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子どもの宿題は親の宿題?だんだん適当になった私が見た台湾の宿題事情
園児の宿題事情
みなさんの保育園、幼稚園では宿題ってありますか?お受験系の園では日常的な宿題があるのかもしれませんが、一般的な園では基本的に宿題がないところが多いと思います(あったとしても、長期休暇中の簡単なプリントや絵日記など)。
私自身も田舎で育ったためか「子どもの仕事は遊び!」のイメージが強く残っており、自分の子どもたちもの〜びのびできる園で過ごしてほしいなぁと思っていました。
しかし、台湾での園生活は180度とは言わずとも、150度くらい違っていました…。
課題解決系から文字の練習まで
長女が通っていた園が、たまたま“お勉強しっかりやる系”だったということもありますが、宿題がよく出ていました(近さや入園時期で選んだ結果…)。他の園に通う友人に聞いても、やはり“宿題が多い”という声はたくさん。
「道で困っている人がいたらどうしますか?」「自分の勇気があると思えるエピソードは?」といったものから、英語やボポモフォ(台湾版ひらがなのようなもの)の文字練習、英語の先生との通話練習などなど、未就学児の宿題とは思えない内容もたくさんありました。
そして、課題解決やエピソード系など記述が必要な宿題は、当然、親のサポートが必要となってきます…。
ある意味、親への宿題にも感じますが、外国人ママであった私にとっては毎回「これで意味通じるかな…」と若干不安になりつつ、だんだん適当になっていく自分がいました(笑)。
22時になっても宿題が終わらない子も
この学習事情は小学校に入るとますます深刻に…。台湾の小学生は1年生からがっつりテストもあるし(順位が張り出されることも)、放課後は安親班と呼ばれる塾に行く生徒も多く、ちょっとわからないことを放置しているとすぐに授業についていけなくなります。
もちろん、台湾にも“勉強をしすぎない”タイプの学校もありますが、そちらを選択した場合、一般的な学校へはもう戻れない(ついていけない)とも言われています。
台湾人とも「台湾の小学生は大変だね」という話題をよくしていましたが、ここまでやっているからか賢い子どもが多かったのにも納得です。でも、勉強だけでなくやさしさや明るさも兼ね備えているところが、台湾の人たちの素敵なところだなぁと感じています。