豆苗だけじゃない!再生する野菜リボベジの魅力教えます

豆苗だけじゃない!再生する野菜リボベジの魅力教えます

物の値段が上がり、食事のメニューを考えるのにお困りの方多いのではないでしょうか?
そんな時、購入した野菜が1度だけでなく何度か食べられる再生野菜(リボーンベジタブル)は家計の見方になってくれます。
再生野菜というと豆苗が有名ですが、最近、急に高くなったキャベツや白菜なども再生します。そこで今回は、キャベツと白菜を中心に再生野菜について紹介します。

葉を食べきったキャベツや白菜の芯を水耕栽培すると再生します

柔らかい葉がリ・ボーン(再生)するキャベツ

キャベツが再生することを知ったのは、本当に偶然で、食べ終わった野菜のくずを肥料になったら良いなと家庭菜園をしている庭に埋めていました。あるとき、地面から緑の葉が出てきたので何か分からず農業に詳しい母に聞いたらキャベツであることがわかりました。葉の色も濃いし見た目が固そうに感じたので、おいしいか不安だったのですが食べた柔らかくておいしくてビックリ。それからはキャベツの芯は室内で水耕栽培しています。
食べ終わりそうになったら、葉を包丁で切り落とし、芯の部分を納豆の空になったパックに水を入れて水耕栽培しています。

キャベツの葉を切り落として水耕栽培スタート。」

3日後:葉が濃い緑色になります。

20日後:1番大きい葉は1.5cmに成長。

30日後:1番大きな葉は3.5cmに成長。

30日後に収穫:重さは6g。

お味噌汁に入れました。葉が柔らかくておいしいです。

味噌汁以外にもサラダに入れたり、鍋に入れてもおいしく食べられます。

白菜も再生します!

この冬、白菜も高かったので、白菜も再生できたら良いなと思い同じ方法で試してみました。

白菜の葉を切り落として水耕栽培スタート。食べるのに時間がかかりすでに少し葉が出てきています。

2日後:葉が濃い緑になります。

20日後:つぼみがでてきます。この時期、栄養価も高くおいしく食べられます。

30日後:満開の花が咲きます。日の当たる方向に向けて伸びていきます。

キャベツも白菜もアブラナ科の野菜で花が咲きます。花が咲いてしまうと栄養が花にとられてしまい、にがみも感じやすいので花が咲く前に食べることをおすすめします。葉を切り落とした場合と葉を剥いた場合では葉の生長の仕方も変わるのでそちらを観察してみるのも楽しいです。

葉の切り落とし方、葉のむき方を変えるだけで成長の仕方が変わります。

野菜だけじゃない!果物も再生します。

わが家のパイナップル畑

クラウンと身の部分を少し残してカットします。

クラウン部分を土に植えたり、水耕栽培すると育ちます。

7年前から子どもたちが大好きなパイナップルのリボベジ栽培にも挑戦しています。パイナップルは収穫できるまでに平均3年から5年かかるそうなので現在は観賞用として楽しんでいますが、いつか家族で食べられたら良いなと思っています。育て方はいろいろありますが、めんどくさがり屋の私はクラウンと呼ばれる葉の部分に身の部分を少し残してを切り落とし、庭に埋めてます。パイナップルは寒さに弱く、最初3年くらい(6株)は冬に枯らしてしまいました。3年半前からは寒くなると鉢植えに植え直し、室内栽培し温かくなると庭に移しているので枯らしていません。

他にも、小松菜、チンゲンサイ、ほうれん草などは根元から1cmくらい残して切り落とすと再生します。ジャガイモも芽が出てきてしまったら芽の部分を厚めに剥いて埋めるとしばらくすると芽がでて花が咲き実が採れます。芯、根、ヘタがある野菜は再生する野菜が多いので試してみるとおもしろいと思います。再生した野菜の葉はすごく柔らかくて甘みを感じられるのでおいしいし、なにより家族で野菜の成長を楽しめるのが楽しいのでおすすめします。

ライター

ひろこの画像

ひろこ

小学生の女の子2人の母で、料理教室で講師をしています。自分の経験を通し、お子さんが未就学児の今こそやっておきたいことをお伝えできたら良いなと思っています。

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