「たべっ子どうぶつ」がまさかの映画化!声優を務めた「Travis Japan」の松田元太さんがストーリーの魅力を語ります

ドラマ、吹き替え、アニメなど、幅広い役柄を演じている「Travis Japan」の松田元太さんが、たべっ子どうぶつのらいおんくんとして声優に参加!笑いあり、感動ありの癒し系エンターテインメント超大作映画「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」の魅力についてお聞きしました。

たべっ子どうぶつの歴史

1978年の発売以来、47年間愛され続ける国民的おかし。さまざまな動物をかたどったビスケットに、その動物の英語名がアルファベットで記され、「おいしく、楽しく、食べて学ぶ」をテーマに、世界20か国以上で販売されているギンビス社のロングセラー商品。

たべっ子どうぶつは身近な存在

ご褒美に食べられるお菓子でもあり、スーパーのレジ横にある、縦に小袋で5連になったものを見ると、今でもつい、買って食べたくなる、見かけるだけでハッピーになるお菓子ですよね。
小さい頃からずっと好きで、かわいいと思っていた「たべっ子どうぶつ」、今回、主人公である「らいおんくん」を担当することが決まり、どんなキャラクターなんだろう、と思うようになりましたね。
こんなに、たべっ子どうぶつのことを、深く考えたことはなかったのですが(笑)。

原作もストーリーもゼロから作られたこの映画の魅力とは

子どもはもちろん楽しめる内容だと思うんですけど、想像の斜め上をいくおもしろさと言いますか、大人は正直、この映画をなめてると思うんですよ。はっきり言って自分も、最初はそうでした。なんとなく想像がつくストーリーで、オチがあってみたいな緩やかな起承転結の感じだろうなと。でも、全然そんなことなくて、裏を突かれたというか、やられたな、超おもしろいじゃんって思ったし、心がキレイな人にはすごく刺さって、汚い人には多分改めるきっかけになっちゃう、ターニングポイントになっちゃうくらいのおもしろい作品になっているんです。どうぶつたちが話している言葉には重みがあって、人間として大事なことを述べている印象、やられましたね。

いい意味で裏切られたストーリー

かわいいだけじゃない、池田さん(脚本の池田テツヒロ氏)の頭の中すごいなと思いました。自分も、らいおんくんから教わることもたくさんあったなと感じます。

らいおんくんを演じるにあたり、準備したこと

小さい子から大人まで楽しんでもらえるということを頭に入れて取り組みました。らいおんくんの性格は、わがままなリーダーで、自己中なところもありますが、熱いものをもっていたり、いろんな良い部分を声で出すにあたり、普段は低めの声で話すんですけど、ガーッと一気にギアを上げながら高い声を出してみたり、かわいらしさを声で表現して、監督とも相談しながら、進めました。

2作目となる今回の声優、少し余裕はあった?

まったくなかったです。1ミリもないです!
1作目の「ライオン・キング:ムファサ」もそうでしたが、もともと声優さんへのリスペクト度合いが高いんですけど、今回はさらに高くて、レジェンドと呼ばれる声優さんの参加も多く、もう緊張まみれ。みなさんと一緒に収録はしていないんですけど、完成したものを見た時に、改めてすごさを感じたというか、迫力があるなと感じたので、みなさんにしがみつきながら、だけど楽しみながら、自分にしか出せないらいおんくんの表現を大事にしました。
(2作目だから)自分のリミッターを早めに解放できたので、いろいろな声の幅にチャレンジをしたり、スタジオの機材の使い方もわかっていたので(笑)、そこは少し良かったです。

アフレコ風景

達成感は?

ありました!セリフ量がかなり多かったので、それに関しての達成感はあったんですけど、映画を試写で観た時に、あ、もっとこういうの、表現できたかなとか、次のトライする機会があったらこうしたいなと思う時もありました。

クセ強リーダー らいおんくんの存在

ご自身との共通点

何に対してもまっすぐなところは似ているかなと思いつつ、ここまでまっすぐじゃないなって(笑)。
あんなに熱くないかな、そしてアイドルとしては同じ環境だけど、たべっ子どうぶつたちは売れているなっていう嫉妬はありますね。わがままな部分も似ているかもしれないですが、そのわがままを全部態度で示すところは、人だったら嫌われるレベルだと思うので違うなと思っています。似ているようで似ていない、無邪気でかわいい、そして仲間想いですよね。

らいおんくんのここに注目してほしいというシーンは?

