夏休みの自由研究は絵本こそ先生!絵本をヒントに親子で楽しく取り組もう
夏休み、毎年「これって親の宿題なんじゃない!?」と思うこともある自由研究。さぁ今年は何にする?そんな時、ぜひ活用していただきたいのが絵本。絵本には自由研究に使えそうなネタがたくさん。絵本にヒントをもらって、親子で楽しく自由研究に取り組みましょう。
身近なものでやってみよう!
「うかぶかな?しずむかな?」
文:川村康文、写真:遠藤宏 岩崎書店
表紙の写真。すいかと水中メガネです。これらを水に入れると…。
うかぶかな?しずむかな?
ボール、ねんど、おもちゃ、ペットボトル、野菜…。入れるものはなんでも構いません。とにかく身近にあるもので試してみましょう。
素材は同じでも、ねんどを丸めてみる、のばしてみる。ジュースがいっぱいのもの、飲んでみたら?いろいろ試してみたらおもしろい!
写真か絵をそえて結果をまとめれば、りっぱな研究です。
絵本で見ると、実際にためしてみたくなります。子どももこれなら「やってみよう!」とその気になりそうですね。
「てのひらどうぶつえん」
作:ハン・テヒ、共訳:星あキラ/キム・ヨンジョン 瑞雲舎
手形スタンプをポンポン。指を開いてみると何になる?とじて押したら何かな?
足形は何に見える?色を変えてみたら?
絵本をヒントに、いろんな動物を描いてみましょう。描き始めたらとまらない!押せば押すほど、次々違うものに見えてきます。
さて、動物園にする?それとも水族館?
わが家は恐竜ワールドでした。
虫や動物、興味あるものの生態を調べてみよう
お子さんが興味があるのはどんなことですか?知りたい!と思える対象について書かれている科学絵本は、絵や写真をふんだんに使って子どもにもわかりやすく示されています。自分なりにそれらをまとめてみるもよし、読み物からさらに興味を持ってインターネットや図鑑で調べてみるのもいいですね。
「動物ふしぎ発見 パンダの手には、かくされたひみつがあった!」
文:山本省三、絵:喜多村武、監修:遠藤秀紀 くもん出版
パンダの手をCTスキャンにかけてみた?!そこからわかったことは?
パンダ好きでなくとも、興味深い結果です。
パンダが笹を持って食べるのって、実はスゴイことなんですって。かわいいな、と眺めているだけでは知ることができない情報に、うちの子たちは驚きっぱなしでした。
「ダンゴムシみつけたよ」
写真・文:皆越ようせい ポプラ社
子どもたちの大好きなダンゴムシ。でもその生態についてはあまり知らないのでは?
この一冊を読むだけで、ダンゴムシの生態についてしっかりと知ることができる写真絵本。何を食べてるの?どうやって生まれてくるの?冬眠するの!!
私には知らないことだらけで、とっても新鮮でした。
「新版かまきり おおかまきりの一生」
文・絵:得田之久 福音館書店
かまきりの生態がとてもよくわかる一冊。卵からかえって、どんな風に一生を過ごしているのか。図鑑とは違い、ストーリーを追っていく形でわかりやすく読み進めることができます。リアルな絵で迫力あるシーンも多くてひきつけられます。
今度かまきりを見つけたら、じっくり観察したくなりますよ。
数字っておもしろい!
大人だって知らない、でも知っていたらちょっと得意になれる、そんなおもしろい知識を自由研究という形でまとめてみましょう。
「ライフタイム いきものたちの一生と数字」
文:ローラ・M・シェーファー、絵:クリストファー・サイラス・ニール、訳:福岡伸一 ポプラ社
アルパカは一生の間に何回毛を刈り取るの? タツノオトシゴのオスが育てるあかんぼうの数は? キリンのあみめ模様、何個あるか知ってる?
驚きながらも誰かに話したくなる知識を知ることができます。
「かぞえかたいろいろ」
さく・え:すなやま えみこ ポトス出版
大人でも、日本語って難しい、と思わずうなってしまいそうです。
タンスは、一棹(ひとさお)、ようかんも一棹。でも、ようかんは切れば、一切れ、二切れ。この辺りは大人ならまだ答えられる?なら、海の数え方は?雲の数え方は?
ここにあげた絵本はほんの一例。自分の興味にあわせて、自由研究に使えそうなものを探してみてください。
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