Amazonで買える災害対策グッズ!防災士が育児家庭におすすめするのは?
9月1日は、1923年に関東大震災が起きた日。そして「防災の日」です。これを機に、ぜひ災害時の備えをもう一度見直してみませんか。今回は、防災アドバイザーの岡部梨恵子さんに、小さな子どもがいる家庭向けに、おすすめなアイテムを伺いました。
普段も使っているもの
おもちゃ、絵本
意外と見落としがちなのが、おもちゃです。避難先で遊ぶものが何もないと、お子さんが寂しい思いをしてしまうかもしれません。色紙やトランプ、絵本やぬいぐるみなど、お子さんが好きなもので、できるだけかさばらないものをいくつかチョイスして、非常持出袋にいれておきましょう。
オーラルケア用品
避難先では、お子さんに静かに過ごしてもらうため、普段よりもお菓子を食べさせてしまいがち。オーラルケア用品があると便利です。ペーパータイプの歯磨きや糸ようじといったアイテムもおすすめ。
おむつやおしりふき
お子さんは、屋外のトイレや和式のトイレだと嫌がり排泄を我慢してしまうことがあります。普段おむつのお子さんはもちろん、もう卒業したお子さんも、とっておくと安心です。また、おしりふきは断水によりシャワーやお風呂に入れない時にあると重宝するので、普段から多めに買っておきましょう。
準備しておきたいもの
コールマン(Coleman) スクリーンIGシェード
素泊まりするという用途の他に、着替えや授乳スペースとしても重宝します。おもちゃや本をおいて子どもの居場所にするケースも。こちらは組み立ても簡単なタイプで、普段はピクニックで楽しめます。
BOS (ボス) 非常用トイレセット
悪臭というのは、想像以上につらいもの。被災後は、ゴミ収集車がすぐに来ないこともあります。その場合、排泄物の入った袋を自宅のベランダや庭で保管になりますが、防臭性の優れた袋でないと臭いは封じ込められません。凝固剤と、医療用のフィルムでできた便袋が入っていると、臭いだけでなく菌も封じ込めることができます。臭わないタイプのおむつ袋もおすすめです。
インセクトシールドジャパン キッズ虫よけメッシュパーカー
特殊な虫よけ加工で、“着るだけ”で虫よけができる製品。お風呂に入れないかもしれない災害時には、虫よけスプレーを使用すると、皮膚がかぶれやすくなります。こちらの商品は、米国環境保護庁に登録され、その効果と安全性、環境へ配慮が認められており、小さなお子さんでも安心して使えます。
家庭にあわせた備えを!
まだ授乳が必要なお子さんならば、キューブタイプや液体タイプのミルクを用意しておきましょう。被災のショックで母乳が出なくなることもあります。また離乳食の月齢ならば、普段食べているベビーフードを多めに用意しておきしょう。食べ慣れている味があると安心です。いつどこで発生するか分からない災害。成長とともに変化していくお子さんにあわせて、定期的に備えが十分か見直すようにしましょう。
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●お話を聞いたのは
岡部梨恵子さん
防災アドバイザー・防災士。東日本大震災によって街の86 %が液状化現象の被害を受けライフラインが停止した千葉県浦安市在住。その体験から防災に取り組むようになる。防災士、ファイナンシャルプランナー、整理収納アドバイザーなど多様な資格を生かして、被災後の食、お金や普段の片づけから備蓄法などのセミナー、講演会を開催している。そのわかりやすい語り口から、雑誌、テレビなど出演多数。全国での講演活動も精力的に行っている。いざという時に大切な家族と子どもを守れる母親を増やす、主婦目線の防災備蓄術という理念のもと活動を行っている。