小学校の不安を吹き飛ばす、親子で読みたい名作絵本
小学校に入学した新1年生。笑顔で学校に通っていますか? 今、子ども達は大きく変わった毎日に、ワクワクする反面、不安もいっぱいのはず。
今回はそんな子どもたちの不安を取り除いてくれる、新しい生活が楽しみになるような絵本を紹介します。どれも長く読み継がれてきた名作ぞろいです。ぜひ親子で読んでみてくださいね。
なんで絵本なの?
新しい世界に少し不安になっているわが子。とにかく一緒に何かする時間を持って、「大丈夫だよ」ということを伝えたい。絵本はその会話のきっかけにぴったりです。
さりげなく絵本を持ってきて、一緒に読めば、小学校に入るにあたっての不安やワクワクといった本音をもらしてくれるかもしれません。そのひとことを上手に聞き出せば、寄り添ってあげることもできますし、絵本の中にその心配事を解決するヒントが見つけられるかもしれません。
繰り返し読むことで安心感が増す
そして、絵本なら短い時間で繰り返し読むことができます。小学校に入ってからも、少し不安そうな表情が見られたら、また一緒に開いてみる、その5分の親子の時間が安心をもたらしてくれるでしょう。そして、お子さん自身が思い出して自分でこっそり読んでいたりするかもしれません。
入学式までの日々が楽しそうに描かれている「一年生になるんだもん」
文:角野栄子、絵:大島妙子 文化出版局
表紙の元気な女の子。1年生になる喜びにあふれています!
入学するまでの準備と、入学式当日がどんな様子なのかが描かれています。入学式を終えて家に帰り、お父さんに報告するのですが、どんなに楽しかったのかがひしひしと伝わってきます。女の子の楽しそうな表情に、少し不安だった子も「小学校楽しみ!」という気持ちになれそうですね。入学までに何度も一緒に読みたい1冊です。
ゲーム感覚で小学校生活がわかる「はじめくんがっこうへいく」
作:もりかわしげみ、絵:やまにしゲンイチ ナツメ社
忍者大好きなはじめくん。小学校がどんなところなのか、忍者になったつもりでこっそりおねえちゃんについていきます。学校につくと、はじめくんはいたずらをしたりしながら、学校探検。
絵本にはあまり興味がない、というお子さんも、絵探しや迷路など遊びながら読み進めることができます。
裏表紙のはじめくんのランドセルを背負った姿が、なんとも誇らしげでうれしそうですね。おうちの方への小学校入学準備のページもありますので、参考にしてください。
小学校で教えてくれるすごいひみつって?「いちねんせい」
詩:谷川俊太郎、絵:和田誠 小学館
1年生が小学校に入って感じる新鮮な驚きや期待、不安がひしひしと伝わってくるような詩。大人もすっかり忘れていた気持ちを思い出すような感覚です。読み聞かせではなく、親子で一緒に声に出して読みたい本。先生に会うのが、新しいともだちができることが、知らないことを学ぶことが、不安からワクワクに変わりそうです。
新しい出会いが楽しみになりそう!「はじめまして」
作:新沢としひこ、絵:大和田美鈴 すずき出版
はじめて会ったともだちに、なんて言うのかな?「はじめまして」
でもちょっとはずかしいかも。絵本にあわせて歌ってみれば気軽に言えそうな気がしてきます。「はじめまして」の友達に出会うのが楽しみになりそう!一緒に泥だんご作りしてくれるともだち、できるといいね。
歌えば自然に笑顔になってしまう「一ねんせいになったら」
詩:まどみちお、絵:かべやふよう ポプラ社
誰もが耳にし、歌ったことがあるおなじみの歌。絵本の絵を眺めながら元気に声を出してみましょう。「わっはは、わっはは、わっはっは」と絵本の中のはじける笑顔を見れば、自然と笑顔になってしまいます。入学までの貴重な親子の時間、手をつないで一緒に大きな声で歌ってみてはいかがでしょう。不安も一気に吹き飛んで、小学校って楽しそうと思えてくる、魔法の絵本のように感じます。
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