「イヤイヤ期」をこじらせないための4つの心構え

「イヤイヤ期」をこじらせないための4つの心構え

時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「イヤイヤ期に対する親の心構え」について。

イヤイヤ期をこじらせないための4つの心構え

「魔の2歳児」と言われるように、発語期に入ると嵐のように始まって3歳くらいまで続くイヤイヤ期。子どもによって差はありますが、赤ちゃんから幼児に成長するこの時期に、何らかの変化は必ず訪れます。

成長と共に「自分で考える力」が芽生え、その結果として起きると分かっていても、忙しい毎日の中ではついイライラしてしまうことも…。今回はイヤイヤ期をこじらせないための、ちょっとした心構えを4つ紹介します。

1.「こんなことが分かるようになったのね!」

やだやだ!◯◯しない!これが始まると「もういい加減、言うことを聞いて!」と声を荒げたくなりますよね。

でも少し頭を冷やしてみると、この前まで言われた通りにしていた子に「意志」が出てきた、つまり事態を把握して理解する力が芽生えてきたということに気付きます。

言葉はまだ未熟ですから、表現は「やだ、しない」の連発になってしまいがちですが、いろいろな考えを持っているのかもしれません。

2.「いま伸ばしたい力はこれなのね!」

何度言っても同じ所で引っかかる、同じいたずらをする、ずっとやり続ける…そんなときに中断したり、口や手を出したり、新しいことをさせると激しい抵抗にあうときがあります。

これは、身に付けたい動きや伸ばしたい力に夢中で取り組んでいる証拠。大人の横槍で集中が途切れてしまうのです。

大人から見ると「またやってる!」とイライラが募りますが、子どもは集中を繰り返しながら、しっかり成長していきます。

3.「こだわりは思考力の芽!」

この時期の子どもは秩序感が大好きです。「いつもと同じこと」が生活のリズムや、思考力のルールの基盤になるのです。

お気に入りの玩具の場所が変わった、いつも食べるデザートが無い、お風呂で洗う順番が違うなど、大人が気付かないような些細なことで、気持ちが荒れることがあるのです。

また、その時の気分で大人の対応が、叱る・叱らないなど変わってしまうと秩序感が乱れやすくなり、イヤイヤ期をこじらせることが多いようです。

4.「それでも、いつも味方!」

…とはいえ、私たちも仕事や家事に追われる忙しい中、イライラしてしまう瞬間、成長を見守れない日、急いでいて中断させる朝、つい怒ってしまう夜などがあるのは仕方ないことだと思います。

でも、子どもは私たちが思っているより粘り強く、親を信頼してくれるもの。寝る前にしっかりとキラーワードを伝えましょう!「大好き、宝物、味方だよ」と。イヤイヤ期のあなたでも、という一言は心にしまって。

ライター

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モンテッソーリ教育・食育 荒井聖子

SakuraEdu代表 コドモンテワークショップ主宰 
目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング、小学校受験指導をしながら、通算100回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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