友達にからかわれたらどうする?“お笑いの技術”でおもしろくかわす!2つの方法をしばぴーが教えます

友達にからかわれたらどうする?“お笑いの技術”でおもしろくかわす!2つの方法をしばぴーが教えます

芸人300組にネタを提供してきた作家「芝山大補」さんこと「しばぴー」が、お笑い芸人が使っているコミュニケーションの技術を伝授し、お子さんや保護者のコミュニケーションの悩みに答える『教えてしばぴー!人生が楽しくなる「コミュ力」レッスン』。今回のお悩みは…?

みなさん明けましておめでとうございます。昨年から&あんふぁんで、お子さんの人間関係についての相談を受ける機会をいただいたおかげで、日常のコミュニケーションと向き合う時間が増えました。こういう時間が新たなコミュニケーションの発見にもつながります。

こういった場をくれた「&あんふぁん」と読者のみなさんには本当に感謝です。しばぴーがお子さんの助けになれるようにがんばります。悩みなどあれば一人で抱え込まず、ドシドシくださいね。

では、相談にのっていきましょうっ!!

case. 今回のお悩み

わが子をからかってくるクラスメイトがいます。わが子はやさしすぎる性格で、どう対応したらいいのかわかりません。どうしたらよいでしょうか。

質問ありがとうございます。子どもの頃って、からかってくる子いましたよね〜。僕も子どもの頃は「芝山は頭が大きいから頭でっかち〜♪」と大層にリズムまでつけられてからかわれていましたよ(歌は2番まであった)。今だったら大したことないんですけど、その時はツラい気持ちになったのを覚えてます。

からかわれるということは人にナメられやすいのかな?とマイナスに思っちゃいますが、良く言えば親しまれやすいってことです(長所と短所は表裏一体というヤツ)。だから、相談者さんのお子さんは人に囲まれた温かい人生になるはずです(間接的に自分も褒めるスタイル)。

とはいえ、からかわれるのも度が過ぎるとコミュニケーションを取ることが嫌いになっちゃうかも!そうなると、せっかく愛されやすい人柄なのに宝の持ち腐れになります。そうならないために、今回はからかわれた時に使えるお笑いの技術をお教えしましょう。2つ紹介するので、お子さんにあった方法を試してみてくださいね。

からかわれた時に使えるお笑いの技術とは

自分事として捉えない

さっそく、1つ目ですが「自分事として捉えない」という方法になります。こちらをご覧ください。

■例1

A:Bくんってドジだね!!

B:(無視)

A:無視すんなよ!

大抵こんな感じでからかわれているのではないでしょうか。では「自分事として捉えない方法」で返したらどうなるかを見てみましょう。

■例2

A:Bくんってドジだね!!

B:(あたりを見渡しながら)お〜い!だれか〜ドジって言われてるよ〜!

A:いや!Bくんに言ったんだよ!

このようにして、お笑いでは「自分事として捉えないこと」で笑いにする方法があります(エッヘン)。

周りに呼びかけるのが恥ずかしかったら、辺りを見渡して首を傾げて「なんか聞こえたけど気のせいか?」みたいにしたり、話しかけられた方向と反対を見て「他のだれかに言った」感じに流すこともできます。

また、この方法は別のシチュエーションでも使えます。詳しくはTikTokの動画を見てくださいね。

参考TikTokはこちら

第三者のように扱う

では続けて、2つ目のパターン「第三者のように扱う」を紹介しましょう。こちらをご覧ください

■例3

A:Bくんってほんと足遅いよね!

B: わかる!わかる!でもその足遅いのがかわいいんだよね〜

A:いや!Bの話してるから!

こうして、自分の話なのに他人の話かのように扱うことで回避します。これのコツは自らを持ち上げることです。この例でいうと「〇〇がかわいいんだよね〜」の部分になります。そうすれば「自分で自分を褒めるな」というおもしろさも生まれます。

あと、子どもの頃に自己否定しちゃうと自己肯定感が低くなっちゃうのが怖いですから、なるべく自分で自分を褒めてほしいんです。

少し難しいかもしれませんが、この2つの方法でチャレンジしてみてくださいね。相談者さんのお子さんの悩みが解決することを祈っています(成功するように念をおくっておきます)。

まずは親が率先してやってみよう!

こうした技術は教えるよりも親御さんが実際にやって見せるほうが100万倍早くできるようになります。なんたって子どもは親のマネが得意ですからね。

だから、子どもが何か冗談を言ってきた時にしれっと使ってほしいです。これからもいろいろな技術をお伝えしますが、使っているところを見せてあげてください。どうか〜どうか〜お願いします(新年、初土下座)。

親御さんがお手本になってあげてくださいね!

今回のまとめ

では、今回のまとめっ!

  • からかわれるのは親しみがある証拠
  • 自分事として捉えないように返してみる
  • 第三者のように扱って返してみる

みなさんっ!来月2月はしばぴーの誕生日ですよ!
誕生日プレゼントをどしどしお待ちしていますっ!!(ウソ)
では、また来月お会いしましょう!!

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学び・遊び・教育

ネタ作家 芝山大補

お笑い芸人300組以上のネタ作家を務める人気お笑い講師。2007年NSC大阪校入学。2009年・2011年にはキングオブコント準決勝進出。ネタ作家に転身後は、賞レースのファイナリスト、セミファイナリストなどのネタ制作に携わる。
「笑いの力で人間関係に悩む人を救いたい」という思いから、お笑いの技術を言語化。2022年には「おもしろい話し方 芸人だけが知っているウケる会話の法則」(ダイヤモンド社)を出版し、2024年2月には7万部を達成。現在は大学や企業の講演でも活躍中。その他の著書に「お笑い芸人が教える みんなを笑顔にしちゃう話し方」(えほんの杜)がある。

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