支持される「軽自動車」のヒミツ【こどもリサーチ】#42

支持される「軽自動車」のヒミツ【こどもリサーチ】#42

ママ・パパの「気になる」をリサーチする、「シルミル研究所」こどもリサーチの寺山です。第42回となる調査テーマはママ・パパが選ぶ「軽自動車」(2022年)についてです。

全国のママ・パパが選ぶ「軽自動車」ランキング

2022年9〜10月に実施した全国のママ・パパが選ぶ軽自動車、利用率第1位は「スズキ/ワゴンRシリーズ」、価格満足度第1位は「ダイハツ/タント」、総合満足度第1位は「ホンダ/N-BOX」(同車はリピート率第1位も受賞)、おすすめ率(※)は「スズキ/スペーシア」という結果になりました。
※おすすめ率=利用経験のある車について、おすすめしたいかどうかを11段階(0〜10)で回答。9・10と回答した人を推奨者とし、その割合の高い順にランキングしています

ママ・パパが選ぶ「軽自動車」2022年、利用率ランキング

1位 「スズキ/ワゴンRシリーズ」
2位 「ダイハツ/タント」
3位 「スズキ/アルト」

ママ・パパが選ぶ「軽自動車」2022年、価格満足度ランキング

1位 「ダイハツ/タント」
2位 「ホンダ/N-BOX」
3位 「三菱/eKシリーズ」

ママ・パパが選ぶ「軽自動車」2022年、総合満足度ランキング

1位 「ホンダ/N-BOX」
2位 「スズキ/スペーシア」
3位 「ダイハツ/タント」

ママ・パパが選ぶ「軽自動車」2022年、おすすめ率ランキング

1位 「スズキ/スペーシア」
2位 「ホンダ/N-BOX」
3位 「ダイハツ/タント」

▼スズキ/ワゴンR
▼ダイハツ/タント
▼ホンダ/N-BOX
▼スズキ/スペーシア

利用経験者のリアルな声を紹介

 利用率、価格満足度、総合満足度、おすすめ率ランキング1位の利用経験者からは、以下のような感想がありました。
【ワゴンRシリーズ利用者の声】
安心感があり、楽に走行できる。燃費も良い。(30代・千葉県)
【タント利用者の声】
子育て世代のために考えられていて、助手席のスライドも運転席に座ったままでも片手で簡単にできる。(30代・愛知県)
【N-BOX利用者の声】
車高が高く、後部座席も足元が広いので、子どもが室内で着替えられる。(40歳・岐阜県)
【スペーシア利用者の声】
運転が苦手でも、保育園の狭い駐車場に停めやすく、小回りが利くので細い道でも切り替えせず運転できて便利。燃費もよい。(30代・奈良県)

車の所有経験者のうち軽ユーザーは半数以上、「買い替え」「出産」を理由に購入

今回は、子どもがいる504人が回答。自家用車の所有経験は423人で、そのうち、軽自動車の所有経験は52.7%となりました。
 軽自動車購入の理由・きっかけは「前の車からの買い替え」41.7%、「妊娠・出産」14.3%、「追加で必要になった」12.1%が上位となりました(複数回答)。利用目的の上位は、「買い物」83.0%、「子どもの送迎」56.1%、「レジャー」44.4%でした。
「子どもが産まれたことがきっかけで、乗せ降ろししやすい、パワースライドドアのものに乗り換えたいと探しました。 コンパクトカーでも良かったのですが、子どもにお金がかかるので、自動車税や維持費の安い軽自動車にしました。 結果、軽自動車でも広々としていて小回りも利くので、満足しています」(30代・愛知県)という人や「コロナで在宅勤務になったので、少し田舎に引っ越しをしました。車がないと不便で、細い道も多いので小回りの利く軽を選択しました」(30代・神奈川県)という人も。

価格を最重視、セカンドカー利用も

また、購入時に最も重視したことの上位は「グレード・価格」「燃費の良さ」 「車内の広さ」 「外観デザイン・カラー」「乗り降りのしやすさ」と続きました(上記グラフ)。
 購入時にこだわった点、悩んだ点について聞いたところ、「デザイン性の良さ、車内の広さ、価格面で悩んだ」(30代・和歌山県)という人や、 「セカンドカーなので値段を抑えたかったが、子どもの学童のお迎えで、駐車場に小さい子どもが出入りしたりするのでバックモニターは必須など、いろいろ考えると、高くついてしまった」(50代・大阪府)などの声が上がっていました。

総合満足度1位N-BOX、人気のヒミツは?

今回は、総合満足度第1位を受賞したホンダのN-BOX商品企画担当・廣瀬紀仁さんに話を聞きました。
2011年に発売されたN-BOX。「当初のデザインコンセプトは“ミニ・ミニバン”でした。当時はファミリーカーとしてミニバンが支持されていましたが、乗りやすさ、経済性等から突き詰めると、日本の道路には軽自動車が適しているという議論から、軽自動車の枠組みでのミニバンを作ろうというところからスタートしました」

57cmスライドする「助手席スーパースライドシート」で後部座席の子どもとも距離が縮まるN-BOX

「ベビーカーも折りたたまずにそのまま置ける室内空間の広さ、スライドドアを開けたときの開放感は子育て世帯から好評の声をいただいています。また、軽自動車でありながら27インチの自転車も積めます。これは、雨や雪が降り出して、自転車通学の子どもを迎えに行くというシーンを考えた時に、自転車も一緒に載せて帰れないとダメだよね、自転車を載せるならフロアの高さは低い方が載せやすいよね、といった、日々の暮らしのひとつひとつのシーンをよりよくしたいという思いから生まれたものです」
 日本の生活に寄り添い、人びとの生活を良くしていきたいと、2017年さらに進化。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全車に標準装備となったほか、昨年には「電子制御パーキングブレーキ」が追加され、より安全性が高まりました。昨年は累計販売台数200万台を突破し、今や多くのファミリー世帯に支持される車となりました。
「家族がのびのび過ごせる居住性、運転のしやすさ、上質感など、性別・世代を超えて全方位で好評の声をいただいています」と廣瀬さん。
これからクルマの購入を検討している人に向けては「子どもの成長を考えて“今も、未来も満足できる車”という視点で選べると良いと思います。もちろん、N-BOXもそのようなクルマに仕上がっています」と教えてくれました。

【調査概要】▼期間:2022.9.30〜10.13「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」会員、こどもりびんぐアンケート会員に対しWebで調査を実施▼調査対象:スズキ/アルト、スズキ/ジムニー、スズキ/スペーシア、スズキ/ハスラー、スズキ/ワゴンRシリーズ、ダイハツ/タフト、ダイハツ/タント、ダイハツ/ムーヴシリーズ、ダイハツ/ミラシリーズ、三菱自動車/eKシリーズ、ホンダ/N-BOX 、ホンダ/N-WGN、日産/サクラ、日産/ルークス、日産/デイズその他(五十音順)
【回答者プロフィール】エリア:全国の子どもがいる504人(男性20.8%、女性79.2%)▼年代:20代以下3.4%、30代37.9%、40代25.4%、50代以上33.3%※データは小数点2位以下四捨五入
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