話題の「プッシュ式洗剤」人気3選を徹底比較!気になる洗浄力・コスパは?
すすぎが1回で済むから、節水にも効果的!計量不要のプッシュタイプの「超濃縮洗濯洗剤」は洗濯の時短の味方。話題の洗濯洗剤3種類の洗浄力・香り・コストなど、気になるポイントを比較しました。柔軟剤を片手で計量できる、詰め替えボトルも紹介します。
洗濯は簡潔に!手間を省きたい
毎日行う洗濯。家族が多くなればなるほど、洗濯物も増えるし、洗濯機を回す回数も増えますよね。
わが家の場合、赤ちゃんを含む家族8人分の洗濯となると、7kgの洗濯機は毎日MAX。洗濯を干す場所の確保も大変です。出勤前は洗濯の時間も限られるため、洗濯予約をしたり乾燥機を使用したりするなど、なるべく手間を省いて、時短をしています。
洗濯の時短ポイント
①洗剤の計量が不要
②赤ちゃんを抱っこしながら片手で洗濯ができる
という点が、私の中では洗濯の時短ポイント。
第三の洗剤ジェルボール以外の洗濯洗剤で、この時短ポイントを押さえてくれる商品はないかな?と探してみたところ、ありました。最近、CMでも話題になっている「プッシュ式の超濃縮洗剤」です!
いくつかのメーカーが販売しているのですが、各社ボトルのデザインや成分などに、それぞれ特徴があります。その中でも、ドラッグストアやネットで手に入る、3つの商品を使い比べてみました。
持ちやすさ・洗浄力がすごい!「アタックZERO」
ワンハンドタイプのボトルは、持ち手を握ると洗剤が噴射されるので、キャップを取る手間が不要。片手だけで洗剤を計量できます。ノズルは液だれもなく、ササッと手早く洗剤を入れることができました。
蛍光剤無配合で、すすぎは1回でOK。洗い上がりは「すがすがしいリーフィブリーズの香り(微香)」と表記してありますが、私は「清潔感のある洗剤の良い香り」という印象でした。
縦型最大量の65Lで洗濯した場合、洗剤の量は5プッシュ(約25g)使用。1プッシュで約5g噴射されるので、この1本で洗濯約16回分、1回の洗剤コストは約33.75円です(※540円で購入した場合)。
また、ドラム式専用のワンハンドタイプも販売していますが、容量は380gで通常のワンハンドタイプと同じ価格。両方のタイプで使える通常のワンハンドタイプは400gなので、特に洗浄力に違いがないのであれば、通常のワンハンドタイプの方が20gお得だと思いました。
コスパ最強!?「カインズ 超濃縮 衣料用液体洗剤」
コスパ良し、使い勝手が優秀な商品がそろう、人気急上昇中のホームセンター「カインズ」が販売している洗濯洗剤です。これもプッシュ式の洗剤なので、計量が不要。裏面で残量や詰め替え時がわかる点は、消費者目線だと思いました。
漂白剤・蛍光剤不使用で、赤ちゃんの衣類にも使えます。すすぎは1回でOK、洗い上がりは「ライトグリーンの香り」と表記されていますが、特に香りは目立ちませんでした。3種類の中で一番無香に近く、柔軟剤の香りが引き立つ洗剤だと思いました。
縦型最大量の60Lで洗濯した場合、洗剤の量は4プッシュ(約12g)使用。1プッシュで約3g噴射されるので、この1本で約25回分、1回の洗剤コストは約15.92円です。
植物性エコ洗剤「メソッド ランドリーリキッドフレッシュエアー」
成分の95%以上が植物ベースで、低刺激性で肌にやさしく、ボトルは50%再生プラスチックを使用。動物実験を一切行っておらず、環境にも動物にも配慮したエコな洗剤として、自然派の人やエコ業界で大人気の洗濯洗剤です。そして…なんと8倍濃縮。
スリムなボトルは片手で握りやすく、プッシュも簡単。液だれもしませんでした。香りはクリーニングから仕上がったときの、さわやかで清潔感のある香りです。自然成分でもきちんと汚れが落ちていている、と感じました。
縦型最大量の65Lで洗濯した場合、洗剤の量は4.5プッシュ(約13.5g)使用。こちらは1プッシュで約3g噴射されるので、この1本で約22回分、1回の洗剤コストは約58.9円です。
ややコストが高い印象がありますが、輸入品なので高価になってしまっているのかな、と思いました。アメリカでは倍容量の大きなサイズが、もっと手頃な価格で手に入るそうです。
洗浄力に違いはあるのか? 9種類の汚れで検証
実際に“子どもがいる家庭でよくある汚れ”で実証してみました。白い雑巾に9種類の汚れを少しずつ付着させて、柔軟剤は使用せず適量の洗剤のみで、普段の洗濯物と一緒に洗濯してみます。
【1】アタックZERO
まずは、アタックZERO!汚れた雑巾を普通の洗濯物の中に入れて、適量の洗剤をプッシュ!
