で行きました。行く前に東京えきでえきべんをかいました。
(小学校2年生の夏休みの作文部分抜粋)
こんな風にお手紙風で書くと、だれに向けて書いているのかがわかるので書きやすいと思います。
また、自分の行動を書くと、より説明的に書けますね。
低学年のうちの勉強は、親がいてからこそです!
かんばっていきましょ〜〜〜〜
知育アドバイザー&編集者 いしびき きょうこ