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「どれ捨てる?」と子どもに聞いていませんか?片づけをネガティブにしない!こんまり®メソッドによるおもちゃの片づけ法

こんまり®メソッドは片づけがスムーズに進む順番が体系化されています。今回は「おもちゃ」の片づけについて。
子どもに「こうなったらいいな」や「いま困っていること」を聞く
おもちゃは誕生日、クリスマス、それに加えてマクドナルドやレストラン等でもらうおまけのおもちゃもあり、気づけばどんどん増えていきますよね。あふれるおもちゃにイライラして「もう捨てるよ!」と思わず言ってしまったことがある人もいるのではないでしょうか(過去の私もそうでした)。
「おもちゃを片づけたい!」と思った時にまずやりたいことは、子どもにおもちゃ収納において「こうなったらいいな」や「いま困っていること」等、理想や悩みを聞くことです。

そこを飛ばしていきなり片づけに取りかかろうとすると「何のために片づけるのか?」がわからずにやりたくなくなるからです。「〇〇で遊びやすくしたい」「〇〇をしまうのが大変」等、いまどんな理想や悩みを持っているのか、ぜひ聞いてみてください。
おもちゃの片づけを「なんとかしてあげなきゃ」と親だけで頑張ろうとせず、子どもと一緒に相談しながら取り組んでいきましょう。
「どれ捨てる?」と子どもに聞いていませんか?
理想や悩みを聞けたら「その理想をかなえるために、その悩みを解消するために片づけよう!」と話すと、子どもの片づけのモチベーションもアップします。
具体的な手順としては、
- 家にあるおもちゃを全て出して一カ所に集める
- 残したいおもちゃを選ぶ
です。家にあるおもちゃを全て出すのはなかなか大変ではありますが、全て出すことで正確な量を把握することができます。

集めたおもちゃを前に 「こんなにあったのか…」「こんなに遊びきれないな…」と子どもが感じることもあります。
そしてここで「どれ捨てる?」「どれいらない?」と思わず聞きたくなると思いますが、「これからも遊びたいものはどれ?」と残したいものを選んでもらうのがポイントです。こんまりメソッドの特徴である「ときめきで選ぶ」というのは、「手元に残したいものを選ぶ」ということでもあります。
大人もそうですが、捨てるものを選ぶことはストレスになるので「片づけ=嫌」とネガティブなイメージになります。逆に残すものを選ぶことはポジティブで楽しいです。
おもちゃの片づけで得られること
成長に伴って子どものときめきは変化していくもの。残したいものを選ぶことで、子どもが「旬」のおもちゃで遊べるようになります。旬が過ぎたおもちゃも「せっかく買ってあげたのに、もったいない」と大人は残したくなるかもしれませんが、そのようなおもちゃを残しておくことは、旬のおもちゃで遊ぶ時間や空間を奪うことになります。

限られた時間や空間をよりときめくものにしていくために、この夏親子でおもちゃの片づけにトライしてみてくださいね。
次回、思い出品の片づけについてお伝えします。