卒業後「ランドセル」どうする?リメイクで思い出が特別なアイテムに
わが家の次女はこの3月、小学校を卒業しました。
私はもともと革製品をお手入れしながら長く使う性分で、今使っている手帳は買うより高いお金を払って修理しながら、大学生の時から使っています。そこで考えたのは子ども達の「ランドセル」。子どもに持たせるかばんで数万円って、結構なお値段。それを6年間使ってさようならはもったいないですよね。
わが家では2年前、長女のときにランドセルリメイクをしました。その体験談とともに、今回次女のために調べた新たな情報をご紹介したいと思います。
リメイクで作った「財布・キーケース・名刺入れ」
2年前の長女のときのランドセルリメイクの様子です。
この時はランドセルのふた(かぶせ)の部分のみを使用したので、卒業式が終わった後、断髪式ならぬ断裁式を行いました。
そして、11か月後に届いた製品はこんな感じ。
リメイクしようと決めた当初は、できた製品を成人のお祝いに渡そうと思っていました。でも、本人もどんなものができるのかとても楽しみにしていたので、今すぐ使えそうなキーケースだけは本人に贈りました。あれからすでに1年以上が経ちますが、気に入って毎日使ってくれています。
ランドセルに傷があっても大丈夫?
どこのお店でも、ランドセルリメイクをするには、ある程度ランドセルの革の状態に条件があるようです。本皮だけでなく、人工皮革でもできるようですが、折り曲げてひび割れのひどいものはリメイクが難しい場合も。
もともと革製品を丁寧にお手入れしながら使っていた私は、夏休みなどの長期休暇(毎回ではなく思い立った時だけですが)には、私の革製品と一緒に革用のクリームを塗ってお手入れしていました。
傷も思い出!傷があるからこそのリメイク
一般的に毎日使用しているランドセルのような製品は、それほどお手入れは必要ないそうですが、カバーをかけておくと汚れや傷は防ぐことができます。
また、ランドセルメーカーに問い合わせてみると、一般的な皮革用の汚れ落としクリーナーを使うと長持ちするとのことでした。ただ、リメイクショップの方いわく、汚れや傷が残ったままリメイクされたものを見て、「この傷が残っていてうれしい」との声も多いとのこと。新しいものではなく、その傷があるからこそのリメイクなのかもしれませんね。
日々のお手入れはそれほど気にする必要はなさそうですが、使わずにしまい込んでしまうとひび割れの可能性も高くなるので、なるべく早めにリメイクに出すのがいいようです。
今年は今まで以上にランドセルリメイクに注目が
今年度の6年生は、修学旅行や運動会、お別れの会など最高学年としての晴れ舞台や、卒業生だからこそのイベントも中止や縮小されたところも多かったのではないでしょうか。
だからこそ今年は、「小学校の思い出であるランドセルを何か形に」と、今まで以上にランドセルリメイクが注目されているようです。
リメイクも多種多様に!
今回調べてみて思ったのですが、2年前に調べた時よりも、リメイクをしているお店が増えたようです。そして、レパートリーも、財布やペンケースだけでなく、さまざまなチョイスができるようになっています。
■革細工職人が心を込めてリメイク。わが家が2年前にリメイクを依頼
「K&K BROTHERS」
■送料込みのセット商品でわかりやすい!届いたランドセルは神社で祈祷し加工
「Askal カバン工房」
■天然木を使用し、折り畳み式スツールに
「ランドセルスツール」
■ランドセルのかぶせ部分がそのまま壁掛け時計に
「モギカバン」
■幼稚園かばんのリメイクも
「Canar’s Japan」
このほかにも、スマホケースや大型のカバン、オルゴールなどにリメイクできるショップがあります。購入したランドセルブランドでリメイクを請け負っているところもあるので、購入したお店に相談してみるのもいいかもしれません。
子ども達の6年間の思い出が、長く使える特別なアイテムに生まれ変わるといいですね。