【小1のリアル~給食編~】始まる前は不安だらけ…でもきっと大丈夫!
今回は小学校の給食についてです。給食が始まる前に心配な事といえば、好き嫌いが多い、食べるのが遅い、小食、お箸が上手に使えないなど、いろいろな不安がありますよね。わが家の長男は幼稚園も小学校もお弁当のため、娘は小学校で初めての給食で、当初は給食事情がよくわかりませんでした。娘は、ものすごく偏食で、食べる量も気分次第。初めは親子で心配していたのですが、3か月たった今では給食を楽しみにするほどになりました。
しかし偏食は治っていません!それなのに、どうして楽しみにしているのか?私の子ども時代とは違うところがありそうです。そこで、今どきの給食事情を書いてみたいと思います。
学校の給食試食会に参加
今年の6月、娘の小学校では4年ぶりに給食試食会を開催してくれました。コロナ渦以降中止されていたので学校側としても久しぶりの開催。1年生の保護者が参加しました(給食当番も募集していたので、もちろんやってきました♪)。私自身、小学校以来の給食です。
はじめに管理栄養士の先生からいろいろお話を伺えたので、良いな!と思ったポイントをまとめてみました。
1食器がプラスチック製
昔はアルマイト製でしたが、今はポリプロピレンやメラミンなどのプラスチック製の食器が使われています。アルマイトの無機質な感じも私は好きでしたが、プラスチック製になることで給食がすっかりオシャレなレストラン風に変身します。落としても割れにくい、軽い、熱くなりにくいという点も良いですよね。
2献立が豊富
献立の例としてプルコギ丼、ビビンバ、チキンストロガノフ、バンバンジー、ペンネアラビアータ、チャプチェ、パンプキンポタージュ、キムタク丼…挙げていくとキリがないですが、メニューを見ただけでおいしそうでわくわくします。もちろん肉じゃが、切り干し大根などのいわゆるおふくろの味的な物も出ます。だいたい1カ月で同じようなメニューのサイクルになっているようですが、こんなにメニューが豊富なら私も食べたい!うらやましいですね。
3学校内で手作り
私が住む市では、市内の小学校でメニューは統一されていますが、各学校で手作りをしています。実際に見せていただきましたが、野菜や肉類、魚類も1つずつ検品し、ジャガイモの芽も1つずつ取り除いてくれています。カレーライスも粉から作るというこだわり。子どもたちは口をそろえて「学校のカレーはおいしい!」と言っているのも納得。衛生上、材料をカットする部屋と調理をする部屋に分かれていて、調理場にはゴミを入れないようにしているという工夫もされていました。
全部手作りで時間もかかるため、栄養士さん、調理師さんの出勤時間は朝の6時半とのこと。大変なお仕事ですが、子どもたちのために、おいしく作っていただき感謝です。
4ゴミは少なめに
娘の学校の牛乳は紙パックですが、燃えないゴミは月に一度しか出せないので、3年生以上はストローを使わず直飲みでした。だた、牛乳アレルギーの子がいるクラスでは飛び散りなどを考え、全員ストローを使用するということも、よく考えられているなと感じました。
5給食ワゴンは教室前まで運んでくれる
これ、びっくりしました。昔より親切ですね(笑)、取り違えもなくなるし、倒してしまう危険性も減るし、特に低学年にはうれしいことなのかなと思います。子どもたちの口に入る物だから、安心・安全を第一に考え調理をしていただけると、保護者も安心して「給食沢山食べておいでー!」と思えます。
いよいよ試食
管理栄養士さんのお話の後はお待ちかねの試食会。給食当番に参加しましたが、これまた懐かしくて楽しかったです。大人目線で、全部同じ量で配れたかな?配り切れず残ってしまったな、などいろいろ気になってしまいましたが、1年生の娘たちも頑張って配膳していることがわかり、とてもうれしい気持ちになりました。
この日のメニューはかぼちゃグラタン、ボイル野菜(ゴマドレ)、胚芽パン、牛乳でした(高学年の量)。懐かしい味がするけれど、昔より断然おいしく、ボリュームも十分あって大人でも大満足でした。これを毎日食べられる子どもたちが、うらやましいな~。
偏食の多い娘の場合
とくにかく好き嫌いが多く、同じ食材でも食べる時と食べない時があるくらい気分屋です。例えば鶏の唐揚げ。揚げたては食べるけれど、冷めて硬くなったものは食べません。最近ようやくハンバーグを食べられるようになりましたが、基本的にお肉は食べません。野菜も味つけによってはたまに食べますが、ほぼ食べません。こんな感じなので、給食が始まる前日に娘が「給食どうしよう。心配で寝られない。」と言い出しました。こんなこともあろうかと先輩ママさんに聞いておいたのですが、最近は給食を無理に食べさせることはないとのこと。そのことを伝えたら安心していましたが、嫌いな物も一口はチャレンジしようねと約束をしました。
初日を無事終え、「給食、おいしかった!」と帰ってきた娘に、ほっと一安心。嫌いな物も一口食べたよとのこと。それでも心配性の娘は、しばらく慣れるまで献立をメモ用紙にうつし、ポケットに忍ばせるという娘にとって謎のお守りのようなものを持ち歩いていましたが、2週間ほどで終了し、給食を楽しみにすることが増えてきました。
ただ…残念なのは残してもよい!と思うようになってしまったこと。家庭によってそれぞれ考え方があると思いますが、わが家では残さず食べてほしいので、これからも食べるように促していきたいなと思っています。
ありがたい給食
始まってみるまで心配や不安が多かった給食ですが、好き嫌いが多い娘でも、お友達と一緒に食べたり、家と違う食材や料理にチャレンジできたりすることで、いつも食べない物を食べるようになる給食マジックが起こりました。あまり量を食べない娘ですが、好きな物に関してはおかわりまでするようになったようで、給食って本当にありがたい!
ちなみに給食の時間は20分くらいと決まっていて、食べきれなかったという日もありました。幼稚園でも卒園間近には時間を決めてお弁当を食べる練習をしていましたが、おうちでも練習してみるのも手ですね。
そしてお箸問題ですが、始まってすぐにお箸だけの日もあるようなので、これは練習しておいた方がよさそうでした。
給食は、食べることが好きな子にとっては楽しみな時間。食べることにあまり興味のない娘が少し変わってきたので、この調子で何でも食べられるようになるといいなと思います!