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占いをもとに産む日を決める!? 台湾で出産して驚いた3つのこと
先日3歳になった次女は台湾で出産しました。日本で長女を出産した経験と比較するとびっくりする違いがたくさんあったので、今回は3つ紹介します。
※あくまでも私の実体験と台湾人へのリサーチをもとにしています
検診のストレス軽減
まず検診は、基本的に経腟エコーではなくすべて経腹エコーでした。日本では一般的に妊娠12週までと20週頃に経腟エコーでの検診が行われ、ストレスに感じた人もいるかと思います。
台湾では最初から最後まで経腹エコーで、鮮明に胎児の様子が見えていました。これはかなりのストレス減でした!
出産前の選択肢
また、出生前診断を受ける人が多いのも台湾ならではの特徴です。採血のみで精度が高いNIPT(新型出生前診断)も、検査を受けるための条件がなく、費用も約5万円からと日本よりも安く手軽に選択できます。出生前診断についてはさまざまな考え方があると思いますが、私自身含め多くの友人が検査を受けていました。
帝王切開を選択する理由
そして一番びっくりしたのは…
占いをもとに、日時指定で帝王切開する人が多い
ということです!
そもそも日本のような無痛や和痛もしない自然分娩が少なく、私が一人目の出産エピソードを話すと、ものすごく驚かれることが何度もありました。医師からも「いつ産みたい?」と聞かれたりしました(笑)。
実際に私が出産した病院でも、ズラリと並んだ赤ちゃんの名札に分娩方法が書かれていたのですが、帝王切開のほうが多く書かれていました。
昔に比べるとかなり減ったそうですが、今でも親や親戚から「占いの先生に聞いてきたから、この日時で産みなさい」と言われる人もゼロではないそうです。干支によって、この年は出産を控えるといった考えもまだ一部残っており、寅年は十二支の中で最も低い出生率になるそうです。
他にも、
- 占いと関係なく日時コントロールのための帝王切開も多いこと
- つわりに対する飲み薬が処方されたこと
- サプリメントを勧められる機会が多かったこと
- 月子中心と呼ばれる産後ケア施設が充実していること
- 産後の食事には漢方の考え方が多く取り入れられていたこと
と台湾ならではと感じる部分がたくさんありました。
ちなみに私は家から病院まで徒歩10分程だったので、午前3時半に陣痛→午前4時頃、夫と長女と歩いて病院へ→無痛処置→分娩室に入り10分で出産→7日間、月子中心で過ごす(これはかなり短い方で1カ月程度の滞在が一般的)という流れでした。
「日本と台湾の両方で出産してみてどちらがよかった?」とよく聞かれるのですが、私の場合は…断然、台湾でした(笑)!