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100均毛糸で三つ編み練習 ~子どものおしゃれ心が知育に役立つ!?
4歳ごろになると、特に女の子の中には、おしゃれ心が芽生えて髪型に興味やこだわりを示す子も出てきます。わが娘も幼稚園の頃、登園前にいろいろな髪型の指定が入って毎朝バタバタ。さらには自分で結びたいと言い出し、自作のぐちゃぐちゃの髪型のままで登園しようとする始末。園から帰れば母親の私の髪を、あちこち結んだりピンで留めたり。急な宅配便の受け取りに、何度慌てたことか…。
そんなお子さんの対応に困り始めたママたちに、ぜひおすすめ。100均の毛糸でつくる、三つ編み練習用のウィッグをご紹介します。
アナ&エルサになる!が“自分で三つ編み”のモチベーションに
「自分で結びたい!」という気持ちは大切にしたいですよね。成長の現れと思うと、嬉しくほほえましいものです。子どもの「やりたい!」というパワーを発揮する場所を、ママがタイムリーに提供することで、子どもも楽しく夢中になれます。
三つ編みの髪って、女の子の憧れですね。わが家の場合、娘はディズニー映画「アナと雪の女王」のアナとエルサがきれいな三つ編みをしている姿に憧れ、三つ編みを見よう見まねではじめました。
そこで練習用に何か良いものはないか…と、髪の毛の束を100均の毛糸で作ってみたのがはじまり。それが大成功! とても楽しそうに、はまってくれました。完成すると、自分の耳に輪をひっかけて、エルサやアナになった気分です。
実践! 100均毛糸でつくる、三つ編み練習用のウィッグ
材料は100均の毛糸でOK。三つ編みの最後に結ぶヘアゴムも、100均でたくさん売っています。
<作り方>
1)毛糸を40~50㎝の長さになるように、イスの足などにぐるぐると巻き付けていく
2)10㎝程度にカットした毛糸で一カ所をぎゅっと縛ってまとめ、そこに直径6cmほどの輪をつけておく
3)縛った方と反対側をハサミでカットし、毛先を切りそろえる→完成
この毛糸ウィッグは、輪の部分をイスなどに引っ掛けておき、子どもが好きなときに自由に遊べるようにしておきましょう。ママの髪でやりたくなった時にも、なるべくそこでするように促して。定着すれば、安心して見守ることができて、ママのストレスも軽減します。
子どもが上手にできるようになってきたら、ママとどちらが早くきれいにできるか、競争してみると楽しいです。
三つ編みが知育に役立つ!?
ママたちは、日々何げなくやっている三つ編み。実は、かなり高度なテクニックかも? 改めて三つ編みの手順について考えてみましょう。
1)毛束を均等に3つに分ける → きれいに3等分する
2)3本の毛束をルールに従って順番に編む → 順序・秩序を守る
3)指で押さえて適度に締めながらバランスよく → 指先の力加減を調整する
4)弛まないようにゴムで留める → 最後まで気を抜かずにやり遂げる
三つ編み作業には、こんなにもいろいろな要素が入っています。子どもにとっては、学びがいっぱいなのです。
最近の幼児教育では、“指先の巧緻性(指先を巧みに使う能力)”について重要視されているようです。指先は「第2の脳」と言われるほど末梢神経が集中しているため、その器用さを鍛えることは、脳の発達にも良いのだとか。
子ども自身に芽生えたおしゃれ心を大切に、知育にも役立つような、三つ編み練習へとつなげてはいかがでしょうか。