おにぎりのご飯が軟らかすぎた(汗)ときの緊急対策は
「明日のお弁当はおにぎりにしよう!」。そう思って寝たのに、起きたら炊飯器のご飯がなぜか軟らかすぎる…。おにぎり用に硬めに炊いたはずなのに、特に忙しい朝は困ってしまいますよね。そんな緊急事態でもパパママはなんとか時間内にお弁当を完成させなければいけません。
今回は、【もう少し握りやすくの一工夫】・【握れない場合のとっさの変更レシピ】の2つに分けて簡単な方法を紹介します。覚えておいて絶対損なしです!
握れそうではあるけど、もう少し握りやすくしたい場合
もう少し硬めのご飯の方が握りやすいけれど、このままでも握れなくないかな?といった場合の対策です。下に行くほど、軟らかいご飯に対応できます。
【ラップで握る・熱を逃すを繰り返す】
ラップでご飯をいったん握り、ラップを開けて熱を逃します。冷める間に少し水分が蒸発して握りやすくなるので再度おにぎりを握って形を整えます。「握る→熱を逃す→握る→熱を逃す」を、計2回もやれば十分に握りやすく食べやすいおにぎりができあがります。
【かき混ぜて時間を置く】
炊けたご飯をかき混ぜ、保温を切り、炊飯器のフタを開けたまま、5分ほど放置。ご飯の水分を蒸発させます。ごはんの上部から水分が蒸発してムラがでてしまうので、握る前にもさらにもう一度かき混ぜるとなお良いです。
【レンジでチンする】
おにぎり用のご飯を平らなお皿に並べ、1分ほどチンします。まだ軟らかいようなら一度上下を返してさらに1分ほどチン。ラップにとったはいいけれどやっぱり軟らかいかな?といった場合は、そのラップを開いたままでレンジに広げてチンするだけでもまとまりやすくなります。
【乾物を混ぜる】
春雨やわかめなど、家にある乾物をごはんに混ぜ込んで余分な水分を吸ってもらいます。春雨の場合は表示より少ない時間で戻し、キッチンばさみで短く切ってから混ぜ込むと作りやすいです。他には荒削りのカツオ節やサバ節も、水分を吸ってくれつつ、旨味や子どもの成長に大切なカルシウムを足してくれるのでおすすめです。
軟らかすぎて握れない場合
ごはんが軟らかすぎて、おにぎりにできない!どうしよう!時間がない!そんなときに思い出してほしいレシピです。前出の方法よりも少し手間と時間がかかってしまいますが、ご飯を炊き直すよりは絶対に早いです。普通の固さのご飯で作ってもおいしいので、ぜひ試してみてください。
【そば飯風おにぎり】
うどんをいつもより少しだけ固めに茹で、ご飯に混ぜてそば飯風のおにぎりにします。しょうゆを足してしまうとさらに水分でびちゃっとなってしまうので、焼きそば用粉末ソース、味噌、塩等で味付けするのがおすすめです。うどんのもちもち加減がつなぎになってくれます。乾麺の場合は茹でる前に折り、生麺の場合は茹で上がりをキッチンばさみで短く切ると、おにぎりに混ぜ込みやすいです。
【やわらか焼きおにぎり】
軟らかめのご飯に様子を見ながら小麦粉を足し、味噌を混ぜてフライパンで焼くと完成です。小麦粉の量はご飯の軟らかさに左右されますが、多すぎると粉っぽさが出てしまうので注意。握りづらいときは100均で売っているホットケーキ用の型で焼くと簡単です。火が通ったら型から外し、あら熱が取れてからラップで包めば完成です。型には薄く油を塗るとおにぎりを取り出すときにとても楽。通常の焼きおにぎりよりも軟らかく食べやすいので、小さいお子さんやおじいちゃんおばあちゃんと一緒のお弁当にも活躍します。
【お稲荷さん】
冷蔵庫に油揚げがある場合に限られますが、おにぎりにするには軟らかいご飯も、油揚げに詰め込んでしまえばおいしく食べられます。少し短めの時間で戻した干し椎茸、あおのり、桜エビ等を入れると風味も増すうえにご飯の余分な水分を吸ってくれるので強い味方です。ただ、食べるときに子どもが食べづらくないように、のりやかんぴょう、なければさっと茹でたパスタでキュッと結んであげるといいでしょう。簡単にいつものいなり寿司がかわいく見えるのでパーティーや大人数の持ち寄りお弁当にもおすすめです。
どのおにぎりも時間がある場合は、みじん切りの野菜やキノコ類、挽肉を混ぜて作るとまたおいしいです。
いかがでしたでしょうか? 朝起きてびっくりだった時も、いつもと違ったおにぎりに挑戦したい時も、ぜひ試してみてくださいね。
<文:フリーランス ゆかダコ>