通常で洗濯をして、干して乾いた状態で比べてみると、このような結果に。予洗いがなくても、チョコシロップやしょうゆなどの食事の汚れはほぼなくなり、真っ白な元の状態に。洗浄力の強さを感じました。
【2】カインズ 超濃縮洗剤
続いて、カインズの超濃縮洗濯洗剤で試してみます。
通常モードで洗濯をして、干して乾いた状態で比べてみると、このような結果になりました。
【3】メソッド ランドリーリキッドフレッシュエアー
最後は、アメリカ産のエコ洗剤メソッドで試してみました。
洗濯機が終わり、他の洗濯物と一緒に干して乾いた結果は…、
3種類を使い比べてみましたが、特に洗浄力が心配といった商品はなく、
どの洗剤も、食べ物の汚れは予洗いなしでも、すすぎ1回で落としてくれました◎
口紅やファンデーションなどの油性の化粧品は、予洗いがないと落ちないようです。
比較的、どこのドラッグストアでも手に入る「アタックZERO」が、詰め替えも含め入手しやすいと思いましたが、カインズが近くにある人は「カインズ 濃縮洗剤」が一番コスパが良いと思います。
自然派の海外製「メソッド」は、デザインも良くオシャレな洗剤としても人気ですが、日本では取り扱いが限られていて、入手しにくいという印象でした。
柔軟剤も片手で入れたい!
柔軟剤はワンプッシュの商品が販売されていませんが、片手で計量ができる詰め替えボトルを発見しました。
デザインを損なわない、白いボトルがオシャレです!「漂白剤」「柔軟剤」「洗濯用洗剤」のラベルシールが付いていたので、「柔軟剤」を貼って、詰め替え用の柔軟剤をボトルに入れました。
使い方はまずフタを開け、ぎゅーっとボトルを握ると、なんと注ぎ口の下部から洗剤が湧き出てきました。
ぎゅーっと押すと液体が出て(左)
離すと液体は止まり計量完了!(右)
小学生の娘に「20の目盛りまでお願いね」と頼むと、ボトルをぎゅーっと押し、20の目盛りのところで手を離して、正確に計量ができました。小学生は両手でボトルを握っていましたが、大人なら片手で握れるので、柔軟剤の計量も片手でできてしまいます!
まとめ
通常の洗濯洗剤より少量なのに、しっかり汚れも匂いも落ちて、洗浄力がある!
プッシュできるボトルデザインは、「計量の目盛りが見づらい」「キャップからこぼす」などの不安がある人でも、片手で確実に正確に計量ができるので、洗濯の手間が軽減されて時短になると思います。
プッシュするだけの簡単操作は、大人が楽になるだけではなく、子どものお手伝いにもぴったりなので、一度試してみてはいかがでしょうか。