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てぃ先生に聞いてみよう!「園から帰った後の、ご飯食べない、お風呂入らない、寝ない、子どもの3大拒否にヘトヘトです」

現役保育士であり、さまざまなメディアで活躍している「てぃ先生」は、子育て中のファミリーに寄り添う心強い存在。そんなてぃ先生に、読者のお悩みに応えてもらいます。
今回のお悩み:「ご飯食べない」「お風呂入らない」「寝ない」をどう乗り切る?
子どもの気持ちを尊重したいと思うのですが、園から帰った後の「ご飯食べない」「お風呂入らない」「寝ない」の3大拒否に疲れます。どのような工夫で乗り切ったらいいでしょうか。[3歳、5歳のママ]
ママの性格により、完璧をやめるor毅然とした態度で
ママの性格によって2通りのアプローチがあると思います。
1つ目は、食事なら「手洗いをして、立ち歩かず、残さず食べる」など、全てを完璧にやりたい性格の場合。子どもも集団生活を過ごして疲れて帰ってくる中、家でも多くのことを求められると反発したくなるものです。「今日は半分食べればいい」「体はだいたい洗えていればいい」「寝るのが少し遅くなってもいい」などとある程度は妥協し、50点でいいくらいの気持ちで接してみましょう。
2つ目は、子どもの要求を何でも受け入れてしまう性格の場合。過去に子どもが「お風呂入らない」と言ったときにお風呂の時間を遅らせて長く遊べたなどの成功体験があり、拒否を繰り返してママを試しているのかもしれません。時間になったら毅然とした態度で行動に移し、子どもに「騒いでも変わらない」と理解してもらうことも大切です。
それでも難しい場合は、3歳と5歳はコミュニケーションが取れる年齢なので当番制を試してみては。「ご飯係には配膳やあいさつを担当してもらう」といった役割を担ってもらうと、子どもに責任感が生まれ、行動しやすくなるかもしれません。
ここがPoint!
2つ目の性格の場合、子どもの気持ちを尊重してやることをズルズル先延ばしにするのは逆効果。ママは「今日はいいか」を作らず、ブレずに行動しましょう。