靴のニオイ対策!「コーヒーかす」の即効性がスゴかった
梅雨の季節。雨で靴が濡れると、中がジメジメと湿って、ニオイが気になってきませんか。今回は、家にあるものですぐできる消臭対策を紹介。3つの方法を比較して検証してみました。効果的だったのは…?
靴のニオイの原因
靴を脱いだ瞬間にむわっと感じるニオイの一番の原因は、雑菌です。汗と足からはがれた角質が混ざって雑菌が繁殖します。足を覆う靴や靴下が蒸れやすい空間をつくり、さらに梅雨には特有の湿気がさらに加わるため、雑菌が活発になる環境が整ってしまうのです。
「重曹」「新聞紙」「コーヒーのかす」で消臭袋を作成
そこで、ニオイ対策の代表とされる
・重曹
・新聞紙
・コーヒーのかす
日用品3つを使って、子どもの靴のニオイにどれほど効果があるのかを同時に試してみました。
【用意するもの】
※それぞれ1足分の量
・重曹大さじ4 ・新聞紙2枚 ・コーヒーのかす大さじ4(おおよそコーヒーカップ4杯分) ・お茶パック
【下準備】
コーヒーのかすは、コーヒーを飲んだ後にフィルターに残った粉を一晩おいて、水分を蒸発させてサラサラな状態にしておきます。
【消臭袋の作り方】
・重曹大さじ2をお茶パックに入れる。これを2つ作る
・新聞紙1枚を靴の大きさに丸める。これを2つ作る
・コーヒーのかす大さじ2をお茶パックに入れる。これを2つ作る
お茶パックは粉がこぼれることを防ぐために、二重にしてくださいね。
スピード、手軽さ、長持ち度…ニオイ対策の1位は?
同じ環境下で使用した洗う前の子どもの靴の中に、用意しておいた消臭袋を入れます。
それぞれの効果を比較するチェック項目は、1.スピード(即効性)、2.手軽さ、3.消臭袋(剤)の長持ち度の3つです。
1.スピード(即効性)
→重曹△、新聞紙△、コーヒーのかす◎
1時間・3時間・6時間・一晩の時点での確認です。
1時間後の時点で効果が感じられたのは、コーヒーのかす。一晩おくと気になるニオイはまったく感じません。重曹と新聞紙においては、3時間後に多少の変化が出た後、一晩でほぼニオイが取れていました。
2.手軽さ
→重曹〇、新聞紙◎、コーヒーのかす△
くしゃくしゃと丸めるだけで消臭剤になる新聞紙が一番手軽にできます。掃除によく登場する重曹は掃除のタイミングで、コーヒーのかすはコーヒーを楽しんだ後に準備をする必要があります。
3.消臭袋(剤)の長持ち度
→重曹◎、新聞紙×、コーヒーのかす〇
1カ月経っても重曹の消臭袋は湿気もなく、消臭剤としての役割を果たしています。コーヒーのかすは約2週間、新聞紙は一晩で湿気を感じるようになりました。
以上の結果から、「長期間使い続けるなら重曹、雨が降った後に吸水ついでに消臭するなら新聞紙、一刻も早くニオイを取りたいときにはコーヒーのかす」というように、状況によって使い分けるとベストだという結果になりました!
靴のニオイが気になっているみなさんの参考になりますように。上手な対策で靴の中の環境もよくしてくださいね。