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【梅小鉢】逆に、育てられている…私が子どもから学んだこと
お笑いコンビ「梅小鉢」の高田紗千子さんと小森麻由さんによるコラム。今月は、高田紗千子さん。忙しい育児生活の中で、感じたことや実践していることなどを、等身大の言葉で綴ってもらいます。
子ども達に育てられているなぁ〜と思うことが多々ある毎日。ということで今回は「子どもから学んだこと」についてお話しようと思います。
壮大なプラレールを、ママが破壊!息子から出た言葉は
先日、長男が何時間もかけて壮大なプラレールを完成させました。なかなか思うように行かない部分もありながらようやく理想のプラレールがみごと完成!一緒に写真撮影したりと、かなりはしゃぎ過ぎた私は視野が狭くなり、作るのが難関だった部分を豪快に壊してしまいました。すると息子から出た言葉は
「ママ大丈夫!?怪我ない??」
開口一番この言葉が言える息子に感動しながら、レールが思いっり突き刺さった激痛の足裏をさすりひたすら謝る私。
前回のコラムでは言葉の選び方一つで思いやりの気持ちや前向きな気持ちを持てたり、たくさんの笑顔にも繋がるのかなという思いから「言葉」を大切にしてきたことを書きました。
そんな中、素直に心配する言葉、心配する気持ちを1番に持ってくれている息子を見て自分が大切にしてきたことは間違ってなかったのかなぁと学んだ瞬間でした。
でも、逆の立場ならまず
「ちょっと!!」
と言ってしまいそう。。。と思った自分を大説教です!
私と夫が風邪をひいたとき、息子の「お願いごと」
今年の夏、夫と私で立て続けに風邪をひいてしまいました。夫が寝込んだり、私は冷えピタを張りヒーヒーフーフー言いながら家事育児をこなしたり。
ママはどれだけ高熱が出ても寝込めないですもんね!(あっ!パパへの嫌味ではありません!恐らく。笑)
そんな中、毛布やお水を運んでくれたり「夜しんどくなったら◯◯ちゃん起こしてね!」と一生懸命看病してくれた息子が持ち帰った七夕の制作物。そこに書かれていたお願いごとは
「おとうさん、おかあさんがげんきにいますように」
自分の欲しい物やなりたい事のお願い事ではなく、我々の健康をお願いしてくれていました。
四六時中ニコニコはできないけれど…
よく「ママは笑顔でいる事が一番!」と聞きます。ですが、ママも疲れるし、体調崩すし、イライラする事もある。四六時中ニコニコなんて出来るわけないし、そんな人逆に怖いです!
ですが、今回ちょこっとひいた風邪により、当時まだ4歳でこのお願いごとをしてくれた息子の気持ちを思うと、やはりママはもちろん、パパの笑顔や元気が息子の笑顔、心の栄養に繋がるんだなぁとつくづく思いました。
「優しいお願いごとだね!」では終われないくらい、私にとってはとても奥深いものとなり、改めて子育てについて考え、学ばせてもらいました。
これからもしっかりと子ども達に育ててもらいます!
子どもたちに育ててもらっていると思うこともあります