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担任に伝われ~!効果的な連絡帳の書き方を元小学校教諭がアドバイス
幼稚園や保育園では毎日の送り迎えのときに先生と顔を合わせますが、小学校は基本的に一人で通学。学校の先生と顔を合わせる機会はあまり多くありません。
私は元小学校教諭のため、まわりのママから「小学校に入学したら、担任の先生への連絡や相談はどうすればいい?」とよく聞かれます。
そこで今回は、私の経験からこうしてもらうとスムーズだったなという事例をお伝えします。
なお、学校によっては連絡の仕方が決まっている(電話は〇時~〇時の間でなど)こともありますので、学校のルールをまずは確認してみてくださいね。
緊急の連絡以外は連絡帳が基本です
お休みの連絡、体調のこと、服薬のこと、先生へお願いしたいことは基本的には連絡帳に記入しておきます。
「お腹の調子が良くないので、給食の牛乳はやめておいてください」
「昨夜から咳が出ているので、体育や休み時間の外遊びは様子を見てください」
「花粉症のため、ゴーグルを着用しています。」などの健康面での相談や、
「学校からのお便りを持ち帰ってきません」
「国語の教科書を失くしてしまったようです」という、ちょっと見てほしいこと、
「夏場の水分補給のため、水筒を持たせても大丈夫でしょうか」といった確認事項など、なんでも書いて大丈夫です。
ですが、授業をし、生活指導をし、休み時間に一緒に遊び…なんてやっていると下校までの時間はあっという間。
返事がそっけないものでも、押印だけでも、しっかり見ていますので、気にしないでほしいと思います。
お友達とのトラブルのときは
少し様子をみてほしい程度のトラブルのときは、手紙に書くのをオススメします。
連絡帳は不特定多数の人の目に触れることがあるので、読まれても問題ない内容のみにした方が無難です。
こみいった話で電話で話をしたいときは連絡帳で一言断っておくとスムーズです。
その際、「お話があるので、今日の放課後、電話いたします」と書いてあると、その日一日先生は「何の話だろう?」とそわそわして過ごすことになりますので、
「休み時間の過ごし方についてご相談があるので、放課後電話いたします」
「〇〇くんとケンカをしたようで、学校での様子を教えていただきたいです」
「給食がイヤだと泣いています。相談したいので、〇時ごろ連絡します」
などと、簡単に相談内容を書いておくと、事前に話を聞いたり、その日一日の様子を見たりできて、話がスムーズに進みます。
面談をお願いすることもできます
電話ではなく、直接先生とお話しした方が話しやすいこともありますね。
しかし事前連絡せずに行くと、せっかく行ったのに会議をしていたり、出張に行ってしまったりして対応してもらえないこともあります。
連絡帳や電話で来校することを伝えてから行きましょう。
面談は学年主任の先生や、副校長先生などが同席する場合があります。
ベテランの先生方が経験や知識からアドバイスをしてくれますので、気構えず、相談してみてくださいね。
「子どもたちに学校生活を楽しんでほしい!」という思いは、親も先生も同じです。
気になったことは遠慮せず先生に相談して、一緒に解決しながら、充実した学校生活を過ごせるといいなと思います。