ぞうくん(今回声優初出演となる、水上恒司さん)との掛け合いですね。ほっこりする場面や、ひとり突っ走るらいおんくんを陰で支えてくれる縁の下の力持ちだなと思えるシーン。あと、ゴッチャンとの掛け合いも、個人的には「スネ夫だ!」と思っていて。(ゴッチャンは「ドラえもん」の声優骨川スネ夫役を演じる関智一さん)そのワクワク感がありテンポが速くて楽しいので、ぜひ注目して欲しいです。

Travis Japanとたべっ子どうぶつの関わりについて

ゴッチャンとらいおんくんのような腐れ縁?の仲間っていますか?

メンバーが近い存在ですね。離れたいというのはまったくありませんが、ケンカもしますので、その時一瞬物理的に離れたいと思うだけ。別々になるとか、考えられないですし、そこでお互いに高め合っていくという存在として、近いかな。

たべっ子たちが世界を救うストーリー、今「Travis Japan」の活動で何かを救っているなと感じる瞬間はありますか?

ファンの方たちですね。最近、生放送の観覧で、親子一緒に来てくれる人の笑顔とか、うちわに書いてあるメッセージ、Instagramのコメントに「顔を見ているだけで笑える」とあったりして、そう思っていただけるだけでもありがたいなと感じるので、そういう方たちがいる限りは、自分も楽しみながら活動を届けたいなという思いは強くなります。

Travis Japanの曲が主題歌になっていますが、決まった時のメンバーの反応は?

「え、すご」って。たべっ子の主題歌できるの?(割と静かに、信じられないという表情で)うぇ~い!って感じでした。これだけ超有名な、たべっ子どうぶつの初の映画化の主題歌ということで、感謝しかないですし、たくさんの方に聞いてもらえるきっかけになるのかなと、ワクワクして収録もしましたし、エンドロールで流れるのもうれしいです。小さい子も、口ずさんでくれたり、ダンスもたべっ子に寄せて振り付けをしているので、覚えてマネしてくれたらうれしいです。

&あんふぁん読者にメッセージをお願いします

ゴールデンウィーク中に公開を迎えるということで、親子で劇場を訪れる方も多いかと思います。いろんな感情があふれる物語でもありますし、これを見た感想を園で話したら「モテるぜ!」って感じですかね。主題歌、「Travis Japan」だったぜってぜひ話してください(笑)。

親子でたべっ子どうぶつの映画に行こうと話す家庭って、あったかいんだろうなと、改めて思います。子どもがどういう風に見て笑うのか、感動して泣くのか、喜怒哀楽がわかりやすい作品でもあるので、「親御さんも、見た方がいいぜ」って。

「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」

5月1日(木)全国公開
松田元太 水上恒司 髙石あかり 藤森慎吾 蒼井翔太 小澤亜李 水瀬いのり 東山奈央 立木文彦 間宮くるみ 大野りりあな 関智一 大塚明夫 大塚芳忠
原作:ギンビス
監督:竹清仁 脚本:池田テツヒロ 企画・プロデュース:須藤孝太郎
主題歌「Would You Like One?」Travis Japan (Capitol Records / ユニバーサルミュージック)
2025年/90分/G/日本
クリエイティブプロデューサー:小荒井梨湖 音楽:羽柴吟
音楽制作:TBSテレビ、音響制作:グロービジョン、音響監督:横田知加子、アニメーションプロデューサー:宇井正人、CGスーパーバイザー:堺井洋介、アートディレクター:亀井清明、ラインプロデューサー:髙橋弘樹
宣伝プロデュース:KICCORIT
アニメーション制作:MARZA ANIMATION PLANET INC. 製作幹事:TBSテレビ
配給:クロックワークス TBSテレビ

©ギンビス ©劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会

「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」 公式HP

リンク一覧

企画/&あんふぁん編集部 取材・文/森岡陽子

ライター

こどもりびんぐ&あんふぁん編集部の画像

こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

学び・遊び・教育:新着記事

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