第17回MOE絵本屋さん大賞2024発表!1位に選ばれたのは…あのベストセラー第2弾の作品
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『第17回MOE絵本屋さん大賞2024』の贈賞式が2025年1月30日、都内で開催されました。書店員さんに支持された絵本とは!?贈賞式での作家さんのコメントや入賞作品を紹介します。
「第17回MOE絵本屋さん大賞2024」とは?
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絵本のある暮らしを提案する月刊誌「MOE」が、全国約3000人の絵本専門店・書店の児童書売り場担当者にアンケートを実施して、2023年10月~2024年9月頃に出版された絵本の中からもっとも支持された絵本30冊を決定する年間絵本ランキングです。
また、MOE絵本屋さん大賞のほかに新人賞、ファーストブック賞、書店員さんによるベストレビュアー賞も発表されました。
第17回MOE絵本屋さん大賞2024受賞作品
1位に選ばれたのはベストセラー絵本の第2弾
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子どもが大ピンチに陥ってしまったとき、その大ピンチの理由がわかればこわくない!『大ピンチずかん2』では、新たに採用した「大ピンチグラフ」で、6つの要素からその理由を解明しています。たしかに大ピンチなのですが、思わず笑ってしまう親子で楽しめる絵本です。
絵本屋さん推薦コメント
子どもも大人も、かつて、いや、今でもたまに経験しているであろうピンチの数々。ネガティブな気持ちに苛まれても、そっと心によりそって笑いにかえてくれるチャンスの一歩。ほんのちょっとの心のもちようで人生や毎日を楽しくしてくれる一冊です。(蔦屋書店 高梁市図書館 中塚育子さん)
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鈴木さんは、「ピンチだと思うと萎縮してしまいがちですが、そんなときこそ人の本性や人柄が出て非常にキュートな瞬間が生まれると思います。そういうものを見つめて、“大ピンチだけどいいじゃん”って言えたり、ピンチを推進力に変えられたら生きていくのも楽になるんじゃないかなという思いで「大ピンチずかん」をつくっています」とコメント。
わが家の子どもたちも「大ピンチずかん」の大ファン!この絵本は、もしピンチが訪れたとしても楽しく乗り越えられそうな気持ちにさせてくれます。
第17回MOE絵本屋さん大賞2024受賞作品
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今回は10位に同時受賞があり、合計11冊の絵本が選ばれました。タイトルだけでも読みたくなるような、インパクトが強い作品がずらりと並んでいます。
1位『大ピンチずかん2』(鈴木のりたけ/作 小学館)
2位『わすれていいから』(大森裕子/作 KADOKAWA)
3位『シカしかいない』(キューライス/作 白泉社)
4位『いちごりら』(麻生かづこ/作 かねこまき/絵 ポプラ社)
5位『ちょっぴりながもち するそうです』(ヨシタケシンスケ/作 白泉社)
6位『トドにおとどけ』(大塚健太/作 かのうかりん/絵 パイ インターナショナル)
7位『火の鳥 いのちの物語』(手塚治虫/原作 鈴木まもる/文・絵 金の星社)
8位『おすしが あるひ たびにでた』(田中達也/作 白泉社)
9位『パンダのおさじと ふりかけパンダ』(柴田ケイコ/作 ポプラ社)
10位(同時受賞)『そそそそ』(たなかひかる/作 ポプラ社)
10位(同時受賞)『くまたのびっくりだいさくせん』(柴田ケイコ/作 白泉社)
全国の絵本屋さんが注目する新人作家の絵本
新人作家さんの中から選ばれた1位の作品は、こちら!
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「ほんじつ ごご2じごろ おおばまち にらやまの ぎょうざが いなくなり さがしています。とくちょうは……」町の放送を聞いたとしおくんはびっくり。ぎょうざが消えた!? なにがあったの? ぎょうざ、どうしたの? 考えをめぐらせるとしおくんでしたが……。
ユーモアたっぷりに描かれた絵を見ながら、ぎょうざがどこに行ったのか想像をするのがわくわくする!玉田美知子さんのデビュー作です。
0・1・2歳向け「ファーストブック賞」
赤ちゃんに読み聞かせしたい、ファーストブック賞1位!全国の絵本屋さんが選んだ0・1・2歳向けにおすすめの作品です。
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きらきらの全面ホログラムに、にこにこの動物たち。光るものが大好きな赤ちゃんの目をとらえて、脳の発達をうながす絵本です。子どもに絵本を読んだときに反応があるとうれしいですよね。SNSでも話題になった赤ちゃんに人気の作品です。
親子で楽しめる!想像力をかきたてる絵本
受賞作品の中には、家にある絵本やまだ読んだことがない絵本もあったのではないでしょうか。いままでたくさんの絵本に触れてきた絵本屋さんが選んだ作品は、子どもだけではなく大人の心を掴むようなものばかり。受賞作品を絵本選びの参考にするのもいいですね。