小学生ママ必見!充実した夏休みのために押さえたい5つのこと

小学生ママ必見!充実した夏休みのために押さえたい5つのこと

小学生ママには悩ましい長い長いお休み、夏休みが始まりました。いかがお過ごしでしょうか。
「すでにものすごくダラダラしている」「時間をムダにさせたくないけれど方法がわからない」というママパパも多いのでは。
常日頃から、学校の授業に宿題、習い事と大忙しな子ども達です。心と体を休める時間は作ってあげたいけれど、時間という資源の貴重さを考えると宿題を見守るだけでよいのか、心配になりますよね。
小学校の通常級担任や特別支援教育コーディネーターとして活動した経験から、詳しくお伝えします。

その1:スケジュールの立て方に気をつけてみよう

まず最初に親子で取り組みたいことがスケジュール作成。学校から夏休みの計画表や記録表が配られる学校も多いのではないでしょうか。
小学生の低学年は、長期的な見通しをもたせるのはまだ難しい年頃です。そこで、まずは毎日の意識づけから始めていきましょう
・夏休み期間全体が分かる、カレンダーなどのプリントを用意する
(ネットなどで無料配布されているものもあります)
・子どもの予定をできるだけもれなく書きこむ
(家族イベントや習い事も)
・宿題のリストを見ながら、それぞれの『終わらせる日(締め切り)』を書きこむ
・夏休みが始まったら、「今週~来週の予定」を確認しながら過ごす
あわせて「1日の時間割」を決めておくのも効果的です。学校の習慣を忘れずに、メリハリを利かせて過ごすことができます。

その2:夏休みがチャンス!おうち環境の見直し

この機会にモノの場所や使い方、子どもの助けになる張り紙など、おうち環境を見直してみましょう。
4月から7月まで、あるいはもっと前から過ごしていて、困ったことはありませんか? 生活面でも学習面でも、少しの工夫でよくなります。長期休みは今までの悪い習慣をリセットするにもピッタリですよ。
・1日のスケジュールを貼る
・忘れやすいもののチェックリストを作って貼る
・お手伝いの「できた!」成果表を作って貼る
・苦手な分野の学習ポスターを貼る
・道具の片づけをしやすくするためにラベルをつくる
・子どもの動線を見直して、プチ模様替えをする
・いらないものを断捨離する
1年で一番長いお休みです。子どもと一緒にじっくり考えて、もっと「便利なおうち」に改造していきましょう。

その3:植物を育ててみることのよさ

子どもが植物を育てることにはたくさんの教育効果があります。2004年に発表された論文によると、情緒面や五感の発達など8つの効果があるそうです(※)。お子さんが低学年であれば、アサガオなどの鉢を持ち帰った家庭もあるでしょう。
水やりはお手伝いとしてもよい習慣になりますし、経過を記録すれば自由研究にもできますよ。
・成長が早い植物(アサガオ、ベビーリーフなど)
・秋収穫の野菜(インゲン、小松菜など)
・再生する野菜(大根、豆苗など)
・室内でできる栽培キット(キノコ、マリーゴールドなど)
子どもの興味や好みに応じて探してみましょう。ホームセンターなどで一緒に選ぶのも楽しいですね。
ここでポイントは、「枯らしてしまってもよし」ということ。水やりを忘れたり、初めてのお世話で足りないことがあったりで枯れてしまうこともあるでしょう。それもまた子どもにとっては経験になりますし、枯れた経過や結果を研究することでよい勉強になりますよ。

その4:お手伝いを通してスキルを身につける

お手伝いは、新しいことができるようになるチャンスです。こちらも夏休みの宿題の定番ですね。いろいろな事に取り組むのもよいですが、休みの長さを生かしてひとつのことに集中するのもおすすめです。
最初は単純なことしかできなくても、少しずつ身につけていくことで大きく成長できます。
・お風呂掃除(湯舟をこする → 洗剤を使う → 床を磨く → 洗面道具を洗う)
・ゴミの分別(缶・ビン・ペットボトルなど対象の種類を増やしてみる → 一緒に捨てに行く)
・料理(野菜の下ごしらえ → 簡単なデザートを一品 → サラダ → スープ類)
おうちのこととなるとつい仕上がりが気になりますが、口出しはやる気を損なうので厳禁です。「まあいっか」の気持ちで子どもと一緒に楽しみながらが大切です。改善ポイントに自分で気づけるように促していきましょう。

その5:実は復習よりも楽しい「予習」

宿題にある程度目途がついた時期におすすめしたいのが「予習」です。
「夏休みのうちに、今までのところを復習しておこう」「苦手なところを克服しよう」と考える保護者も多いでしょう。ですが夏休みの宿題のうち、半分程度は今までの復習です。すでに子どもが飽きてしまっていることもあります。時間のある夏休みだからこそ予習の時間を作ることで、こんな効果があります。
・新しいことに、ゆっくり興味をもって取り組める
・分からないことを自分で調べる時間が作れる
・秋から学校がスタートしたときに、余裕をもって学習できる
予習といっても、ドリルを買ったりといった手間はいりません。次にやる教科書のページを読んでみたり、例題を自分で解いてみたりで十分です。
「知っている」「わかる」状態で授業を受けると心に余裕ができますし、自己肯定感も上がるので、勉強にも前向きになれますよ。
始まるときには長く感じるのに、終わるときはあっという間の夏休み。「今年の夏休みは充実していたね!」と、親子ともに充実感の得られるような夏休みになるよう、参考にしてみてください。
※参考文献:植物教材の子どもの成長に与える影響

ライター

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こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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