入園入学が不安!?吹き飛ばすカギになる親子で読みたい4冊!
この春に入園・入学を控えた子どもたちは、新しい世界を楽しみにしています。とはいえ、これまでとは違う環境に行くというのは、小さい子どもなりに緊張や不安も感じているはず。
そこで、今こそ親子でゆっくり絵本を楽しむ時間を作ってみませんか。絵本を通して、時間や思いを共有することで、小さな不安が大きな期待に変化してくれるかもしれません。
知ることで不安も軽減!親子で予習してみましょう
小学校ってどんなところ?幼稚園ってどんなところ?
どんなところかわからないから不安なんですよね。じゃあ、どんなところで、どんなことをしているのかを親子で予習してみましょう。
「1ねん1くみの1にち」
写真/文・川島敏生、アリス館
【概要】
1年生の教室の1日が時系列で示され、子どもたちが1日どんなふうに過ごしているのかがよくわかる写真絵本です。
【おすすめポイント】
読み聞かせというよりも、親子で絵本を真ん中にして、「小学校ってどんなところかな?」と一緒にのぞいてみて、幼稚園・保育園との違いを見つけてみましょう。未知の「小学校」というものに少しずつでも触れることで、具体的に「小学校で何するの?」ということがわかり、安心材料になるかもしれません。
……
「ようちえんのいちにち」
作/おかしゅうぞう、絵/ふじた ひおこ、佼成出版社
【概要】
幼稚園で1日どんなことをするのか、歌、工作、外遊び、誕生日会、お弁当の時間。やさしい先生のまなざしに見守られ、楽しそうな子どもたちが描かれています。
【おすすめポイント】
幼稚園でどんなに楽しいことがあるのかが見てとれるので、心配事も少なくなるのではないでしょうか。また、生まれたばかりの弟の退院を心待ちにするお姉ちゃんの姿も見られます。弟・妹が生まれたばかりの新米お兄ちゃん・お姉ちゃんに読んであげてもいいかもしれません。
シリーズで、「ほいくえんのいちにち」「いちねんせいのいちにち」もあります。
実はドキドキしているのは子どもたちだけじゃない!?
小学校や幼稚園がどんなところで、どんなことをしているのかはわかった! でもまだドキドキしているのならこの本を。ドキドキしているのは子どもたちだけじゃないみたいですよ。
「がっこうだって どきどきしてる」
文/アダム・レックス、絵/クリスチャン・ロビンソン、訳/なかがわ ちひろ、WAVE出版
【概要】
新しく建てられた学校。自分がどんな役割なのかどきどきしていると、学校というものらしい。でも、学校って何? いろんな子どもたちがいて、学校では毎日いろんなことが起こります。子どもたちが、勉強して、遊んで、笑って、泣いて、怒って…。学校で起こるちいさな事件を見ながら、学校っていいなと「学校」は思い始めるのです。
【おすすめポイント】
ドキドキしているのは私だけじゃないってことがわかったら、少しは緊張も和らぐかもしれませんね。牛乳を鼻から出してしまう子に思わず笑ってしまった「学校」のように、読みながら思わず笑って、学校って楽しいところかもという気にさせられます。
「しゅくだい」っていうのがあるんだよ
「しゅくだい」って何? 聞いたことあるけれど…。どんなことをするのかな? 子どもと親の心を優しくほぐしてくれる「しゅくだい」とは?
「しゅくだい」
文・絵/いもとようこ、原案/宗正美子、岩崎書店
【概要】
やぎのめえこ先生が、生徒のみんなにいいました。「みなさん、きょうのしゅくだいは“だっこ”です」。
もぐらのもぐくんは、お母さんに宿題のことを話そうとするのですが、忙しいお母さんになかなか言い出せません。夕飯の後、「だっこ」の宿題のことを話すと、お母さんお父さんおばあちゃんも、やさしくぎゅーっとだっこしてくれました。
【おすすめポイント】
「学校(幼稚園)に行ったらね、宿題っていうのがあるんだよ。毎日ぎゅーってしないとダメなの。毎日ちゃんと宿題しようね」と、入園・入学までもぜひ「宿題の練習」として、ぎゅーっとしてあげてください。
入園・入学、親も子も不安から楽しみに!
新しいことが始まる前には、大人だってドキドキしたり不安になったりするものです。経験の少ない子どもたちならなおさら。そしてまたそんなわが子を見て、親の方はさらにドキドキ!
親子で一緒の絵本を読むことで、いろいろな気持ちを共有できたらいいですね。ママ・パパが同じ気持ちでいる、いつだって見守っていてくれている、そう思えたら、“楽しみ”という気持ちがより大きくなる気がします。
※記事中のリンクから商品を購入すると、売上の一部が当社に還元される場合があります。