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「楽しい大家族の代表になりたい!」8人の子育てをしながら副業やボランティアにも熱心なワーママの原動力とは

「楽しい大家族の代表になりたい!」8人の子育てをしながら副業やボランティアにも熱心なワーママの原動力とは

「&あんふぁん」では、ママ・パパたちの「はじめのいっぽ」についてフォーカス。家事や育児以外で活躍するフィールドを持つママ・パパたちに、「私がチャレンジしていること・チャレンジしたいこと」について教えてもらいます。今回は&ブロガーズで8児のワーママである伊藤愛(めぐみ)さん。仕事だけではなく、ボランティアや資格取得などパワフルに活動している伊藤さんの新しいことを始めるきっかけや原動力についてお話を聞きました。

何足ものわらじを履く8児のママ

&ブロガーズ・伊藤愛さん

新宿大家族の8児ワーママ。家族構成は、夫・長男(高2)・長女(中3)・次男(中2)・三男(小6)・次女(小3)・四男(6歳児)・三女(4歳児)・五男(3歳児)の10人家族。ライター・Webデザイナーとネイリスト・アロマの講師として活動。

伊藤愛さんのブログ

仕事は大学の事務員として週4日働いています。兼業で新卒の就活を支援するメディアでWebライター、そしてネイリストの仕事をしています。ネイリストとしては新規のお客さんは受けていないのですが、週末に仕事をするようなかたちです。

「はじめのいっぽ」は震災での気付き

ネイリストになりたいと思ったきっかけは、東日本大震災を経験したことです。当時はWeb系の仕事でパソコンを使って仕事をしていたのですが、震災で電気が使えなくなったときに何もできないことに気がつきました。そこで、人に元気を与えられて自分でできる仕事はないかな…と考えて元々好きで興味もあったのでネイリストを目指すことにしました。勉強をしていく中で、ハンドトリートメントをするのにアロマの資格があったらいいなと思い、アロマの資格試験にも挑戦しました。

福祉ネイリストの資格も取得

私には、94歳と95歳になる祖母がいるのですが、足の爪が切りづらいということでネイリストである私がケアしてあげるよ!とやったのが失敗談でして…。成人の女性の爪と高齢者の爪は状態が全く違うということを知らずに祖母の爪を切ってしまい、流血させてしまったんです。そこで、深く反省をして高齢者向けのネイルを学ばないといけないということで、いろいろ調べて福祉ネイリストに出合いました。

PTA、ボランティア、ワークショップなど地域の活動にも夫婦で率先して参加

わが家ではパパがメインで PTA活動を行っていて、小学校では一昨年度まで4年間会長を務めました。中学校では昨年度から PTA 会長として 2期目になります。はじめは私が参加しようと思い、手を挙げたのですが集まりに行けなくなってしまいパパに代わりに行ってもらったのをきっかけとして、パパも積極的に活動してくれるようになりました。


代わりをお願いしたときは乗り気ではなかったのですが、PTAの集まりに参加したときにママさんたちしかいないことに衝撃を受けたようです。また、やり始めたら会議や集金など働いている人が参加しづらいシステムだったので、リモート会議を取り入れる、会議の回数を減らすなどの運営の見直しから行い、他のパパさんたちも巻き込んで環境を整えて、良い雰囲気の中でPTA活動に取り組むことができるようになりました。

ボランティア参加は地域の人たちとの交流を深められる

区のボランティアに参加登録していて、自分の経験を活かして「アロマワックスバー作り」のワークショップ、「ネイルサービス」などを開催しています。小さな子どもからおばあちゃんたちまで、幅広い年齢層の人と交流できる場になっています。

アロマワックスバー

仕事と子育てを両立させるための家族のサポート方法は?

わが家は近くに両親や親戚がいないので、夫婦での協力は必要不可欠になります。子どもが病気で仕事を休むときは、お互い半休をとって交代するなど調整をしています。私が土日にイベントやネイルの仕事をするときはパパが子どもたちを見ていますし、それぞれの時間が欲しいときは、事前予約制で(笑)スケジュールを調整しています。

子どもたちには得意なことを活かしてお手伝いをしてもらう

子どもたちには必然的に下の子の面倒を見てもらえると思ってはいますが、やはりみんなそれぞれ自分の時間が優先になってしまうので難しいところもあります。

例えば保育園のお迎えや急な呼び出しがあったときは、長期休みなどでお兄ちゃんたちが家にいれば保育園に事情を説明して迎えに行ってもらうこともありますね。


家事は、それぞれ得意なことが異なるので調理に興味がある子にご飯の手伝いをお願いするなど適材適所に振り分けるようにしています。子どもたち全員が同じようにできる、というのが理想ではありますが、年齢や性格も違うので、簡単なお手伝いからお願いして自信につなげていけるような工夫をしています。

活動の原動力は「たくさんの人に元気を与えたい」という思い

私は、たくさんの人に元気を与えたいという気持ちが原動力になっています。ボランティアなども自分の経験や知識を活かして人の役に立つことはできないかと常に考えて行動しています。仕事もやはりそれに基づいていくので、スペシャリストになるのは難しいかもしれないけれど、自分のライフスタイルに合った方法で新しいことにもチャレンジしながら活動していきたいと思っています。

これから挑戦したいことは「子育てキュレーター」

挑戦したいことはたくさんあるのですが、頑張って2つに絞りました(笑)。1つは「子育てキュレーター」になりたい!という目標があります。これは私が勝手に作った言葉なのですが、子育ての悩みはこの人に聞けば大丈夫というような存在になりたいです。

そして、もう 1つは「元気で楽しい大家族の代表になりたい」。少子化が問題になっているのに、子どもをたくさん産むと無計画と言われたり、子どもが多いと大変そう、などマイナスなイメージを持たれることがよくあります。

それらを払拭して、自分の経験を基に子育ての楽しみを発信して元気を与えたいなと思っています。子どものために働いてるのではなくて、子どものおかげで働いてる・挑戦できるという意識から変えていけたらいいですね。交流会などを開催して対面で話をしたり、子育てのことだけではなく女性のキャリアのことなどでも力添えができるようにみなさんのお役に立てることを発信していきたいです。

企画/&あんふぁん編集部、取材・文/やまさきけいこ

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