年末のお片付け法!家族みんなが使う3つのエリアを整えると家全体が見違える!

年末のお片付け法!家族みんなが使う3つのエリアを整えると家全体が見違える!

12月は何かと忙しく、家の片付けまでなかなか手が回らないというご家庭も多いかもしれません。そんなときは、「家族みんなが使うエリア」に絞って整えるのがおすすめです。ポイントを押さえれば、短時間でも家全体が整って見える効果が期待できますよ。今回は、年末の駆け込みでも取り組みやすく、見た目の変化を感じやすい3つのエリアと、片付けの基本ポイントを紹介します。

忙しいときの簡単片付け3ステップ

時間はあまり取れないけれど、家の印象をできるだけスッキリさせたいときに、優先して整えておきたいエリアが次の3つです。

  • 玄関
  • ダイニングテーブル
  • キッチンカウンター

これら3つのエリアに共通するのは、家族みんなが日常的に使うパブリックスペースであること。ここが整っているだけで、家全体が片付いて見えやすくなります。どこから手を付けるか迷ったら、次の3ステップを意識してみてください。

①捨てる

まずは、ペットボトルや使用済みのティッシュ、ダイレクトメールなど、明らかなごみ類や「もう使わない」と判断できるものを取り除きます。最初に不要なものを減らすことで、その後の片付けがぐっと楽になります。

②戻す

置き場所が決まっているものは、元の定位置に戻しましょう。出しっぱなしになっていたものを戻すだけでも、見た目は大きく改善します。

③物の住所を決める

まだ定位置が決まっていないものや、置き場所があいまいだったものは、この機会に物の住所を決めていきます。基本は使う場所の近くに収納すること。ただし、いつも同じ場所に置きっぱなしにしてしまうものは、その場所の近くに定位置を作るのも一つの方法です。

また、すでに似た用途のものや関連アイテムを収納している場所があれば、まとめて管理すると分かりやすくなります。時間がなく、すぐに判断できない場合は、仮置き用のカゴなどにまとめておき、後日見直しても問題ありません。

3ステップは順番通りに進めても、片付けたいものを「捨てる・戻す・住所を決める」に分類するところから始めてもOKです。

エリア1:玄関

「家の顔」とも言われる玄関は、新しいものが入ってくる場所でもあります。届いた荷物の段ボールや郵便物をそのままにしていると、玄関だけでなく、家全体が雑然とした印象になりがちです。できれば、届いたものはその日のうちに開封する習慣をつけておくと、後が楽になります。

まだ置き場所が決まっていないものや、飲料などの重いストック品は、つい玄関に仮置きしてしまいがちですが、この機会に玄関以外の一時置き場を決めておきましょう。納戸やリビング収納、キッチンなど、使う場所までの動線上で、出し入れしやすい収納が候補になります。

また、冬に使う手袋やマフラーなどの小物類は、期間限定で玄関に定位置を作っておくと便利です。カゴにまとめたり、家族別や子ども用・大人用で分けたりすると、見た目も使い勝手も整います。コートと一緒にハンガーやフックにかけておく方法もおすすめです。

冬小物をまとめて使いやすく収納

エリア2:ダイニングテーブル

ダイニングテーブルは物を置きやすく、気付くと散らかりやすい場所です。部屋の中でも占める面積が大きいため、ここが整っているかどうかで部屋全体の印象が大きく変わります。

テーブルの上をすっきり保つためには、周辺にある収納の使い方がカギになります。ステップ③で定位置を決める際、食事や作業で使うもの、つい置いてしまいがちなものは、テーブルから一番近い収納の中に置き場所を作っておくと戻しやすくなります。

片付け前

片付け後

また、未読の郵便物や一時的に使っているものをサッと避けられる仮置き場を用意しておくと、片付けのハードルが下がり、見た目も整いやすくなります。

ダイニングテーブルの脇をよく使うものの一時置き場にした例

エリア3:キッチンカウンター

キッチンカウンターの上も、つい物を置いてしまいやすい場所です。ダイニングテーブルから避けたものや、キッチン周りでよく使うものなどが集まりやすく、気付くと雑多な印象になりがちです。

カウンターはやや高めの位置にあって視線に入りやすく、部屋全体の印象にも影響しやすい場所のため、近くに収納がある場合は積極的に活用し、置きっぱなしを減らしていきましょう。

また、物を受け渡すような使い方をほとんどしない場合は、あえて飾り物を置くのも一つの方法です。生活感が出やすいものを一時的に置いてしまう余地をなくすことで、散らかりにくくなります。

飾り物を置くことでちょい置きを防ぐ

パブリックスペースをスッキリ見せるコツ

家の中のパブリックスペースは、個人の持ち物はできるだけそれぞれの定位置へ戻し、家族みんなが使うものも収納の中に置き場所を決めておくと、スッキリとした印象を保ちやすくなります。やむを得ず表に置く場合は、ダイニングテーブルの脇やキッチンカウンターの下など、視線に入りにくい“死角”を活用するのもおすすめです。

取り組みやすい場所を一つ整えるだけでも、家全体の見え方は変わってきます。忙しい時期だからこそ、無理のないところから始めてみませんか。

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整理収納アドバイザー ぽりこ

小5男子と中2女子の2児の母。楽して片付く暮らしやすい家をめざして日々研究中です。

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