頭痛やぐずり…子どもの不調は夏疲れかも!? 原因をチェック!
時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも、毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回は「子どもの夏の不調」について。
体調不良は起きていませんか?
今年の夏は記録的な猛暑となり、思った以上に疲れてしまっている人も多いかもしれません。子どもも同様で、体への負担はかなり大きいのではないでしょうか。幼児はもちろんのこと、小学生でも「疲れた!暑い!だるい!」を連発している姿によく接しました。
加えて熱中症警戒アラートで、園や学校のプールが中止になったり、外遊びが減ったりして、私たちの子ども時代に比べて「夏休みにたっぷり遊ぶ」という環境は、少しずつ変化していますよね。
猛暑の中では、しっかり身体を動かして遊び、発散するというのはむずかしいものです。9月になってもまだまだ気温が高い日もあり、冷房などで自律神経の働きが弱ったまま、夏休みが明ける頃に心身の調子を崩すケースも多くなります。頭痛や胃腸不良が起きたり、園に行く前にぐずったり、学校へ行きたくなかったり、できていたことが逆戻りする場合もあります。
それまで楽しく通っていた園に行く時にぐずり始めると、何がどうなったの?と親も不安に感じます。夏に頑張ったトイレトレーニングがあっさり逆戻りして、イライラしているママもいるかもしれません。そんな時はぜひ落ち着いて、次のようなことを見直してみませんか。
子どもの夏の不調の原因チェック
・食事をバランス良くとれているか?
暑くて食欲が落ちていても、冷たいものばかりでは体が冷えてしまいます。エネルギーになる炭水化物や筋肉をつくるたんぱく質、調子を整えるビタミンやミネラル類もバランス良くとりましょう。
・しっかり眠れているか?
睡眠は心身の調子を整える大切な時間です。就寝前には動画やゲームは避け、脳や目を休めて、大人のペースに巻き込まれず子どもは早寝させるよう心がけましょう。
・スケジュールを詰めすぎていないか?
暑さで体力を使っている時は、無理なスケジュールを避けて、時には家でゆっくりできる時間も確保しましょう。短い時間でよいので「何にもしないでぼーっとする」、頭を休ませることが大切です。
・親が疲れてイライラしていないか?
疲れて子どもへのあたりが強くなっているかもしれないと思った時には、子どもと一緒に少しの間ゴロゴロして、「パパ・ママも疲れちゃったー!」と声に出してみましょう。親に言われたことを一生懸命守りたいと頑張っている子どもが、ほっとできる瞬間になるでしょう。
それでもいつもと違う様子があれば、胃腸、皮膚、耳、喉など、子どもが言語化できない不調がないか慎重に確認してみましょう。
子どもが疲れてくると、動きが鈍くなり何かするのを嫌がったり、食事を食べなかったり、癇癪が続いたりと、親がイライラする行動が増えてきます。この猛暑明けは「大人も子どもも疲れが溜まっているから、無理をしない、させない!」と心がけて乗り切っていきましょう!