更新 :
小学1年生で習慣化しておいてよかった5つのこと

この春、娘が小学校に入学しました。3年前、息子の入学の時には、親の私がひとつひとつのできごとにソワソワし、不安でいっぱいでした。でも、2人目となるとちょっぴり慣れて、娘には小学校生活のルールを落ち着いて伝えることができています。
今回は、これまで子どもの小学校生活を見守ってきて感じた「1年生で習慣化しておいてよかった5つのこと」をみなさんにもお伝えしたいと思います。
5つの習慣化で心配事が減る!
子どもだけで登下校するようになり、保育園や幼稚園のように先生からの連絡も少なくなる小学校生活。わが家では、親子で5つのことを習慣化するように心がけました。そのおかげで心配事や困る場面がグッと減ったと感じています。
登下校中寄り道をしないこと
1つ目は「登下校中に寄り道をしないこと」。入学時に、登下校は決まったルートを通るよう約束をしていても、慣れてくると他の道を通ってしまうトラブルがおこりがち。
その理由は、友達関係ができあがり、仲のいい友達に別のルートに誘われたからということが多いようです。迷子になったり帰りが遅くて心配したりということのないように、慣れてきたころに念を押して「登下校中は寄り道をしないこと」を約束しておいたほうがいいと感じました。
でも子どもにとっては、仲よくなった友達と一緒にいたいのは当然のこと。息子も仲のいい友達が違うルートで帰ることを寂しがっていました。そこで一度帰宅してから待ち合わせして遊べるようサポートしてあげると、納得して約束を守れるようになりました。場合によっては最初に決めた通学ルートを友達と一緒に帰れる道に変更するのもいいと思います。本人が納得するような対応をしつつ、約束は必ず守れるようにしていくのがおすすめです。
帰ったらすぐに連絡帳と手紙を出すこと
2つ目は「帰ったらすぐに連絡帳と手紙をランドセルから出すこと」。小学校では毎日たくさんの手紙が配られ、持ち物や下校時間の変更など、全部を把握するのはとても大変です。
そこで、帰ったらすぐに連絡帳をテーブルの上に出すということを徹底しました。そうすると、翌日の必要な持ち物や下校時間を帰ってすぐにチェックできます。翌日の授業に必要なものがあって買いに行くのも、なんとか間に合いました。手紙もすぐに出す習慣をつけることで、何日もランドセルの中に眠っていた…ということが防げます。
わが家では子どもたちの帰宅時には「おかえり」と「今日の連絡帳と手紙は?」をセットにして声をかけています。
ランドセルや教科書は所定の位置に片付けること
3つ目は「ランドセルや教科書を所定の位置に片付けること」。いろいろなところに学校用品をおいてしまうと、「あれがない!」「これがない!」とパニックに。
特に、宿題は多くの子にとってめんどくさいものですが、「ランドセルどこ?」「筆箱どこ?」から始まるとさらにやる気がなくなる原因に。翌日の用意も、教科書などが見つからないとイヤになってやらなくなってしまいます。息子も最初はリビングのあちこちにおいていましたが、何度も伝えて所定の位置に片付けることを習慣化しました。
宿題は遊ぶ前に終わらせること
4つ目は「宿題は遊ぶ前に終わらせること」。体力のない1年生が宿題を後回しにしてしまうと、眠くなって機嫌が悪くなり、なかなか進まない…ということになりがちです。その結果、宿題がキライになってしまうことも。そのため少なくとも1年生のうちは、宿題は遊ぶ前に終わらせてしまう方がいいと思います。
息子も1年生のうちは、友達と遊ぶ約束をしてきた場合でも先に宿題を終わらせてから行くようにしていました。学年が上がると宿題の量を自分で把握できるようになってきたので、帰ってから必ずやると約束をして先に遊びに行く日も増えてきました。
小4の今は本人のタイミングに任せていますが、声をかけなくてもその日のうちに必ず宿題をこなしています。
親にその日のできごとを話すこと
5つ目は「親にその日のできごとを話すこと」。先生から様子を聞くことが少なくなる小学校生活では、親子のコミュニケーションがとても大切だと感じます。
とはいえ、親が「今日どうだった?」「誰と遊んだの?」と質問してもあまり話してくれないことが多いですよね。それは、話したくないのではなく、子どもは目の前のことで頭がいっぱいだからだと思います。
そこでわが家では質問はほどほどにして、本人が話しだした時に手を止めて話を聞くようにしていました。夕飯の前のちょっとした時間、翌日の準備をしている時、一緒にお風呂に入っている時など。ふとした時に話す学校のエピソードをできるだけ逃さないようにしていました。また、私もその日あったことを子どもに積極的に話すことで、子どもも会話の流れで学校でのできごとを話してくれることが多いと感じます。
先生に言われたこと、友達とケンカしたこと、授業でわからなかったことなど、日々子どもから聞いていたことでスムーズに対処してこられました。イヤなことがあった時も親に話して共感してもらうだけでも、自分で解決するパワーになるものです。嬉しかったこともイヤだったことも、親に気軽に話せるような雰囲気作りはずっと続けていきたいと思っています
何のためにするの?意味を伝えながら少しずつ習慣化
これらを習慣化できたおかげで、学校生活の心配事や困り事が少なくなったと実感しています。
中でも1~4は、「自分の安全のため」「自分が困らないため」と子どもが納得できるようにしながら身につけていったことで、親任せにせず自分のことは自分でする意識をもつことにもつながったと感じています。
「こうしなきゃダメ!」と話すのではなく「〇〇しないとどうなるかな?」と子どもに考えさせながら、何のためにそうするのかを伝えていくのが効果的です。
うちのガンコな娘に習慣化させるには長い時間がかかりそうですが(笑)、ひとつひとつじっくりと伝えていきたいと思います。そして学校生活で困ったことがあったときは、いつでも相談してくれるような親子関係を作っていきたいです。