1日で完成する「自由研究」使用するのは“絵本”
もうすぐ夏休みが終わってしまう…自由研究どうしよう?という人へ。今回は親子で楽しく取り組めて、1日でバッチリ完成する自由研究アイデアを教えます! ポイントになるのは“絵本”。子どもはもちろん、きっとパパやママも楽しく取り組めるはずですよ。
なくてはならないこの紙のこと、調べてみよう!
「このかみなあに?トイレットペーパーのはなし」
作:谷内つねお 福音館書店
身近にあって毎日使うトイレットペーパー。これならわざわざ買い物に行かなくてもすぐに実験可能です。
絵本に載っている「色水を吸わせる」「卵を落とす」「紙の上に何かを置いて型をつける」「石など重いものを持ち上げる」「水にぬらしてみる」のほかにも、トイレットペーパーを廊下で転がしてみたり、体に巻いてみたり、絵を描いてみたり、自分なりにアレンジを加えてみましょう。最後のページには、豆知識がまとめられています。日本人の平均使用量は?じゃあイタリア人はどのくらい使うの?など。簡単な実験とあわせて、豆知識をまとめておけば、先生も「へぇ~」とうなる立派な自由研究が完成です。
ママも興味津々!一緒にじっくり観察してみよう。
「煮干しの解剖教室」
文:小林眞理子、写真:泉田謙、絵:こばやしちひろ 仮説社
こちらも特に材料を買い足さなくても大丈夫。家にあるものですぐに始められそうです。低学年であれば、解剖までしなくても、虫メガネをつかって外側からじっくり眺めて絵を描くだけでもOK。こんなに小さくても、ちゃーんと魚の構造が見られます。そして絵本を読んで実物をじっくり観察したら、あとはインターネットでわからなかった部分を調べてみてはどうでしょう。
解剖は失敗しても大丈夫。新しい煮干しを使ってやりなおせばいいし、失敗したものもだしを取るには何の問題もありません。魚をさばくのは苦手でも、この解剖ならママも興味津々かも。
公園で見つけた葉っぱのヒミツの答えを探して
「虫のしわざ図鑑」
著・写真:新開孝 少年写真出版社
少し足をのばして公園に行ってみませんか? そこで見つけた葉っぱの穴や破れ、どんな虫のしわざなのか絵本で答え合わせをしてみましょう。一緒にその虫の生態についても調べてみるとおもしろいですよ。
庭で育てている野菜や植木など、もっと身近にもおもしろい発見があるかもしれません。
本格的に調べてみたいなら、こんな絵本も参考になります
「山の上に貝がらがあるのはなぜ?」
作:アレックス・ノゲス、絵:ミレン・アシアイン=ロラ、訳:宇野和美 岩崎書店
自分たちが生きる地球のふしぎ、歴史地層について学べます。岩山で見つけた貝がらの化石。どうしてこんなところに海のものがあるのだろう? 地層と化石が地球の歴史について教えてくれます。子どもと一緒に読み込んで、ノートや画用紙に考えたこと、感じたことをまとめてみましょう。
大好きな絵本を紹介するPOPを作成するのも◎
「本を紹介するPOP(ポップ)を作成する」というのもおもしろくておすすめです。家にある自分が好きな絵本や、夏休みの自由研究に使えそうな絵本を数冊集めて、クラスメイトや先生に紹介してみましょう。本のタイトル、著者、その本の好きな理由やおすすめのポイントをまとめて、表紙の画像を貼れば立派な自由研究になりますよ。
残り少ない夏休み、自由研究の名目のもと、親子で協力してひとつのものをつくりあげれば、思い出作りにもなりますね。さぁ、夏休みラストスパートです。楽しみながらがんばりましょう!
■参考
煮干しの解剖資料室
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