【ランドセルリメイク】思い出を詰め込んで“再活用”する方法
わが家には3人の子どもがいます。この春、とうとう一番下が小学校を卒業します。
親にとっては子ども以上に長い長い小学校生活、たくさんの思い出でいっぱいです。お世話になった先生方、ママ友、いろいろな方々に支えられての卒業です。そして、子ども達にずっと寄り添って見守ってくれたランドセル。毎日毎日、子ども達に雑に扱われながらも、いつも一緒でした。
みなさんは「ランドセル」卒業したらどうしますか？ 捨ててしまうのは忍びない気もします。
寄付という形で新しい持ち主のもとに行く、そんな道もありますが、わが家はリメイクして新たな形で子どもたちに身につけてもらっています。
今年卒業の末っ子のランドセルはどんな形で変身させようか悩み中ですが、これまでの上の子2人のランドセルリメイク体験とあわせて、不要になったランドセルの行方をみなさんと共有したいと思います。
6年間の思い出がギュっとつまったランドセル！リメイクの魅力は？
ランドセルリメイクをおすすめしたい点をまとめてみました！
●思い出とともに身近に置いておける
ランドセルをそのまま目に見えるところに置いておくのは難しいですね。普段使えるものや目に見えるところに置いておけるものに変身させることで、ランドセルそのものだけでなく、思い出も一緒に長期間身近に感じることができます。
●高価なカバン、6年でサヨナラはもったいない
ランドセルって、子どもが使うものにしては、高価じゃないですか？ わが家の場合、何万円もするカバン、ランドセル以外に買い与えたことはありません。私だって、数万円もする皮のバッグは何年、いえ何十年と使い続けています。そう思うと、たった6年でサヨナラなんて、もったいなさすぎる。これは新たに生まれ変わって、再活躍してもらわないと！
●大切に使う気にさせられる
リメイクしてできあがったものを、子ども達はとっても大切に使ってくれています。世界でたったひとつだけの、しかも思い出がいっぱいつまった小物。雑に扱うことなんてできないのかもしれませんね。
●お世話になった方に、おすそ分けも可能
小さなものなら、いくつかに変身させることができます。キーホルダーや小銭入れ、写真立てなどを、ランドセルを買ってくれたおじいちゃんやお世話になったおばあちゃんにプレゼントするのも喜ばれますよ。
わが家の場合 1人目、2人目の時は
1人目の時は、ランドセルのかぶせとよばれる部分のみを専門のお店に送り、リメイクしてもらいました。送る前に、断髪式のように娘自身に、かぶせ部分を切り取るため、ハサミを入れてもらいました。
このハサミ入れ自体も、緊張しつつも、新たな思い出になりました。
できあがったのは、財布とキーケース、カードケース。財布とキーケースは届いた時から使っています。カードケースは高校生になり、電車通学が始まると同時に使い始めました。
外側はランドセル生地、内側は別途用意してもらったヌメ皮を使用しています。娘は、このヌメ皮がきれいにアメ色になるのを目指しているそうです。
2人目の時は、ランドセルについているポケット部分も使えるということで、ランドセルのまま送ってください、とのことでしたので、長女の時のようなハサミ入れの儀式はおこなわず。
これはランドセル1点からのものではありませんが、財布、キーケース、IDケース、写真立て、名刺入れ、靴ベラキーホルダー、キーホルダー、小銭入れ、コードホルダー、肩ベルトホルダー、名前刺繍の入っていた部分のキーホルダー、とバリエーション豊富です。おまけのミニランドセル型キーケースも！
写真立ては祖父母へプレゼント。靴ベラキーホルダーは夫が、キーケースと名刺入れは私が、ランドセル型キーケースと小銭入れは本人が使用中です。財布は高校生になったらデビューの予定です。
うちの子のランドセルボロボロだけど大丈夫？
6年間毎日使っていたランドセル。使い方によっては傷だらけだったりしますよね。やはりリメイクするにあたり、手を加えるのに耐えないものもあるようです。
写真のように、ギュッと折り曲げた時に、生地にヒビが入るものは、基本リメイク不可だそうです。
ちなみに、今年卒業の息子のランドセル。傷だらけですが、ヒビはなさそうです。
見た目がこんなに傷だらけでも、折り曲げた時にヒビが入らなければ、リメイクできます。
といっても、つい2月まではこの傷なかったんですよね…。なぜかこの期に及んでこんな傷だらけにしてきてしまいました。残念でなりませんが、これも世界でたったひとつのランドセル、ということで思い出のひとつとみなしましょう。
たくさんの選択肢の中からどれを選ぶ？
今回、末っ子のランドセルリメイク、「何を作る？」「どの会社がいいの？」といろいろ調べてみました。
幼稚園バッグも思い出とともにミニサイズに可
手のひらサイズのミニランドセルへの加工専門のお店。特殊な形のランドセルや、デザインが特徴的なランドセル、幼稚園バッグ、中高生の学生カバンなども小さくリメイクすることができます。小ぶりになってもその特徴はそのままに、思い出いっぱいに仕上がります。
ワークショップでさらに思い出を追加できる！
国産の家具メーカーが作るかっこいいスツール。ランドセルのかぶせの部分を座面に使用したおしゃれなスツールに変身します。キャンプ場でBBQをしながら、仲良しの友達みんなで、お店に足を運んで家族でなど、さまざまな形のワークショップも開催しています。思い出のランドセルを自分の手で新たな形によみがえらせる、それもまたランドセルの思い出がひとつ増えて、ますます手放しがたくなること間違いなしです！
しっかりした縫製で長く使えそう
革細工職人が丁寧に制作してくれます。4年前、長女の時にお願いしました。しっかりした縫製でずっと長く使えそうです。万が一ヒビが入ってしまってリメイクできない生地でも、バックルや金具を使ったリメイクも可能です。
コスパ最強！小物をたくさん作れます
2年前次女の時にお世話になりました。小さな余り部分で小物をたくさん作れるので、思い出のおすそ分けにピッタリ。ランドセルを送る送料や梱包用袋も込みの金額でコスパも最強。
個性的なデザインに変身
iPhoneケースやランドセルの側面を使ったらせん状のペンケースなど、個性的なデザインの商品も制作しています。残った皮は、SDGsの観点から廃棄せず商品に作り変えて販売したり、制作に使用してもらうため障害者福祉施設に寄付したりしているんだとか。自分が使うリメイク以外にも残った皮が活用されるのはうれしいですね。
使わなくなったらできるだけ早くリメイクに！
ランドセルは押し入れなどに長くしまっておくと劣化が徐々に進んでいきます。卒業したら、なるべく早くリメイクし、使い続けることがいいそうです。
ぜひみなさんも、わが子の思い出をどんな形で新しい息を吹き込むのか、ワクワクしながら考えてみてくださいね。
