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突如登場した無料の子どもの遊び場の正体は?日本とは違う選挙活動方法にびっくり
先日、東京都知事選が幕を閉じましたが、今回もいろいろな意味で大きな話題になりましたよね…。そんな選挙に関して、台湾ではびっくりするようなことがありました。今回の都知事選を見ながらふと思い出したので、紹介したいと思います。
こんなものまで配っていいの…!?
日本で選挙活動中に配っているものといえば、政党や名前、公約などが記載されたチラシですよね。台湾にももちろんそういったものもありますが、もっともっとバリエーションが豊富なんです!
オリジナルデザインのアルコールスプレーやティッシュ、うちわ、ボールペン、マスク、メモ用紙などなど、実用的なものが多く配られます。なかには、フェイスパックやマシュマロを配布している候補者に出会ったこともありました。
※配布品1個あたりの金額規定は一応あるようです
配り方も衝撃的!人生の一大イベントで…
そしてユニークなのはそれだけではありません。配り方も衝撃的で、他人の結婚式に突如入り込み、各テーブルを回って選挙活動を行うこともしばしば。
私も参列者として体験したことがありますが、場合によっては、新郎新婦が支持する政党ではないこともあるようです。事前申請なども特に必要なく、台湾人にとっては当たり前のことのようです。
子育て世代にはありがたいことも
また、子育て世代にとって嬉しい選挙活動もありました。よく見かけたのが、突如登場する無料の子どもの遊び場。
無料といってもその規模がすごく、滑り台のついた大型エアー遊具だったり、プールだったり、大きなシャボン玉貸し出しだったり、かなりありがたい本格的な遊び場です。でも、これも選挙活動の一環なんです。
子どもはやっぱり○○!
ただ、ここでイラスト担当の中庭からふとした疑問があがりました。
台湾って深刻な少子化なのに、子育て世代も票田として大切にされているの?
たしかに…と思い、そんな疑問を複数の台湾人に確認してみたところ、「やっぱり台湾人には“子は宝”という考えがあるから、子どもに対してよくしている人の方が印象がいいから」とのことでした。
もちろん選挙区エリアの世帯バランスなどによっても活動の仕方は異なってくると思いますが、それでもやっぱり日本とは大きく異なりますよね。そして“子は宝”という社会風潮は、子育て世代には本当にありがたい環境だったなと改めて実感する今日この頃です。