井上祐貴「大切なものを守れる強さ」

ヒーローごっこが好きな元気な子どもでした

―――どんな子どもでしたか？

とにかく活発でした。うるさい子どもだったんじゃないかな。サッカーと水泳、英会話を習っていて、今でもフットサルと水泳は続けています。英会話は半年でやめてしまったけど、続けておけばよかった。でも、体を動かすのが大好きだったことが、今のヒロユキ役に生きていると思います。遊びといえば、弟2人とヒーローごっこ。2人とも怪獣にして、僕がヒーロー。お兄ちゃんの特権でわーってやっつける（笑）。ウルトラマンとか怪獣のソフビ人形もいっぱい持っていて、いまだに実家の押し入れにしまってあるんですよ。兄弟3人でいつもギャーギャーけんかしながら遊んでいたから、実家の壁はボロボロです。

―――井上さんにとってヒーローとはどんな存在ですか？

子どものころから憧れていたヒーローのイメージは、弱いものや大切なものを守ろうとする強い気持ちを持っていること。パンチやキックが強いというカッコよさも含めて、大事なものを守れる心の強さがあるのが一番カッコいいヒーローだと思っていました。今はウルトラマンタイガとして地球を守れていることがうれしいですね。最終的には、宇宙人も地球人も関係ない、大切なものは命なんだと。仲間たちと絆を強めながら、成長していくヒーロー役は演じがいがありました。

アクションに定評のある俳優を目指しています

―――挑戦したいことは？

アクションを極めたいと、体作りとアクションの練習に取り組んでいます。将来的には、アクションもできる俳優として認められていたい。やり手の刑事役とかできていたら最高です。

―――この春公開される映画の見どころを教えてください。

この映画はニュージェネレーション7作の集大成でもあり、ヒロユキの集大成でもあります。特に、ニュージェネレーションの8人が一斉に変身するシーン。すごい迫力で、1回観るだけじゃ足りないぐらいの見応えがありますよ。これはぜひ映画館ならではの大画面で！　『ウルトラマンタイガ』の最終回から半年後の話なので、ヒロユキもぐっと成長しています。映画冒頭では、ピンチになるとホマレ先輩に助けられてばかりだったヒロユキがひとりで敵を倒すんです。つまずいてもはい上がって成長していくヒロユキに、感情移入してもらえたらうれしいです。

―――（読者の心翔くんから質問）どうしたらウルトラマンになれますか？

ウルトラマンになりたいんだ。僕も子どものころからずっとウルトラマンってカッコいいなあって思ってたよ。まず、お父さんお母さんの言うことを聞いて、当たり前のことをきちんとする。悪いと思うことはしない。それをずっと続けていけばきっとなれると思うよ。

石井清香さん［35歳］心翔くん［6歳］心結ちゃん［7歳］（ 神奈川県）

質問の一つひとつに真剣に答えてくれる姿に、息子もこんなカッコいい大人になってくれたらいいなと思いました。息子も大好きなヒロユキに会えて感激！　親子でずっと余韻に浸っています（笑）。