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雑巾の作り方。手縫いOK+5分で完成!アレンジで星やリボンにも

雑巾の作り方。手縫いOK+5分で完成!アレンジで星やリボンにも

新学期に向けて、園や学校の持ち物として欠かせない「雑巾(ぞうきん)」。100均やホームセンターで既製品が手に入りますが、使い古しのタオルや使わずじまいの粗品タオルで、簡単に手作りできます。所要時間5分!リサイクル・断捨離にもなりますよ◎

【1】「2枚重ね雑巾」の作り方(基本)

一般的な雑巾の作り方

フェイスタオルを半分に切って作ります。フェイスタオル1枚で、雑巾を2枚作ることができますよ。

1.フェイスタオル(今回は約90cm×34.5cmサイズを使用)を用意し、長い辺を半分の長さに切る

フェイスタオルの長い辺を半分に折り、布切りばさみで切る
半分に切れた状態(半分に切って、2つに分けた一方だけを使う)

2.先ほど切った辺と反対側の辺の端の、分厚くなっている部分を切り落とす(分厚い部分が残っていると、縫いにくいため)。下図の赤線に沿って切る

切れた状態

3.左右の切りっぱなしになっている辺と辺を合わせて、タオル地が中表になるように半分に折る

4.折り合わせた端を、縫い代5mm~1cmほどで縫う(下図の赤線が縫い線)

縫えた状態(わかりやすいように、水色の糸で縫っています)

5.筒状になっているタオル地の、開いている口から手を入れてひっくり返し、タオル地を外表の状態にする

6.2枚のタオル地がキレイに重なるように整え、下図の星印から長方形の周囲と中央を、「×」印になるように縫う。赤線の矢印に沿って、長方形の周囲をぐるっと1周縫ったら、続けて星印の角から、対角線上にある角に向かって、斜めのラインになるように縫う

1つめの辺(長方形の長い方の辺)を縫い代5mm~1cmほどで縫う

1つめの長い辺の端まで縫えたら、ミシンの針がタオル地に刺さったままの状態で、「押さえ」を上げる。タオル地を時計回りに90°ぐるっと回し(下図の黄色矢印に沿って回す)、「押さえ」を下げて2つめの辺(長方形の短い辺)を縫う

2つめの辺が縫えたら、先ほどと同様にタオル地を回して、3つめ→4つめの辺を縫い進め、長方形の周囲をぐるっと1周縫って、縫い始めの星印のところまで戻ってくる

縫い始めの星印まで戻ってきたら、針がタオル地に刺さったままの状態で「押さえ」を上げる。タオル地を時計回りに135°ぐるっと回し(下図の黄色矢印に沿って回す)、対角線上の角と直線縫いできる状態に、タオル地の位置を調整後、「押さえ」を下げて角まで縫い、いったん糸を切る

縫えた状態

7.次に、先ほど角と角をつないで縫った縫い線と交差するように、残った角と角をつないで縫う(下図の青線が縫い線)

完成!

【2】「2枚重ね雑巾」の作り方

上記「【1】「2枚重ね雑巾」の作り方(基本)」をアレンジした作り方

1.フェイスタオルを、長い辺で半分に切ったものを用意し、裏面を上に向けて置く

2.切りっぱなしになっている短い辺の端を、1cmほど内側に折ってまち針で留める

3.内側に折った辺を、向かい側の辺に重ね、タオル地を半分に折る

4.折り重ねたタオル地がズレないように気を付けて(適宜まち針で留める)、先ほどの作り方と同様に、長方形の周囲と中央を、「×」印になるように縫う。下図の星印から縫い始め、赤線の矢印に沿って、長方形の周囲をぐるっと1周縫い進め、縫い始めの星印まで縫い戻ってくる

5.続けて、星印の角から対角線上にある角に向かって、斜めのラインになるように縫う(下図の青線が縫い線)

完成!

【3】厚みのある「4枚重ね雑巾」の作り方

しっかりとした厚みのある雑巾の作り方

※フェイスタオル1枚で、雑巾を1枚作ることができます

1.フェイスタオル(今回は約75cm×33cmサイズを使用)を用意し、タオル地の裏面を上に向けて、横長の向きで置く

2.長い辺の半分のライン(下図の赤直線)に向かって、左右の辺の端をそれぞれ内側に折る

折れた状態

このとき、折り合わせたタオルの両端の、縫い代(分厚い部分)同士が重ならないように注意する

厚みのあるタオルの場合は、縫代が分厚く縫いにくいため、あらかじめ縫い代部分を切り取っておくといい(今回は、かなり薄手のタオルを使用したため、縫代は切り落とさずに作りました)

縫い代が分厚い場合は、切り落としておく

3.内側に折った部分がズレないように気を付けながら、さらに半分に折り重ねる

側面:4枚のタオル地が重なっている

4.折り重ねたタオル地がズレないように気を付けて(適宜まち針で留める)、「2枚重ね雑巾(基本)」と同様に、長方形の周囲と中央を「×」印になるように縫う

完成!

タオル地が4枚重なり厚みがあるため、ミシンで縫う際は布送りが滞ったり、針が刺さりにくい場合も。タオル地の端は生地が固くなっているため、縫い代を少し大きく取り、内側の柔らかい部分を縫うなど調整すると、スムーズに縫い進めることが可能。

フェイスタオルを「3つ折り」にして縫えば、3枚重ねの雑巾を作ることもできます。(縫い方は「2枚重ね雑巾(基本)」と同じです。)

ちょっとアレンジ!

ちょっとしたアレンジが手軽にできるのも、ハンドメイドならでは!長方形の周囲を縫った後、中央部分はあえてカラフルな糸で、模様を描くように縫うことで、雑巾に「星」や「リボン」を表現することができます。

黄色い糸で、星模様に縫ったもの
赤い糸で、リボン模様に縫ったもの

子どもの好きなマークや、子どもの名前を縫うのも良いですね。カタカナ文字なら、比較的簡単に縫うことができます。

上記ではミシンを使った作り方を紹介していますが、縫う部分は少ないので、手縫いでも負担なく作ることができます。縫い目もざっくりと粗めでOK!細かい点はあまり気にしないで、気軽にザクザクと縫い進めましょう!

年度始めの慌ただしいときに、手作りするのは面倒…、と気構えてしまいがちですが、いざ取り掛かってみると、案外簡単&短時間で作ることができますよ。ついつい捨ててしまっている使い古しタオルや、使わずじまいの粗品タオル。

断捨離も兼ねて、雑巾作りにトライしてみませんか?

ライター

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