ストレスでパンクしてプチ家出!母でも妻でもない時間をもつために

ストレスでパンクしてプチ家出!母でも妻でもない時間をもつために

2020年は異例なことが多く、子育てする中でもストレスの多い1年でした。
そんな中、日々のストレスがじわじわと積み重なり、大爆発しパンク、さらにプチ家出までしてしまった私。子育てするママなら、似たような気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
今回の一連の出来事を経て、私が学んだこと、その後実践していることを紹介します。

ある日、ストレスがMAXに!ついにパンクし、プチ家出

夏休みが終わり、運動会や下の子の入園試験があったりとバタバタしていた秋ごろ、コロナ禍からの疲れがどっと出たのか、夫ともぶつかり、子どもたちにもイライラ。そしてついにある日、大爆発してしまいました。

夫は家事や育児に協力する気はあるのですが、言わないとやらない、やってくれた家事の詰めが甘いことも私のストレスになっていました。また、その時期は夫の仕事の付き合いが多く、帰宅が遅くワンオペ育児が何日も続いていました。
一番の引き金になったのは、きれいにして寝たはずの台所に、酔って帰ってきた夫がラーメンを自作して食べたようで、朝起きてくると台所が汚れていたこと。そんな些細なことと思いつつも、溜まっていたストレスが爆発し夫と大ゲンカ。
「もう何もしたくない。今日は帰らないから!」とLINEでメッセージを送り、近くのスーパー銭湯にプチ家出。「今日は絶対帰らない!夫よ、私がいない大変さを思い知ればいい!」と思っていました。
その後、少し落ち着いてくると「私は何をしてるんだろう」という冷静な自分と、「もう何も考えたくない」「何もしたくない」といった複雑な気持ちが入り乱れたまま数時間を過ごしました。

復活までには1週間も。支えてくれたのは家族の優しさ

結局、夜には家に戻るも、その後も気持ちがすっきり晴れるわけでもなく、やる気は出ないまま。やらなければならないことを淡々とこなす毎日が1週間ほど続きました。
そんな中でふと感じたのは、「ああ、私疲れてたんだな」ということ。そこで、私は、しばらくの間、自分の思うまま、自分を甘やかして過ごそうと決めました。
ごはんもお惣菜やレトルトでもよいと決め、掃除機だけかけてあとはゴロゴロ。子どもたちには「ママちょっと疲れちゃって、元気が出るまでゆっくりしてもいいかな」と甘えてみました。
すると意外や意外、「どうしたの?」「お茶飲むー?」ととても優しくしてくれるではありませんか!
自分たちの身のまわりのことも、しっかりとやってくれている姿を見た時には、こんなにちゃんとできるんだ!と笑ってしまいました。
夫はプチ家出から帰ってきてくれただけで感謝と言わんばかりに、それからは家事を積極的に手伝ってくれました。
何よりも夫が夜中に自分が食べたものを洗うようになったことで、朝起きた時に台所がスッキリ。それだけで私は気持ちよく一日を迎えられるようになりました。
そんな家族の優しさに、徐々に私も元気を取り戻し、いつもの日常生活へと戻っていきました。

パンクする前にできることを夫と共有

あのパンクのプチ家出からずいぶん時間が経ってから、あの時自分に何が起きていたのか振り返ってみました。
すると、以下のことが自分自身をつらくさせていたことに気づきました。
・休日と言える日がずっとなかったこと
・母でも妻でもない「自分の時間」というものを失っていたこと

それからは意識して、まず自分が何をしたいのか頭の中を整理する時間を作るように心がけるようになりました。
また、夫と『なぜ私がパンクしたのか、今後はどうしたらそうならないか』を話す機会を設けました。
ケンカして感情的な時や元気のない時ではなく、心身が健康で冷静な日に、状況や気持ちを夫と共有したのです。

パンクしないために心がけていること

自分のための時間の大切さに気づいてから、パンクしないために変えたのは以下の3つ。

・月に1~2回、夜好きなところに出かける
私は昼間に自分時間あっても心は満たされていなかったようで、月に1~2回、夜に友人とお酒を飲みに行ったり、ライブに行くことにしました。これが母でも妻でもない自分になれる時間になってリフレッシュできるように。
・朝早起きをして、手帳をつける
今まで手帳には予定だけを記入していましたが、今日一日のやること、どこで自分時間を確保するかをそこで考えるようにしました。
また、その時間に少しだけ夕食の仕込みをしておくと、忙しい夕方の時間にも心の余裕を確保できるようになりました。
・献立を「考える時間」を省く
手帳をつけるようになり、1週間分ざっくり献立を考えるようになりました。「今日は何にしよう」、「あれが足りないから買いに行かなきゃ」という考える時間が減り、だいぶ時短できるようになったことも自分時間の確保につながっています。
また、「考える時間」を省くという点で、「金曜日は麺類」「土曜日はホットプレートごはん」と決めたこともよかったと思います。

母の日常生活は、家族のこと、家のことで頭がいっぱいです。ひとりの時間に休んでいるようでも、頭の中は家族のことに追われてしまうのが母の性。
私は今回、大爆発してしまったことで自分と向き合うことができました。家族のことで疲れて元気がなくなっていたのですが、そんな私に元気をくれたのもやっぱり家族。
大切な家族のためにも、これからは私自身が自分を見つめる時間を大切にしていきたいと感じています。

ライター

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こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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