「給食の時間が心配…」そんなときに親子で読みたい10冊の絵本
幼稚園や小学校に入学したお子さんが、少食だったり好き嫌いが多くて給食が心配…というママやパパも多いのでは。
私も次女が体が小さく食も細いので「給食ちゃんと食べられるかな」と心配したものでした。
以前は給食の時間には机を集めてグループで楽しく食べていたのが、今は、授業の並びのまま、前を向いて静かに食べる「黙食」へと変わってきています。少食のお子さんをもつパパママの心配はさらに大きくなっているのかもしれません。でも、「食べる」ことは成長期の子どもにとって、とても大事なこと。その子なりに楽しく給食の時間を迎えてほしいですよね。
そのために、親子でこんな絵本を読んでみてはいかがでしょうか。今回は食べることや給食が楽しみになる絵本10冊を紹介します。
【あわせて
まずは「食べるって楽しい!」と思えるように
「おいしいおと」
三宮麻由子・文/ふくしまあきえ・絵、福音館書店
食べる時に聞こえる音。これはどんな音がするのかな?こっちはどう?と考えながら食べていくと、静かな中から「おいしいおと」探しが楽しめそうです。コロナ禍の黙食の新たな楽しみにもなるかもしれませんね。
「おにぎりくんがね‥」
とよたかずひこ・作、童心社
どのおにぎりがどの具かわからなくなっちゃった! でも、定番のひとこと「しんぱいごむよう!」で、おにぎりたちが楽しく踊りだします。ついつい、おにぎりをパクリとしたくなりそうです!
好き嫌いが多くったって平気!
「ぜったいたべないからね」
ローレン・チャイルド・作/木坂涼・訳、フレーベル館
好き嫌いの多い妹になんとか食べてもらおうと、工夫をこらすお兄ちゃん。にんじんは嫌いだけど、「えだみかん」なら食べてみようかな…。あの手この手でこれは「嫌いな食べものじゃないよ」とうながすお兄ちゃんのアイデアが素晴らしい!
「やさいだいすきだワニ」
タンム・ニュウ・作/中川ひろたか・訳、おむすび舎
日本では昨年出版されたばかりですが、台湾では長年親しまれてきたロングセラー絵本です。野菜を食べて元気いっぱいのワニくんを見習って、みんなも緑のスーパーマンになれるかな!
「グリーンマントのピーマンマン」
さくらともこ・文/中村景児・絵、岩崎書店
発売から40年近く、長年子どもたちの好き嫌いに悩むパパママを応援してきたロングセラー絵本。
いつの時代もヒーローは人気です!「のどいたバイキンやはらいたバイキンがくるよ!」のひとことで、がんばって食べてくれるといいですね。
「にんじんばたけのパピプペポ」
かこさとし・作、偕成社
絵本の中のこぶたの名前を読み上げるだけでも楽しくなってしまいます。こぶたたちの楽しい雰囲気に、つい「にんじん食べてみちゃおうかな」と思わせられそう!
少食を悩まない!
「ごはんのじかん」
レベッカ・コッブ・作/おーなり由子・訳、ポプラ社
「お昼ご飯の時間だと言われたけれど、私お腹がすいてない」。何かに集中していたら、大人だってそんなことがありますよね。でも夕飯時には、「ごはんよー」の声に飛んでいく私。表紙のワニとくまとおおかみと、何があったんでしょうね。出版社の紹介では、「ごはんのじかんが楽しみになる絵本」ですって
「たべるのだいすき!-みんなげんき-」
吉田隆子・作/せべまさゆき・絵、金の星社
4つの色のげんきッズたちが、食事が人間の元気をつくることを教えてくれます。食にまったくといって興味のないわが子が、たくさんは食べないけれど、「これ食べたら元気になるかな」と、ちょっと食べることに興味を示してくれるようになった絵本です。
給食はおいしい!給食に感謝!の気持ちに
「げんききゅうしょくいただきます!」
つちだよしはる・作、童心社
給食センターの人だけじゃなく、安全な食材を育てる人など、いろいろな人たちのおかげで給食があるんだ、ということに気づかされます。せっかく作ってくれた給食、おいしくいただきましょう!
「給食番長」
よしながこうたく・作、好学社
「キライなものは残しちゃえ!」給食番長のかけ声でみんなが嫌いなものを残してばかりの1年2組。
でも給食は、元気に大きくなるのに必要な食べものばかり。栄養たっぷりのおいしい給食を作ってくれている給食の先生たちにも感謝の気持ちを忘れずに。
給食の時間が「不安」から「楽しみ」に!
一緒においしい絵本を読んで、楽しい給食時間のイメージトレーニング! 「給食楽しみ!」だから「学校も楽しみ!」と思えるようになるといいですね。子ども達がおいしく食べて、元気に学校生活を送れますように。
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