3歳から楽しめる!モンテッソーリ流、数字への興味を高める遊び

子どもが3歳を過ぎると、数字に興味を持ち始めることが増えてきます。「いち、にい、さん」と歌のように数えたり、街中で見かけた数字を読んでみたり。車が好きな子は、ナンバープレートの数字に注目することもありますよね。
そんな数字に興味を持ち始めた時期にぴったりなのが、モンテッソーリ教育で取り入れられている「助数詞遊び」です。これは遊びながら、数と助数詞(ものの数え方)を学べる活動です。家庭でも簡単に取り入れられるので、ぜひ試してみてください!
「助数詞」遊びとは?
日本語には、数を数えるときに使う「助数詞」があります。例えば、鉛筆は「本」、本は「冊」、ビー玉は「個」と、ものによって数え方が異なります。
この遊びでは、実際に物を集めながら「数字」と「数え方」を一致させる練習ができます。子どもが数の概念をより深く理解するのに役立ちますよ。
遊び方
準備するもの:
✅ 1〜10の数字が書かれたカード
遊びの手順:
- カードを準備する 1〜10の数字が書かれたカードを、数字が見えないように裏向きに並べます。
- カードを引く 1人ずつカードを引き、数字を確認したら、他の人には見せずに伏せておきます。
- 同じ数のものを探す 引いた数字と同じ数のものを部屋の中から探して持ってきます。 例えば「3」のカードを引いたら、鉛筆3本やビー玉3個などを集めます。
- 全員が終わったら確認する みんなが集め終わったら、カードをめくり、「カードは3です」「鉛筆を3本持ってきました」と発表し、数が合っているか確認します。 子ども1人で遊ぶ場合は、大人が確認役になります。
ポイント!

1人ずつカードを引き、数字を確認したら、他の人には見せずに伏せておきます。

「カードは3です」「鉛筆を3本持ってきました」と発表し、数が合っているか確認します。

一人が鉛筆を持ってきたら、他の人は別の物を持ってきます。
- 2枚目以降は、前回とは違うものを集めるとバリエーションが増えます!
- 「ビー玉は4個」「紙は4枚」など、助数詞を一緒に言ってみましょう。
この遊びで学べること
✔ 数字と量を一致させる練習:「3」とはどのくらいの量かを、実物を通して理解できます。
✔ 助数詞の使い方を知る:「個」「本」「枚」など、自然と正しい助数詞が身につきます。
✔ 記憶力を鍛える:引いたカードの数字を覚えておくことで、短期記憶のトレーニングになります。
遊びをもっと楽しくする工夫
⭐ おやつタイムに取り入れる
カードを引いて「出た数だけおやつを取れる!」ルールを作ると、子どもは大喜び!
ポップコーンや小さなお菓子なら、大きな数が出ても安心です。
⭐ 大人も一緒に参加する
子どもと一緒に「何を集めようかな?」と考えながら遊ぶと、より盛り上がります!
洗濯バサミ、クリップ、積み木など、すぐに見つけられるものを用意しておくとスムーズです。
もっと楽しめる!応用編
「手を叩いた数を当てるゲーム」
- 「今から手を叩くから、何回叩いたか数えてみてね!」 (ただし、声には出さずに心の中で数えてみる)
- カードを1枚引き、書かれている数字の回数だけゆっくり手を叩く。
- 子どもが「5回!」と答えたら、「どうかな?」と言いながらカードを見せる。
- 子どもが自分で数字を確認し、「合ってた!」「あれ?ちょっと違った!」と気づけるようにする。
- 慣れてきたら、叩くスピードやリズムを変えてみるのも楽しい!
子どもが問題を出して、大人が答える役になってもOK!
✅ ポイント!
- 「ピンポン!正解!」と言うのも楽しいですが、カードを見せて「どうかな?」と問いかけると、子どもが自分で気づくきっかけになります。
- うまくできたら、「いい耳しているね!」「よく聞いてたね!」と声をかけると自信につながります。
- ルールはゆるくてOK!大人も一緒に「何回だったかな?」と考えながら楽しんでみてください。
まとめ
「助数詞遊び」は、数字とものの量を一致させるのに役立つだけでなく、助数詞の使い方も自然と身につく楽しいゲームです。
家の中にあるもので簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね!
おやつタイムや外出先でも取り入れて、日常の中で楽しく数字を学びましょう😊