小学校入学までにやっておきたい「学習面」でのフォローをママ先生が伝授
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お子さんがいよいよ小学校に入学する時期が近づくと、「うちの子はこのままで学習についていけるのかな?」と心配になる人も多いのではないでしょうか。学習面での準備は、特別な教材や塾が必要なわけではなく、日常生活の中で無理なく取り入れられることがたくさんあります。
今回の「ママ先生といっしょ」では、小学校入学前にやっておきたい学習面でのフォローについて紹介します。
「学ぶ楽しさ」を育てる
まず大切なのは、学ぶことに対してポジティブな感情をもって入学することです。小学校では新しいことを学ぶ機会がたくさんありますが、「学ぶのが楽しい!」と思えると、自然と意欲的に取り組むことができます。
絵本の読み聞かせ
物語の世界に触れることで、言葉への興味や想像力が育まれます。私自身も我が子には寝る前の絵本タイムを大切にしています。ここでもひらがなが読めていないとだめ!というわけではなく、絵からお話を想像することもとても大切なことです。
お手伝いの中で学ぶ
料理や買い物で「いくつ必要かな?」「お釣りはいくら?」といった会話を通じて、自然に数や計算に親しむことができます。普段の家事を少しお子さんに任せてみることが大きな準備につながるかもしれません。
学習において必要な力の基礎づくりとして
授業では先生の話をしっかり聞くことが求められます。家庭でも、親子の会話を通じて「聞く力」と「話す力」を育てることができます。また、小学校ではひらがなやカタカナの読み書きを学びますが、入学前から少しずつ慣れておくとスムーズです。同様に算数の基礎となる数の概念も、日常生活の中で楽しく学べます。
会話のキャッチボール
子どもの話に耳を傾け、質問を交えて深く掘り下げることで、表現力が豊かになります。また「話を聞いてもらった」という経験をたっぷりとしていると、自然と先生や友達の話を聞けることが多いです。「今日誰と遊んだの?」と晩御飯の時に聞いてみたり、「今日楽しかったことは何かな?」と寝かしつけの時に振り返ってみても良いかもしれません。
お絵描きとひらがなを組み合わせてみる
絵の横に簡単な言葉を書くことで、自然と文字を書く練習になります。我が子もお絵描きの隅に自分の名前や好きな言葉を書いて楽しみながらひらがなを学んでいました。ひらがなを全部覚えよう!という感じではなく、自分の描いた絵と対応させてみる。自分の名前を書いてみる。そういった楽しみながら取り組む姿勢を大事にして欲しいです。
数を数える習慣
階段を上るときに「1、2、3…」と数えたり、おやつの数を一緒に数えたりしましょう。子どもは遊びの中で自然と数の感覚を身につけます。また、「りんごが3つあって、1つ食べたらいくつ残るかな?」といった日常のシーンで数遊びを取り入れるのもおすすめです。
「できた!」という成功体験を積み重ねる
小さな成功体験は、子どもの自信を育てます。「できた!」という達成感は、次のチャレンジへの原動力となります。結果だけでなく、頑張った過程も認めてあげることで、自己肯定感が高まります。子どもが挑戦したことに「よく頑張ったね!」と声をかけることを意識していくと良いでしょう。
おわりに
小学校入学はお子さんにとって大きなステップですが、無理なく楽しく準備することが何より大切です。私もママとして日々悩みながら、教員としての経験を活かして子育てをしています。日常の中で親子の時間を楽しみながら、少しずつ学びの基礎を育んでいきましょう。焦らず、笑顔でサポートすることが、お子さんにとって最高の学習環境となるはずです。