「忙しいから無理」なパパが、「最も短時間でできる家事育児」はコレだ!

「忙しいから無理」なパパが、「最も短時間でできる家事育児」はコレだ!

あんふぁんWebをご覧のみなさん、こんにちは! 子育てポータルサイト「パパしるべ」の編集長の杉山です。

「仕事が忙しくて、家族に関わる時間がないんです。どうしたらいいでしょうか?」
よくそんな質問をされます。

まず先生的な回答としては「子どもと過ごせる時間は期間限定です。仕事も大切だと思いますが、少しでも時間が作れるように働き方を工夫したり、会社の人に相談したりしてみてはどうでしょうか?」
ド正論です。でも、そんなことはみんなわかっています。でも、いろいろな事情でそうもいかないから悩ましいわけです。

というわけで、今回は僕も周りでどう考えても忙しいパパなのに子どもや妻との関係がいい人たちがどんなことをしているかを例にとって「短時間でできる家事育児」というか「家に帰れなくてもできる家事育児」を紹介していきます。

ケース1:ネットショッピングでストック補充

平日はいつも家族が寝た後に帰宅するパパの話。本人曰くとりあえず家に帰ったらトイレットペーパーとかティッシュペーパーとかシャンプーリンス、お米とか調味料をチェックするのが日課で、次の日、通勤中に足りないものを注文しておくとのこと。まあこれは子育てかというと違うかもしれませんが、妻には大好評。余裕もできますから、結果、子どもにもいいですよね。

ケース2:リモートランチ

こちらは当時、妻が育休中だったパパ。お昼休みになるとリモート会議のブースにお弁当を持ち込んで、家にいる妻と娘とZOOMを繋いで、一緒に食べていたそうです。これはなにより、子どもがパパの顔を定期的にみることができるのがいいところ。まだどこまで認識しているかわかりませんが、少しだけでも気持ちがラクになるはず。

ケース3:リサーチ代行

ちょっと仕事的なやりとりですが、妻が買うか迷っているものや、何かいいのないかな?的なもののオーダーを受けて、移動中や仕事の合間にリサーチをしてその結果を共有するというもの。これは妻の趣向をちゃんと理解する必要はありますが、「調べる」「決める」という意外と時間がかかって負担になるものを代行するという意味では効果は高いと思います。

ケース4:おやすみ感謝LINE

これは付き合っていた頃(しかも割と初期)のやりとりに近いかもしれませんね。これをしていたパパは、妻が寝る時に必ず「寝るね」というLINEを送ってもらっていて、それに「今日もお疲れ。ありがとう」と返していましたが、妻側に話を聞いた時に、大事なやり取りだったと話していました。ちなみにこのパパはマメだったので、必ず「今日も暑かったけど」など一言添えていました。それも大事なポイントですよね。

参考になりましたでしょうか?

妻に「一人じゃないよ」と伝えよう

もちろん家族ごとに形はいろいろなので、この例がハマるかどうかはわかりませんが、考え方の一つとして頭の片隅に入れていただけると嬉しいです。
そして、こういうことをするにあたって注意しておいてほしいことがあります。まず、勝手にやらないこと。妻の求めるものにマッチすることがなにより大事なので、少なくともこういうことやってみようと思うけどどう?くらいのコミュニケーションは取りましょう。

子どもが小さいうちはやっぱり手を動かしてくれる方が妻としては助かるものですが、それが叶わない状況であれば、妻のメンタルケア、「一人じゃないよ」というメッセージを少しでも送り続けることが大事だと思います。

ちなみに、個人的な感覚ですが、時間がたくさんあっても家事子育てをやらない人はやりません。逆に時間がほとんどなくてもやる人はやります。結局のところは自分次第。限りある時間の中で何ができるかを真剣に考えれば、それは妻にも子どもにも伝わるんじゃないかと思います。

「忙しいから無理」より「忙しいけど何ができるかな」でいきましょう!

この記事を書いたのは

杉山錠士
1976年、千葉県生まれ。
兼業主夫放送作家(株式会社シェおすぎ所属)。子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長。ファザーリング・ジャパン会員。
19歳と11歳という年の離れた2人の娘を子育てする兼業主夫放送作家として、FMラジオを中心に情報番組、子育て番組などの構成を担当。「日経DUAL」をはじめWEBメディアでは各種コラムや記事を執筆。
地域ではPTA会長やパパ会運営を歴任。FJ内プロジェクト「秘密結社 主夫の友」では広報を担当。「主夫の友アワード」「娘のためのパパ家事スクール」「パパ家事サイエンス」「日大商学部」「筑波大学」や大田区両親学級、品川区男女共同参画課などで講演を実施。子育てアイテム「パパのツナギ」企画制作販売、パパ向けスクール「スゴパパ工場」工場長。
■著書
*新ニッポンの父ちゃん~兼業主夫ですが、なにか?~(主婦の友インフォス情報社)
*急に「変われ」と言われても(共著:熊野英一 小学館クリエイティブ)

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兼業主夫放送作家 杉山錠士

1976年、千葉県生まれ。兼業主夫放送作家(株式会社シェおすぎ所属)。子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長。ファザーリング・ジャパン会員。アドラー心理学勇気づけ勉強会ELMリーダー。品川区内小学校の現役PTA会長。20歳と12歳という年の離れた2人の娘を子育てする兼業主夫放送作家として、「ちょうどいいラジオ」(FMヨコハマ)「宮﨑薫のHump Night With Me」(TOKYO FM)などFMラジオを中心に情報番組、子育て番組などの構成を担当。「日経DUAL」をはじめWEBメディアでは各種コラムや記事を執筆。地域ではPTA会長やパパ会運営を歴任。FJ内プロジェクト「秘密結社 主夫の友」では広報を担当。「日大商学部」「筑波大学」や大田区両親学級、品川区男女共同参画課などで講演を実施。著書に「新ニッポンの父ちゃん~兼業主夫ですが、なにか?~」(主婦の友インフォス情報社)「急に『変われ』と言われても」(共著:熊野英一 小学館クリエイティブ)

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